授乳中のママにとって、毎日の水分補給はとても大切です。赤ちゃんのために質の良い母乳を届けたいけれど、忙しい日々の中で、何を飲んだらいいのか迷ってしまうこともありますよね。特に、コンビニエンスストアで手軽に買える飲み物の中から、母乳に良いものを選びたいと考えるママも多いのではないでしょうか。本記事では、授乳中のママがコンビニで賢く飲み物を選ぶためのコツと、おすすめの飲み物、そして避けるべき飲み物について詳しく解説します。
授乳中の水分補給が大切な理由

授乳中のママの体は、赤ちゃんに栄養を与えるために多くの水分を必要としています。適切な水分補給は、母乳の生成だけでなく、ママ自身の健康維持にも欠かせません。
母乳生成とママの健康維持
母乳の約80%から90%は水分でできています。赤ちゃんは毎日多くの母乳を飲むため、ママの体からは大量の水分が失われることになります。そのため、授乳中は通常よりも多くの水分を摂取する必要があるのです。水分が不足すると、母乳の量が減ったり、質が低下したりする可能性もあります。
また、母乳はママの血液から作られるため、サラサラで質の良い血液を保つことが、質の良い母乳を赤ちゃんに届けることにつながります。 十分な水分補給は、血液の循環を良くし、ママ自身の体調を整える上でも重要な役割を果たします。
脱水症状の予防と体調管理
授乳中に水分が不足すると、ママ自身が脱水症状を起こしやすくなります。脱水症状は、頭痛、疲労感、めまい、便秘などの不調を引き起こす原因となることがあります。 忙しい育児の中で、ママが体調を崩してしまうと、赤ちゃんのお世話にも支障が出てしまうかもしれません。
こまめな水分補給は、これらの不調を予防し、ママが元気に育児に取り組むための大切なコツです。特に、授乳中は喉が渇きやすいと感じるママも多いため、意識的に水分を摂る習慣をつけましょう。
コンビニで手軽に買える!母乳にいいおすすめの飲み物

コンビニエンスストアには、授乳中のママが安心して飲める、母乳に良い飲み物がたくさんあります。手軽に購入できるものの中から、特におすすめの飲み物をご紹介します。
ノンカフェインで安心!定番のお茶類
カフェインは母乳を通して赤ちゃんに移行し、赤ちゃんの睡眠や機嫌に影響を与える可能性があるため、授乳中はノンカフェインの飲み物を選ぶことが大切です。 コンビニで手軽に買えるノンカフェインのお茶は、授乳中のママの強い味方です。
- 麦茶: 日本の定番である麦茶は、カフェインゼロで、ミネラルや血行を良くするGABAが含まれています。 香ばしく優しい風味で、赤ちゃんにも安心して与えられるため、家族みんなで楽しめる飲み物です。
- ルイボスティー: カフェインレスの健康茶として世界中で知られているルイボスティーは、ミネラルが豊富で、血流を良くするポリフェノールの一種であるフラボノイドが含まれています。 特に、非発酵タイプのグリーンルイボスティーは、通常のルイボスティーに比べてフラボノイドの含有量が約10倍ともいわれています。
- たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー): たんぽぽの根を焙煎して作られるノンカフェインのお茶で、コーヒーのような香ばしさが特徴です。 タラクサシン、イヌリン、コリン、ルテインといった有効成分を含み、腸内環境の改善や血糖値の上昇を穏やかにする働きが期待できます。 鉄分やミネラルも含まれており、母乳の出を促す作用や母乳の質の向上にもつながるといわれています。
- 黒豆茶: 香ばしい風味で飲みやすく、ノンカフェインであるため、授乳中の水分補給に適しています。 血流を良くする効果も期待できるため、体を温めたい時にもおすすめです。
- その他ハーブティー: 多くのハーブティーはカフェインを含んでおらず、授乳期のためにブレンドされたものもあります。 フェンネルやフェヌグリークなど、母乳サポートに良いとされるハーブが含まれているものを選ぶと良いでしょう。 ただし、一部のハーブ(セージやペパーミントなど)は母乳の分泌を抑制する可能性があるため、授乳期向けとして販売されている製品を選ぶことが重要です。
栄養補給もできる!乳製品・豆乳
牛乳や豆乳は、手軽にタンパク質やカルシウムを補給できる飲み物です。特にカルシウムは、産後に母乳を通して赤ちゃんに届くため、ママの体で不足しがちになります。 骨量の減少を防ぐためにも、積極的に摂取したい栄養素です。
牛乳は、そのまま飲むだけでなく、温めてホットミルクにしたり、ココアやきな粉を加えてアレンジしたりするのも良いでしょう。豆乳は、牛乳が苦手な方や乳製品を控えたい方にもおすすめです。無調整豆乳であれば、余計な糖分を気にせずに飲めます。
手軽にビタミン補給!野菜ジュース・果物ジュース
野菜ジュースや果物ジュースは、手軽にビタミンやミネラルを補給できる飲み物です。特に、栄養強化型の野菜ジュースには、葉酸など授乳中に必要な栄養素が豊富に含まれているものもあります。
ただし、糖分が多く含まれているジュースもあるため、選ぶ際には成分表示を確認し、糖分の少ないものを選ぶように心がけましょう。 ストレート果汁100%のジュースや、野菜の割合が多いジュースがおすすめです。
効率的な水分補給に!スポーツドリンク・経口補水液
スポーツドリンクや経口補水液は、汗をかいてミネラルが失われた時や、体調が優れない時の水分補給に役立ちます。電解質がバランス良く含まれているため、効率的に水分を体に吸収させることができます。
特に、大塚製薬のポカリスエットは、母乳の分泌量が増えたという声もありますが、糖分が含まれているため、飲み過ぎには注意が必要です。 また、冷たいままだと体を冷やす可能性があるので、常温で飲むことをおすすめします。
温活にも!米麹甘酒
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高く、特に米麹から作られた甘酒はノンアルコールで、授乳中のママにもおすすめです。 胃腸に優しく、ビタミンB群やアミノ酸、ブドウ糖などが豊富に含まれており、疲労回復にも役立ちます。
温めて飲むことで体を温める効果も期待でき、冷えやすい授乳中のママにとって嬉しい飲み物です。ただし、商品によっては砂糖が添加されているものもあるため、原材料を確認し、米麹と米のみで作られたものを選ぶようにしましょう。
授乳中に避けたい・控えたい飲み物

母乳育児中は、ママが口にしたものが母乳を通して赤ちゃんに影響を与える可能性があります。そのため、摂取を避けたり、控えたりするべき飲み物があります。
カフェインを多く含む飲み物
カフェインは母乳に移行し、赤ちゃんが摂取すると興奮作用や覚醒作用により、寝つきが悪くなったり、夜泣きが増えたりする可能性があります。 日本では明確な基準はありませんが、授乳中は1日200mg以下(コーヒーならマグカップ1~2杯程度)が望ましいとされています。
コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶、エナジードリンク、コーラなどにはカフェインが多く含まれています。 これらを完全に避けるのが難しい場合は、量を控えたり、ノンカフェインの代替品に置き換えたりするコツを取り入れましょう。
アルコール飲料
アルコールは摂取後すぐに母乳に移行し、赤ちゃんがアルコールを分解する能力はほとんどありません。 大量に摂取した場合、赤ちゃんがアルコール中毒になる恐れもあるため、授乳中のアルコール摂取は避けるべきです。
どうしても飲みたい場合は、授乳直後に少量に留め、飲酒後最低3時間は授乳を控える、事前に搾乳しておくなどの対策が必要ですが、基本的には控えることが望ましいです。 赤ちゃんの健康を第一に考えましょう。
糖分が多い清涼飲料水
糖分を多く含む清涼飲料水は、血糖値を急上昇させたり、母乳がスムーズに流れにくくしたりする可能性があります。 母乳が流れにくくなると、乳腺が詰まりやすくなり、乳腺炎などのトラブルを招く原因となることもあります。
ジュースや炭酸飲料、加糖のコーヒー飲料などは、糖分がたっぷり含まれているため、授乳中はできるだけ控えるようにしましょう。 代わりに、水やノンカフェインのお茶を選ぶのが賢明です。
体を冷やす冷たい飲み物
体を冷やす冷たい飲み物は、血流を悪くし、母乳の出を悪くする可能性があるといわれています。 特に産後のママの体はデリケートなので、体を冷やさないように心がけることが大切です。
冷たい飲み物ではなく、常温や温かい飲み物を選ぶようにしましょう。温かい飲み物は、体を温めるだけでなく、リラックス効果も期待できます。
母乳分泌を妨げる可能性のあるハーブティー
多くのハーブティーは授乳中に良いとされていますが、一部のハーブには母乳の分泌を抑制する作用があるといわれています。例えば、セージやペパーミントなどが挙げられます。
ハーブティーを選ぶ際は、必ず「授乳中も安心」といった表記があるか、原材料をよく確認することが大切です。不明な場合は、助産師や医師に相談することをおすすめします。
授乳中の飲み物選びのコツと注意点

授乳中の飲み物選びは、母乳の質や量だけでなく、ママ自身の体調にも大きく関わります。日々の生活に取り入れやすいコツをご紹介します。
常温または温かい飲み物を選ぶ
体を冷やさないためにも、飲み物はできるだけ常温か温かいものを選びましょう。 特に、冷えやすい体質のママや、冬場は温かい飲み物を積極的に摂るのがおすすめです。温かい飲み物は、血行を促進し、母乳の出を良くする効果も期待できます。
コンビニで飲み物を買う際も、ホットコーナーにあるお茶や、常温で販売されているミネラルウォーターなどを選ぶように心がけましょう。自宅で飲む場合は、白湯や温かいハーブティーなどが良いでしょう。
一度にがぶ飲みせずこまめに摂取する
一度に大量の水分を摂っても、体は全てを吸収しきれず、尿として排出されてしまうことが多いです。 効率的に水分を補給するためには、喉が渇く前に、コップ1杯(200~250ml)程度の量をこまめに飲むことが大切です。
授乳の前後や、食事の際、休憩時間など、タイミングを決めて飲む習慣をつけると良いでしょう。1日に1.5リットルから2リットルを目安に水分を摂ることを意識してみてください。
飲み物の種類を偏らせない
特定の飲み物だけを大量に飲むのではなく、水、お茶、乳製品、ジュースなど、様々な種類の飲み物をバランス良く摂取することが大切です。 これにより、偏りなく様々な栄養素を補給でき、母乳の質を保つことにもつながります。
例えば、朝は温かいお茶、昼は水、おやつには牛乳や豆乳、夜はまた温かいお茶、といったように、時間帯や気分に合わせて飲み物を変えてみるのも良いでしょう。
授乳スペースの近くに飲み物を置く
忙しい授乳期間中は、自分の水分補給を忘れがちになります。そこで、授乳する場所の近くに、いつでも飲めるように飲み物を置いておくのがおすすめです。
ペットボトルや水筒、タンブラーなどを手の届く場所に置いておけば、授乳中や授乳後すぐに水分を補給できます。夜間の授乳時にも、すぐに飲めるように準備しておくと安心です。
よくある質問

授乳中の飲み物に関して、ママたちが抱きやすい疑問にお答えします。
授乳中に飲んでもいいお茶の種類は?
授乳中に飲んでも良いお茶は、基本的にノンカフェインのものです。具体的には、麦茶、ルイボスティー、たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)、黒豆茶などがおすすめです。 ハーブティーの中にも授乳期向けにブレンドされたノンカフェインのものがありますが、一部のハーブは母乳の分泌を抑制する可能性があるので、製品表示をよく確認しましょう。
牛乳は母乳に影響する?
牛乳は、母乳の生成に必要なカルシウムやタンパク質を補給できる良い飲み物です。 基本的に母乳に悪い影響を与えることはありません。ただし、ママや赤ちゃんが乳製品アレルギーを持っている場合は注意が必要です。また、冷たい牛乳を大量に飲むと体を冷やす可能性があるので、常温に戻したり温めたりして飲むのがおすすめです。
スポーツドリンクは毎日飲んでも大丈夫?
スポーツドリンクは、電解質を効率良く補給できるため、脱水時や運動後などには有効です。しかし、糖分が多く含まれている製品も多いため、日常的に毎日大量に飲むのは避けた方が良いでしょう。 糖分の摂りすぎは乳腺炎のリスクを高める可能性もあります。普段の水分補給は水やノンカフェインのお茶を中心にし、スポーツドリンクは必要な時に限定して利用することをおすすめします。
授乳中に避けるべき飲み物は?
授乳中に避けるべき飲み物は、カフェインを多く含むもの(コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど)、アルコール飲料、そして糖分が多い清涼飲料水です。 これらは母乳を通して赤ちゃんに影響を与えたり、ママの体調不良や乳腺トラブルの原因になったりする可能性があります。また、体を冷やす冷たい飲み物も控えめにしましょう。
母乳が出ないのは水分不足のせい?
母乳が出ない原因は様々ですが、水分不足もその一つとして挙げられます。 母乳の約9割は水分でできているため、ママの水分摂取量が少ないと、母乳の生成に影響が出ることがあります。 ただし、水分摂取量だけが原因ではなく、授乳回数の不足、疲労、ストレス、食生活の乱れなども影響します。 こまめな水分補給は大切ですが、それだけでなく、休息やバランスの取れた食事も心がけましょう。
母乳の質を良くするにはどんな飲み物がいい?
特定の飲み物だけで母乳の質が劇的に変わるわけではありません。母乳の質を良くするためには、まずママ自身が栄養バランスの取れた食事を摂り、十分な水分補給をすることが最も重要です。 その上で、ミネラル豊富なルイボスティーや、鉄分を含むたんぽぽ茶など、ママの健康維持に役立つ飲み物を取り入れると良いでしょう。 冷たいものよりも常温や温かい飲み物を選ぶことで、体の巡りを良くするコツも意識してみてください。
まとめ
- 授乳中のママは1日1.5~2リットルを目安に水分補給が必要。
- 母乳の約80~90%は水分で、水分不足は母乳量や質に影響する。
- コンビニで買えるノンカフェインのお茶(麦茶、ルイボスティー、たんぽぽ茶など)がおすすめ。
- 乳製品や豆乳はカルシウムやタンパク質補給に役立つ。
- 野菜ジュースや果物ジュースはビタミン補給に良いが、糖分に注意。
- スポーツドリンクは効率的な水分補給に役立つが、飲み過ぎは避ける。
- 米麹甘酒は栄養豊富で体を温める効果も期待できる。
- カフェインを多く含む飲み物(コーヒー、紅茶など)は控えめに。
- アルコール飲料は母乳育児中は避けるべき。
- 糖分が多い清涼飲料水は乳腺炎のリスクを高めるため控える。
- 体を冷やす冷たい飲み物よりも常温や温かい飲み物を選ぶ。
- 一度にがぶ飲みせず、こまめに水分を摂取する。
- 飲み物の種類を偏らせず、バランス良く摂る。
- 授乳スペースの近くに飲み物を置いて、水分補給を習慣化する。
- 母乳の質を良くするには、バランスの取れた食事と十分な水分補給が基本。
