子どもの頃に習っていたそろばん、大人になって「あれ、どうやるんだっけ?」とやり方を忘れてしまった方も多いのではないでしょうか。計算機やスマートフォンが普及した現代でも、そろばんは脳の活性化や集中力向上に役立つ優れたツールとして再注目されています。本記事では、そろばんの基本的な使い方から、足し算・引き算の具体的な方法、そして効果的な練習方法まで、忘れてしまったそろばんのやり方を思い出すための情報を徹底的に解説します。
もう一度そろばんを手に取り、その奥深さに触れてみませんか。
そろばんのやり方を忘れても大丈夫!基本から思い出そう

そろばんのやり方を忘れてしまっても、心配はいりません。まずは、そろばんの基本的な構造と、数字の表し方をゆっくりと確認することから始めましょう。そろばんの珠を動かす感覚を思い出すことが、再び計算を楽しむための第一歩となります。
そろばんの各部名称と珠の役割
そろばんは、いくつかの部分から構成されています。まず、そろばんの周りを囲む「枠」、中央を横切る「梁(はり)」、そして梁の上にある「五珠(ごだま)」と、下にある「一珠(いちだま)」です。五珠は一つで「5」を表し、一珠は一つで「1」を表します。これらの珠を梁に近づけたり離したりすることで、数字を表します。
梁に接している珠が、その桁の数字として認識されるのです。各部の名称と役割を理解することは、そろばんの操作をスムーズに行う上で欠かせません。
数字の表し方とご破算の基本
そろばんで数字を表すには、まず「定位点(ていいてん)」と呼ばれる目印のある桁を「一の位」と定めます。そこから左へ順に十の位、百の位となります。例えば、一の位で「1」を表すには、下の一珠を一つ梁に上げます。「5」を表すには、上の五珠を一つ梁に下げます。「6」を表すには、五珠を下げ、さらに一珠を一つ上げます。
数字を置く前に、すべての珠を初期位置に戻す操作を「ご破算(ごはさん)」と呼びます。これは、五珠を上に、一珠を下に離した状態です。新しい計算を始める際には、必ずご破算をしてから始めましょう。
具体的な数字の表し方は以下の通りです。
- 1:一の位の一珠を1つ上げる
- 2:一の位の一珠を2つ上げる
- 3:一の位の一珠を3つ上げる
- 4:一の位の一珠を4つ上げる
- 5:一の位の五珠を1つ下げる
- 6:一の位の五珠を1つ下げ、一珠を1つ上げる
- 7:一の位の五珠を1つ下げ、一珠を2つ上げる
- 8:一の位の五珠を1つ下げ、一珠を3つ上げる
- 9:一の位の五珠を1つ下げ、一珠を4つ上げる
- 10:十の位の一珠を1つ上げる
指の動かし方が重要!足し算と引き算の基本操作

そろばんの計算は、指の動かし方、特に親指と人差し指の使い方が非常に重要です。正しい指使いを身につけることで、効率的かつ正確に計算を進めることができます。ここでは、足し算と引き算の基本的な操作と、そのコツを解説します。
足し算の基本と繰り上がりのコツ
そろばんの足し算は、基本的に親指で一珠を上げ、人差し指で五珠を下げる動作で行います。例えば、「2+1」であれば、一の位に2を置き、さらに1を親指で足します。 繰り上がりのある足し算は、少し複雑に感じるかもしれません。例えば、「8+3」の場合、一の位に8を置いた後、3を足す珠がありません。このとき、「3を足せないときは、7を引いて10を足す」という「補数(ほすう)」の考え方を使います。
つまり、一の位から7を人差し指で引き、十の位に1を親指で足すのです。 この補数の関係を覚えることが、繰り上がり計算をスムーズに行うための重要なコツです。
足し算の基本的なパターンは以下の3つです。
- シンプルな足し算:その位の珠だけで計算できる場合(例:1+3)
- 五珠を使った足し算:五珠を動かすことで計算できる場合(例:2+3 → 5を足して2を引く)
- 繰り上がりのある足し算:その位の珠だけでは足りず、上の位から借りてくる場合(例:8+3 → 7を引いて10を足す)
引き算の基本と繰り下がりのコツ
引き算は、基本的に人差し指で一珠を下げ、親指で五珠を上げる動作で行います。例えば、「5-2」であれば、一の位に5を置き、人差し指で2を引きます。繰り下がりのある引き算も、足し算と同様に補数の考え方を使います。例えば、「13-8」の場合、一の位に3がありますが、8を引くことができません。このとき、「8を引けないときは、10を引いて2を足す」という補数の関係を使います。
つまり、十の位から1を人差し指で引き、一の位に2を親指で足すのです。 引き算九九を覚えることも、繰り下がり計算を効率的に行う上で役立ちます。
引き算の基本的なパターンも以下の3つです。
- シンプルな引き算:その位の珠だけで計算できる場合(例:7-3)
- 五珠を使った引き算:五珠を動かすことで計算できる場合(例:7-4 → 5を引いて1を足す)
- 繰り下がりのある引き算:その位の珠だけでは足りず、上の位から借りてくる場合(例:13-8 → 10を引いて2を足す)
正しい指の動かし方で計算を早める
そろばんの計算速度を早めるためには、正しい指の動かし方、いわゆる「運指法」を習得することが不可欠です。 基本的には、一珠を上げる際は親指、一珠を下げる際や五珠を動かす際は人差し指を使います。 特に、6、7、8、9のように五珠と一珠を組み合わせて表す数字を動かす際は、親指と人差し指を同時に使う「二指法」が推奨されます。
この二指法を習得することで、無駄な動きが減り、計算が格段にスムーズになります。指の動きを意識してゆっくりと練習し、徐々に速度を上げていくことが、計算を早めるための確実な方法です。
指の動かし方の基本ルールは以下の通りです。
- 一珠を上げる:親指
- 一珠を下げる:人差し指
- 五珠を動かす(上げる・下げる):人差し指
- 6, 7, 8, 9のように五珠と一珠を同時に動かす:親指と人差し指を同時に使う
忘れてしまったそろばんを効果的に練習する方法

一度忘れてしまったそろばんのやり方を思い出し、さらに上達させるためには、継続的な練習が重要です。現代では、様々な練習方法やツールが利用できます。自分に合った方法を見つけて、楽しみながらそろばんのスキルを高めていきましょう。
無料の練習問題やアプリを活用する
そろばんの練習には、市販の問題集だけでなく、インターネット上の無料練習問題やスマートフォンアプリも非常に有効です。例えば、「トモエそろばん」のパッチートレーニングシリーズは、初心者から段階的に学べる定番の教材です。 また、「そろばんドリル」や「そろばん入門 – 足し算引き算 -」のようなアプリは、手軽にどこでも練習できるため、忙しい大人にもおすすめです。
アプリの中には、ゲーム感覚で楽しみながら暗算力を鍛えられるものもあります。 これらのツールを上手に活用することで、飽きずに継続して練習に取り組むことができるでしょう。
おすすめの練習方法とツール:
- 市販の問題集:「トモエそろばん パッチートレーニング」シリーズ、「ちびっこそろばん」シリーズなど、レベル別に選べるものが豊富です。
- 無料の練習問題:インターネットで「そろばん 練習問題 無料」と検索すると、多くのサイトが見つかります。
- そろばんアプリ:「そろばんドリル」、「そろばん入門 – 足し算引き算 -」、「シンプルそろばん」など、手軽に始められるものが多数あります。
大人から始めるそろばんのメリットと継続のコツ
「そろばんは子どもの習い事」というイメージがあるかもしれませんが、大人になってからそろばんを始めることには多くのメリットがあります。 そろばんは脳の右脳と左脳をバランス良く刺激し、記憶力、集中力、計算能力、問題解決能力、さらには認知機能の向上にも効果があると言われています。 また、指先を動かすことで脳の血流が促され、認知症の予防・改善効果も期待されています。
新しいスキルを学ぶことによる自己肯定感や達成感も得られるでしょう。 継続のコツとしては、毎日10分から15分程度の短時間でも良いので、無理なく続けることが大切です。 質の高い短時間の練習を毎日続ける方が、週に1回長時間練習するよりも効果的であることが分かっています。 目標を設定したり、オンラインコミュニティで仲間と交流したりすることも、モチベーション維持につながります。
大人からそろばんを始めるメリット:
- 脳の活性化と認知機能の向上
- 計算能力と集中力の向上
- 記憶力と瞬発力の向上
- 自己成長と達成感
- 日常生活や仕事での実用性(家計管理、検算など)
- ストレス解消や新たな趣味
継続するためのコツ:
- 毎日短時間(10~15分程度)でも良いので継続する
- 無理のない目標を設定する
- オンライン教室やコミュニティで仲間と交流する
- スランプに陥ったら一度基本に戻る、別の計算方法に取り組む
- 楽しみながら学べる教材やアプリを活用する
よくある質問
そろばんのやり方を忘れてしまった方や、これから再開しようと考えている方からよく寄せられる質問にお答えします。
- そろばんのやり方を忘れてしまったのですが、どうすれば思い出せますか?
- そろばんの指の動かし方は?
- そろばんの足し算の基本は?
- そろばんの引き算の基本は?
- そろばんの珠の置き方は?
- そろばんを大人になってから始めるメリットは?
- そろばんの練習は毎日どれくらいすればいいですか?
そろばんのやり方を忘れてしまったのですが、どうすれば思い出せますか?
まずは、そろばんの各部の名称や珠の役割、数字の表し方といった基本的な部分から復習することをおすすめします。次に、ご破算のやり方を確認し、一桁の足し算・引き算からゆっくりと指を動かしてみましょう。市販の入門書や、YouTubeなどの動画サイトで解説動画を見るのも効果的です。 焦らず、一つずつステップを踏んで思い出すことが大切です。
そろばんの指の動かし方は?
そろばんの基本的な指の動かし方は、「親指で一珠を上げる」「人差し指で一珠を下げる」「人差し指で五珠を動かす(上げる・下げる)」です。 特に、五珠と一珠を同時に動かす必要がある場合は、親指と人差し指を同時に使います。 正しい指使いを意識して、ゆっくりと反復練習することで、自然とスムーズに動かせるようになります。
そろばんの足し算の基本は?
そろばんの足し算は、大きく分けて「その位の珠だけで計算できるシンプルな足し算」「五珠を使う足し算」「繰り上がりのある足し算」の3つのパターンがあります。 繰り上がりのある足し算では、「足せない数を引いて、上の位に10を足す」という補数の考え方を使います。 例えば、8に3を足す場合は、一の位から7を引いて、十の位に1を足します。
そろばんの引き算の基本は?
そろばんの引き算も、足し算と同様に「その位の珠だけで計算できるシンプルな引き算」「五珠を使う引き算」「繰り下がりのある引き算」の3つのパターンがあります。 繰り下がりのある引き算では、「引けない数を足して、上の位から10を引く」という補数の考え方を使います。 例えば、13から8を引く場合は、十の位から1を引いて、一の位に2を足します。
そろばんの珠の置き方は?
そろばんの珠は、計算を始める前に「ご破算」という初期状態に戻します。これは、すべての五珠を上に、すべての一珠を下に離した状態です。 数字を置く際は、まず定位点(梁にある目印)を基準に一の位を決め、そこから左に十の位、百の位と進みます。五珠は「5」、一珠は「1」として、梁に近づけることで数字を表します。
そろばんを大人になってから始めるメリットは?
大人になってからそろばんを始めるメリットは多岐にわたります。 脳の活性化による記憶力・集中力・問題解決能力の向上、認知症の予防効果、計算能力の飛躍的な向上、そして新しいことに挑戦することによる自己成長や達成感などが挙げられます。 日常生活での家計管理や仕事での検算など、実用的なスキルアップにもつながります。
そろばんの練習は毎日どれくらいすればいいですか?
そろばんの練習は、毎日10分から15分程度の短時間でも継続することが重要です。 長時間ダラダラと練習するよりも、短時間でも集中して取り組む方が効果的です。 毎日少しずつでも指を動かす習慣をつけることで、着実に計算力が向上し、上達を実感できるでしょう。
まとめ
- そろばんは脳の活性化や集中力向上に役立つ。
- やり方を忘れても基本から復習すれば大丈夫。
- そろばんの各部名称と珠の役割を理解することが大切。
- 数字の表し方とご破算の基本をマスターする。
- 足し算は親指、引き算は人差し指が基本。
- 繰り上がり・繰り下がりは補数の考え方を使う。
- 正しい指の動かし方(運指法)で計算が早まる。
- 無料の練習問題やアプリを活用すると良い。
- 大人から始めるそろばんには多くのメリットがある。
- 記憶力、集中力、計算能力の向上が期待できる。
- 認知症予防にも効果があると言われている。
- 毎日10~15分程度の短時間練習が効果的。
- 目標設定や仲間との交流が継続のコツ。
- 焦らず、一つずつステップを踏んで練習する。
- そろばんは年齢に関係なく楽しめる習い事。
