『ドラゴンボール』の世界で、孫悟空を初めて絶体絶命の危機に追い込んだ強敵、それが世界一の殺し屋タオパイパイです。彼の代名詞とも言える必殺技「ドドンパ」は、その後の物語にも大きな影響を与えました。本記事では、タオパイパイというキャラクターの魅力と、彼が繰り出すドドンパの驚異的な威力、そして悟空との壮絶な戦いの歴史を深く掘り下げていきます。
初期のドラゴンボールを彩ったこの強力な技とキャラクターについて、詳しく知りたい方はぜひ最後までお読みください。
タオパイパイとは?世界一の殺し屋の素顔

タオパイパイは、鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』に登場する、冷酷非情な殺し屋です。鶴仙人の弟であり、その実力は「世界一の殺し屋」と称されるほどでした。初登場時、彼はレッドリボン軍に雇われ、任務に失敗したブルー将軍を舌の一撃で殺害するという衝撃的な登場を果たします。このシーンは、それまでのコミカルな雰囲気から一転、物語にシリアスな緊張感をもたらしました。
彼の年齢は初登場時で291歳と高齢ですが、見た目は中年程度で、その強さと残忍な性格は多くの読者に強い印象を与えています。
鶴仙人の弟、冷酷非情な殺し屋としての登場
タオパイパイは、鶴仙流の創始者である鶴仙人の実弟です。彼の殺し屋としてのキャリアは271歳の時に始まり、依頼料は一人殺害につき1億ゼニーという法外な額でした。しかし、孫悟空殺害の依頼を受けた際には「殺し屋さん20周年記念キャンペーン」と称して半額の5千万ゼニーで引き受けるなど、どこか茶目っ気のある一面も持ち合わせています。
彼は、飛行機では時間がかかりすぎるという理由で、自ら投げた柱に飛び乗って移動するという驚くべき方法で目的地へ向かいました。 この柱投げのシーンは、タオパイパイの並外れた身体能力と、その常識外れのキャラクター性を象徴するものです。
悟空を絶体絶命に追い込んだ圧倒的な強さ
タオパイパイは、当時の孫悟空にとって初めての、そして最も手強い敵の一人でした。 彼は、亀仙人の修行を受け、第21回天下一武道会でジャッキー・チュン(亀仙人)を追い詰めた悟空を、一度はドドンパの一撃で倒すほどの圧倒的な強さを見せつけます。 悟空が命拾いしたのは、偶然にも胸に入れていた四星球がドドンパの直撃を防いだためでした。
この戦いは、悟空がさらなる強さを求めてカリン塔での修行を決意するきっかけとなり、物語の重要な転換点となりました。
ドドンパとは?指先から放たれる必殺の気功波

ドドンパは、タオパイパイをはじめとする鶴仙流の使い手が使用する、指先から放たれる気功波の必殺技です。 その特徴は、気を指先に集中させ、一点に絞られたビーム状のエネルギーを放出することにあります。初期の『ドラゴンボール』において、かめはめ波と並ぶ代表的な気功波技として登場し、その威力は多くの読者に衝撃を与えました。
ドドンパの基本的な特徴と使い方
ドドンパは、人差し指の先に気を集中させ、「ドドン」という掛け声と共に光線を放つ技です。 その発動はかめはめ波よりも素早く、貫通力や殺傷力に優れているとされています。 タオパイパイが悟空に対して放ったドドンパは、悟空の胸を貫通し、彼を瀕死の状態に追い込みました。 この技は、相手の急所を狙い、一撃で仕留めることを目的とした暗殺奥義としての側面も持っています。
かめはめ波との決定的な違いとそれぞれの魅力
ドドンパとかめはめ波は、どちらも『ドラゴンボール』初期を代表する気功波ですが、その性質には決定的な違いがあります。かめはめ波は両手のひらから広範囲に気を放つ技であるのに対し、ドドンパは指先から一点に集中したビームを放つため、より正確で貫通力に優れています。 亀仙人曰く、にわか仕込みのかめはめ波ではドドンパには敵わないほどの威力を持つとされています。
しかし、物語が進むにつれて、かめはめ波は悟空の成長と共に様々なバリエーションを生み出し、その汎用性の高さから主要な技として活躍し続けました。一方、ドドンパは初期の強敵の技として強い印象を残しつつも、登場頻度は減少していきます。
タオパイパイのドドンパが放つ驚異の威力

タオパイパイのドドンパは、その登場時に孫悟空を初めて倒した技として、読者に強烈なインパクトを与えました。その威力は、当時の悟空の防御力を遥かに上回り、物語の展開を大きく動かすほどの破壊力を持っていました。サイボーグ化後には、さらにパワーアップした「スーパーどどん波」を披露し、その脅威は増すばかりでした。
悟空を一度は倒したドドンパの破壊力
タオパイパイが放ったドドンパは、当時の孫悟空を一度は死に追いやるほどの破壊力を持っていました。 悟空は、ブルー将軍の超能力にも苦戦するほどの強敵でしたが、タオパイパイはブルー将軍を舌の一撃で倒すなど、その実力は群を抜いていました。 ドドンパの直撃を受けた悟空は、胸に入れていた四星球がなければ命を落としていたでしょう。
この出来事は、悟空が自身の限界を悟り、カリン塔でのさらなる修行を決意する重要なきっかけとなりました。
サイボーグ化でさらに増したドドンパの脅威
カリン塔での悟空との再戦で敗れたタオパイパイは、自身の全財産を投じてサイボーグとして復活します。 サイボーグ化によって、彼は肉体的な損傷を克服し、さらにパワーアップした姿で第23回天下一武道会に現れました。この時、彼は「スーパーどどん波」という強化版のドドンパを使用します。 スーパーどどん波は、右手首を取り外すと出現する砲口から発射される技で、天津飯を苦しめました。
しかし、カリン塔で修行を積んだ天津飯には及ばず、最終的には敗れ去ることになります。 サイボーグ化してもなお、タオパイパイは自身の技を磨き、その脅威を読者に示し続けました。
ドドンパの使い手はタオパイパイだけじゃない?

ドドンパはタオパイパイの代名詞とも言える技ですが、実は彼以外にも鶴仙流の使い手たちがこの技を習得していました。鶴仙人やその弟子である天津飯、餃子もドドンパを使用しており、この技が鶴仙流の重要な奥義であることが分かります。彼らがドドンパをどのように使いこなし、物語にどのような影響を与えたのかを見ていきましょう。
鶴仙人や天津飯も使用したドドンパの系譜
ドドンパは、鶴仙流の創始者である鶴仙人が編み出した技であり、その弟であるタオパイパイはもちろん、鶴仙人の弟子である天津飯や餃子も使用していました。 特に餃子は、初期の天下一武道会でクリリンに対してドドンパを連射する姿を見せています。 天津飯もまた、初期にはドドンパを使用していましたが、後に気功砲など自身の得意技を確立していく中で、ドドンパの使用頻度は減少していきました。
これは、ドドンパが鶴仙流の基本技でありながらも、各々の武道家が自身のスタイルに合わせて技を進化させていった結果と言えるでしょう。
ドドンパがドラゴンボール初期に与えた影響
ドドンパは、『ドラゴンボール』の初期において、かめはめ波と並ぶ強力な気功波として物語に大きな影響を与えました。タオパイパイがドドンパで悟空を倒したことは、読者に衝撃を与え、物語の緊張感を一気に高めました。 また、ドドンパの存在は、鶴仙流という流派の強さを示すものであり、亀仙流との対比を際立たせる役割も果たしました。
しかし、物語が進み、より強力な技やキャラクターが登場するにつれて、ドドンパの登場頻度は減少し、その印象は薄れていきました。 それでも、ドドンパは初期のドラゴンボールを語る上で欠かせない、象徴的な技の一つとして記憶されています。
タオパイパイとドドンパに関するよくある質問

タオパイパイのドドンパの威力は?
タオパイパイのドドンパは、当時の孫悟空を一度は倒すほどの絶大な威力を持っていました。悟空が命拾いしたのは、偶然にも胸に忍ばせていた四星球が直撃を防いだためです。 その破壊力は、亀仙人曰く、にわか仕込みのかめはめ波では敵わないほどとされています。
ドドンパは誰が使える?
ドドンパは、鶴仙流の技であり、タオパイパイの他に、鶴仙人、天津飯、餃子といった鶴仙流の使い手が使用できます。 特にタオパイパイと餃子が作中で頻繁に使用する姿が描かれました。
タオパイパイはなぜ強い?
タオパイパイは、鶴仙流の達人であり、世界一の殺し屋と称されるほどの武術の腕前を持っていました。 彼は気の扱いに長けており、指や舌の一突きでも人を殺せるほどの暗殺術を心得ています。 また、柱を投げてそれに乗って移動するなど、常人離れした身体能力も持ち合わせていました。
ドドンパとかめはめ波どっちが強い?
初期の『ドラゴンボール』においては、亀仙人曰く、にわか仕込みのかめはめ波ではドドンパには敵わないほどの威力を持つとされています。 ドドンパは一点集中型で貫通力に優れ、かめはめ波は広範囲攻撃に適しているという違いがあります。 しかし、悟空がかめはめ波を習得し、修行を重ねることで、その威力は飛躍的に向上していきました。
タオパイパイの戦闘力は?
レッドリボン軍編におけるタオパイパイの戦闘力は「125」程度と考察されています。 サイボーグ化後の戦闘力については諸説ありますが、第23回天下一武道会で天津飯に敗れたことから、当時の天津飯(戦闘力180程度)よりは低いか、同等かそれ以下であったと考えられます。
まとめ
- タオパイパイは『ドラゴンボール』初期の強敵です。
- 彼は世界一の殺し屋として恐れられました。
- 鶴仙人の弟であり、鶴仙流の達人です。
- 必殺技は指先から放つ気功波「ドドンパ」です。
- ドドンパは悟空を一度倒すほどの威力がありました。
- 悟空は四星球のおかげで命拾いしました。
- タオパイパイは柱を投げて移動する特技があります。
- サイボーグ化して「スーパーどどん波」を使いました。
- ドドンパは鶴仙人、天津飯、餃子も使用しました。
- ドドンパはかめはめ波と対をなす初期の代表技です。
- タオパイパイの戦闘力はレッドリボン軍編で約125です。
- サイボーグ化後も天津飯には及びませんでした。
- 彼の登場は物語にシリアスな展開をもたらしました。
- タオパイパイは悟空の成長のきっかけを作りました。
- 初期の『ドラゴンボール』に欠かせない魅力的な悪役です。
