お笑いコンビ「タモンズ」という名前を聞いて、彼らの漫才を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、彼らの芸人人生には、一時的にコンビ名を「つき」と改名し、さらにトリオ結成を真剣に検討した「つき騒動」と呼ばれる大きな転換期がありました。この騒動は、彼らが漫才師として生きる道を深く見つめ直すきっかけとなったのです。
本記事では、タモンズが経験した「つき騒動」の具体的な内容から、なぜそのような決断に至ったのか、そして周囲の仲間たちの支援によってどのように乗り越え、現在の活躍へと繋がったのかを詳しく解説します。彼らの知られざる苦悩と、そこから生まれた強い絆、そして漫才への情熱に迫ります。
タモンズとは?お笑いコンビの歩み
タモンズは、吉本興業東京本社に所属するお笑いコンビです。大波康平さんと安部浩章さんの二人で構成されており、主に漫才を披露しています。彼らの結成から現在に至るまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。
大波康平さんと安部浩章さんのプロフィール
タモンズは、ツッコミ担当の大波康平さんとボケ担当の安部浩章さんからなるコンビです。二人は兵庫県立須磨東高等学校の同級生として出会い、お笑いの道を志して上京しました。2006年4月にコンビを結成し、NSC東京校11期生として吉本興業の門を叩いています。
大波さんは1982年11月14日生まれで、趣味は競馬、麻雀、パチンコ、スロットなど多岐にわたります。一方、安部さんは1982年5月24日生まれで、大のオリックス・バファローズファンとして知られています。
結成から「THE MANZAI」認定漫才師までの道のり
2006年のコンビ結成以来、タモンズは数々の舞台に立ち、漫才の腕を磨いてきました。その努力が実を結び、2012年と2013年には人気漫才賞レース「THE MANZAI」で認定漫才師50組に選出されるなど、着実に実力をつけていきました。
また、2014年11月には、マヂカルラブリーやGAGなどと共に、大宮ラクーンよしもと劇場を拠点とするユニット「大宮セブン」を結成。 劇場での活動を通じて、多くのファンを獲得し、他の芸人仲間との絆も深めていきました。
「つき」への改名と「つき騒動」の始まり

順調に見えたタモンズの活動ですが、2019年には大きな転機が訪れます。コンビ名を一時的に「つき」へと改名し、その後、芸人人生を揺るがす「つき騒動」と呼ばれる出来事を経験することになるのです。
なぜコンビ名を「つき」に変更したのか
タモンズは2019年4月に、コンビ名を「つき」へと改名しました。 この改名は、当時の彼らが賞レースで思うような結果を出せず、現状を打破したいという強い思いから生まれたものでした。 しかし、改名後も状況は好転せず、むしろ漫才の導入で安部さんが誤って「タモンズです」と言ってしまうなど、混乱を招くこともあったようです。
この改名は、彼らが漫才師としての将来に大きな不安を抱えていたことの表れでもありました。新しい名前で心機一転を図ろうとしたものの、その道のりは決して容易ではありませんでした。
M-1グランプリでの苦悩と限界
「つき」への改名と同時期、タモンズは漫才師にとって最も重要な賞レースの一つである「M-1グランプリ」で苦戦を強いられていました。2019年のM-1グランプリでは2回戦で敗退し、この結果が彼らにとって大きな打撃となります。
長年の活動の中で結果が出ないことに、二人は「もう無理だ」と限界を感じていました。 この漫才師としての行き詰まりが、後に「つき騒動」と呼ばれる大きな決断へと繋がっていくことになります。
トリオ結成という大きな決断
M-1グランプリでの敗退と漫才師としての限界を感じたタモンズは、現状を変えるために「トリオになる」という大きな決断を下そうとします。 これは、コンビとしての活動に終止符を打ち、新たな形で芸人活動を続けていくための苦渋の選択でした。彼らは、同期のある芸人を加えてトリオとして再出発することを真剣に検討していました。
このトリオ構想は、彼らにとって芸人人生の岐路となる重要な局面でした。しかし、この決断が、思わぬ形で周囲の仲間たちを巻き込むことになります。
大宮セブンメンバーによる説得と騒動の解決

タモンズのトリオ結成の動きは、彼らが所属するユニット「大宮セブン」のメンバーたちの知るところとなります。そして、この仲間たちの温かい支援と説得が、「つき騒動」を解決へと導く重要な要素となりました。
仲間たちの温かい支援
タモンズがトリオ結成を検討していることを知った大宮セブンのメンバーたちは、彼らのために時間を費やし、真剣に話し合いの場を設けました。特に、GAGの福井さん、囲碁将棋の根建さん、マヂカルラブリーの村上さんといった先輩や同期の芸人たちが、タモンズの二人を説得するために尽力しました。
彼らは、タモンズの漫才に対する情熱や、コンビとしての可能性を信じ、トリオになることのメリット・デメリット、そして漫才師として再び向き合うことの重要性を語りかけました。この仲間たちの親身な助けが、タモンズの心を大きく動かしたのです。
「タモンズ」への再改名と漫才への再誓
大宮セブンの仲間たちの説得を受け、タモンズの二人はトリオ結成を回避し、再びコンビとして漫才の道を進むことを決意します。 そして、2020年1月には、コンビ名を元の「タモンズ」へと戻しました。
この再改名は、単に名前を元に戻すだけでなく、漫才師としてもう一度真剣に向き合うという彼らの強い決意の表れでした。この騒動を乗り越えたことで、二人の絆はより一層深まり、漫才に対する情熱も再燃したと言えるでしょう。
騒動を乗り越えたタモンズの現在と今後の活躍
「つき騒動」という大きな壁を乗り越えたタモンズは、その後、漫才師として目覚ましい活躍を見せています。苦難を経験したからこそ得られた強さで、彼らは今、新たなステージへと歩みを進めています。
「THE SECOND」ファイナリストとしての躍進
「つき騒動」を経て漫才への情熱を再確認したタモンズは、その後も精力的に活動を続け、その実力を世に示しました。特に、結成16年以上の漫才師を対象とした賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」では、2024年に見事ファイナリストに進出。 これは、彼らが長年の経験と努力によって培ってきた漫才の力が、高い評価を得た証拠です。
この躍進は、彼らが一度は諦めかけた漫才の道を、仲間たちの支援と自身の努力で切り開いてきた結果と言えるでしょう。
47都道府県ツアー「詩芸」など精力的な活動
「THE SECOND」での活躍だけでなく、タモンズは「タモンズ60分漫才『詩芸』47都道府県ツアー」と題し、全国各地でライブ活動を展開しています。 これは、漫才一本で全国を巡るという、彼らの漫才に対する強いこだわりと自信の表れです。
また、YouTubeチャンネル「タモンズ安部のオリックス応援チャンネル『オリの晩酌』」や、コンビでのラジオ配信「タモンズの超熟成ラジオ」など、多岐にわたる活動を通じて、多くのファンと交流を深めています。 「つき騒動」という困難を乗り越えた彼らは、今、最も充実した芸人人生を送っていると言えるでしょう。
よくある質問

タモンズに関する「つき騒動」について、多くの方が抱く疑問にお答えします。
- タモンズ安部さんのフジテレビ出禁騒動と「つき騒動」は関係ありますか?
- 「大宮セブン」とはどのようなユニットですか?
- タモンズはなぜ「つき」から「タモンズ」に戻したのですか?
- 「つき騒動」はいつ頃起きた出来事ですか?
タモンズ安部さんのフジテレビ出禁騒動と「つき騒動」は関係ありますか?
タモンズ安部さんのフジテレビ出禁騒動と「つき騒動」は、直接的な関係はありません。安部さんの出禁騒動は、2023年9月2日放送のフジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」で披露した「放送禁止用語空手ネタ」が原因とされています。このネタは放送で全てカットされ、一時的に出禁状態になったと報じられましたが、その後も番組に出演しているため、現在は出禁ではないようです。
「つき騒動」は、コンビ名を「つき」と改名していた時期に、トリオ結成を検討した一連の出来事を指します。
「大宮セブン」とはどのようなユニットですか?
「大宮セブン」は、吉本興業に所属するお笑い芸人たちが集まって結成されたユニットです。マヂカルラブリー、囲碁将棋、GAG、すゑひろがりず、タモンズ、ジェラードン、ボーイフレンド(現在は解散)の7組(結成当初)で構成されており、埼玉県さいたま市の大宮ラクーンよしもと劇場を拠点に活動しています。 彼らは劇場でのライブ活動だけでなく、テレビ埼玉の番組「それゆけ!大宮セブン」に出演するなど、多方面で活躍しています。
「つき騒動」の際には、大宮セブンのメンバーがタモンズの相談に乗り、コンビ継続を後押ししました。
タモンズはなぜ「つき」から「タモンズ」に戻したのですか?
タモンズが「つき」から「タモンズ」にコンビ名を戻したのは、2019年末にトリオ結成を検討した「つき騒動」がきっかけです。 M-1グランプリでの不振などからコンビとしての限界を感じ、トリオになることを決意しましたが、大宮セブンの仲間たちの説得を受け、漫才師として再び二人で活動していくことを決意しました。
この決断を機に、心機一転、元のコンビ名である「タモンズ」に戻し、漫才への再誓を立てたのです。
「つき騒動」はいつ頃起きた出来事ですか?
「つき騒動」は、主に2019年後半から2020年初頭にかけて起きた出来事です。タモンズがコンビ名を「つき」に改名したのが2019年4月で、M-1グランプリで結果が出なかったことを受け、トリオ結成を検討し始めたのが2019年末頃です。 その後、大宮セブンのメンバーによる説得を経て、2020年1月にコンビ名を「タモンズ」に戻し、騒動は収束しました。
まとめ
- タモンズは、大波康平さんと安部浩章さんからなる吉本興業所属のお笑いコンビです。
- 2019年4月にコンビ名を「つき」に改名しましたが、2020年1月に「タモンズ」に戻しました。
- 「つき騒動」とは、M-1グランプリでの不振を受け、タモンズがトリオ結成を検討した一連の出来事を指します。
- この騒動は、2019年後半から2020年初頭にかけて発生しました。
- 大宮セブンの仲間たち(GAG福井さん、囲碁将棋根建さん、マヂカルラブリー村上さんなど)がタモンズを説得しました。
- 仲間たちの支援により、タモンズはトリオ結成を回避し、コンビとして漫才を続けることを決意しました。
- コンビ名を「タモンズ」に戻したことは、漫才への再誓の表れです。
- 安部さんのフジテレビ出禁騒動は、「つき騒動」とは別の出来事です。
- 「大宮セブン」は、大宮ラクーンよしもと劇場を拠点とするお笑いユニットです。
- 騒動を乗り越えたタモンズは、2024年に「THE SECOND」ファイナリストとなるなど活躍しています。
- 全国47都道府県ツアー「詩芸」など、精力的にライブ活動を行っています。
- YouTubeやラジオ配信など、多岐にわたる活動でファンと交流しています。
- 「つき騒動」は、タモンズにとって漫才師としての絆を深める重要な転換期でした。
- 彼らの経験は、困難を乗り越えることの大切さを教えてくれます。
- タモンズは、今後も漫才界でさらなる活躍が期待されるコンビです。
