ピアスが皮膚に埋まってしまい、不安な気持ちでこのページにたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ピアスが埋没すると、見た目の問題だけでなく、痛みや感染症のリスクも伴うため、適切な対処が求められます。しかし、いざ病院に行こうと思っても「何科に行けばいいの?」「費用はどのくらいかかるの?」といった疑問が次々と浮かびますよね。
本記事では、ピアスが埋まってしまった際の対処法から、病院での処置内容、費用、そして再発を防ぐためのコツまで、あなたの疑問を解消するための情報を網羅的に解説します。安心してピアスライフを楽しむためにも、ぜひ最後までお読みください。
ピアスが埋まってしまったらどうする?まずは落ち着いて状況確認

ピアスが皮膚に埋まってしまったことに気づいたら、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。無理に自分で取り出そうとすると、かえって状態を悪化させてしまう可能性があります。埋没ピアスの主な原因や、放置した場合のリスクを理解し、冷静に対処しましょう。
埋没ピアスの主な原因とは?
ピアスが埋まってしまう原因はいくつか考えられます。最も一般的なのは、ピアスの軸(ポスト)の長さが耳たぶの厚みに対して短い場合です。特に、ピアスを開けたばかりでホールが不安定な時期や、耳が腫れている時に短いピアスを着けていると、皮膚がピアスを覆い隠すようにして埋没しやすくなります。
また、キャッチをきつく締めすぎると、皮膚が圧迫されてピアスが埋もれてしまうこともあります。 小さすぎるモチーフのピアスも、不安定なホールでは埋没の原因となるため注意が必要です。 就寝時にピアスを着けたままにすることで、寝具との摩擦や圧迫によりピアスが皮膚に沈み込むケースも少なくありません。
さらに、金属アレルギーや不適切な消毒による炎症、細菌感染によって耳が腫れ、その結果ピアスが埋没することもあります。
放置するとどんなリスクがある?
埋没したピアスを「痛くないから」といって放置するのは非常に危険です。放置すると、炎症や化膿が悪化し、激しい痛みや金属アレルギー、感染症を引き起こす可能性があります。
最悪の場合、耳介軟骨炎や耳の変形、瘢痕(しこり)につながることもあります。 また、放置している間に皮膚が形成されてしまうと、病院でも簡単には取り除けなくなり、手術が必要になるケースもあります。 埋没ピアスは放置せずに、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。
自分で取るのは危険!すぐに病院を受診すべき理由

ピアスが埋まってしまった時、「自分で何とかしよう」と考える方もいるかもしれません。しかし、自己判断での処置は非常に危険であり、専門の医療機関を受診することが最も安全で確実な方法です。
自分で処置するリスク
埋没したピアスを自分で無理に取り出そうとすると、傷口を無理やり広げてしまい、激しい痛みや出血、さらには感染症を引き起こすリスクが高まります。 自分でピアスが埋まっている部分を切り開こうとする人もいますが、これは跡や肉芽腫になりやすく、最悪の場合、感染症を引き起こす可能性のある危険な行為です。
また、自力で取り出せたとしても、ピアスホールが傷つき、完治に時間がかかったり、傷跡が残ってしまったりする可能性もあります。 確実にピアスを取り出し、きれいに治すためには、専門知識を持った医師に任せるのが一番です。
病院での処置内容と流れ
病院では、埋没したピアスの状態に合わせて適切な処置が行われます。一般的な処置の流れは以下の通りです。
- 診察と状況確認: 埋まっている位置、炎症の程度、感染の有無などを丁寧に確認します。
- 局所麻酔: 処置に伴う痛みを最小限に抑えるため、局所麻酔を行います。麻酔の針はピアスよりも細いものが使われることが多く、強い痛みを感じる人はほとんどいません。
- ピアスの摘出: 専用の器具を使って皮膚を最小限に開き、埋まったピアスを丁寧に取り出します。 軽度の埋没であれば、切開なしで取り出せる場合もあります。
- アフターケア: 摘出後は、傷口の消毒や必要に応じて縫合が行われます。 感染が軽度であれば、ピアスホールを塞がずにシリコンチューブなどを挿入して穴を温存する治療も可能です。
通常、処置は10分から20分程度で完了することが多いです。 病院で処置を受けることで、傷跡が残りにくく、治りも早まるという大きなメリットがあります。
埋没ピアスの治療は何科を受診すべき?

ピアスが埋まってしまった場合、どの病院の何科を受診すれば良いのか迷う方も多いでしょう。適切な科を選ぶことで、スムーズに治療を受けられます。
皮膚科と形成外科、どちらを選ぶ?
ピアスの埋没やその他のピアストラブルが発生した場合、基本的に皮膚科の受診がおすすめです。 皮膚科では、炎症や化膿、痛み、埋没など、さまざまなピアストラブルに対応できます。
形成外科もピアストラブルの処置を行っており、特に耳の変形や瘢痕(しこり)が懸念される場合、より専門的な治療を受けられる可能性があります。 多くのクリニックでは、皮膚科と形成外科の両方を標榜している場合も多いので、まずは近くのクリニックに電話で相談してみるのが良いでしょう。
クリニック選びのコツ
埋没ピアスの処置を受けるクリニックを選ぶ際には、いくつかコツがあります。
- ピアストラブルの治療実績があるか: クリニックのウェブサイトなどで、ピアストラブルの治療実績や症例が紹介されているかを確認しましょう。
- 事前に電話で相談する: 病院によってはピアスの処置を行っていない場合もあるため、受診前に電話で状況を説明し、対応可能かを確認することをおすすめします。
- 麻酔の使用について確認する: 痛みが心配な場合は、局所麻酔を使用してもらえるか事前に相談しておくと安心です。
- 保険適用について確認する: 後述しますが、ピアスの埋没除去は保険適用となる場合と自由診療となる場合があります。事前に確認しておくと良いでしょう。
これらの点を踏まえて、安心して治療を受けられるクリニックを選びましょう。
病院でのピアス埋没除去にかかる値段と保険適用について

ピアスが埋没してしまった際に気になるのが、治療にかかる費用です。保険が適用されるのか、自由診療になるのかによって費用は大きく変わってきます。
費用相場はどのくらい?
埋没したピアスの除去にかかる費用は、クリニックや処置内容、保険適用の有無によって異なります。
- 保険適用の場合: 局所麻酔を使用してピアスを除去する処置は、健康保険が適用されることがあります。健康保険3割負担の場合、診察代と処置料、処方箋料の合計で約4,000円程度が目安です。 ピアスホールを温存するためにシリコンチューブを使用する場合は、1か所につき別途1,100円程度かかることがあります。
- 自由診療の場合: ピアスの摘出手術は、原則として自費診療となるクリニックも多いです。 その場合、1か所あたり11,000円から22,000円程度が相場となることがあります。 クリニックによっては、当院で開けたピアスか他院で開けたピアスかによって料金が異なる場合もあります。
美容外科クリニックなどでは、ピアス埋没除去の費用が16,500円(税込)や33,000円(税込)と設定されているケースも見られます。 治療費は麻酔込みで1万円以上かかることもあります。 事前にクリニックに問い合わせて、具体的な費用を確認することをおすすめします。
保険は適用される?
ピアスの埋没除去が保険適用となるかどうかは、その状況によって判断が分かれます。腫瘍を併発していたり、感染が強い場合など、医学的に治療が必要と判断されるケースでは、例外的に保険が適用されることがあります。
しかし、単にピアスが埋まって取れないという美容的な側面が強い場合は、自由診療となることが多いです。 多くの皮膚科や形成外科では、保険適用での治療が可能な場合もあるため、まずは保険証を持参して受診し、医師の判断を仰ぐのが良いでしょう。
自由診療になるケース
以下のような場合は、自由診療となる可能性が高いです。
- 美容目的と判断される場合: 炎症や感染などの医学的な問題がなく、単に埋没したピアスを取り除きたいという場合は、自由診療となることが多いです。
- 美容外科クリニックでの処置: 美容外科クリニックでは、ピアスの穴あけ自体が自由診療であるため、それに伴うトラブルの処置も自由診療となる傾向があります。
- ピアスホールを温存する処置: 感染が軽度で、ピアスホールを塞がずにシリコンチューブなどで温存する処置は、保険適用外となる場合があります。
保険適用外の治療は高額になることもあるため、事前に費用についてしっかりと確認し、納得した上で治療を受けるようにしましょう。
埋没ピアスを二度と繰り返さないための予防策

一度ピアスが埋まってしまうと、精神的にも肉体的にも負担が大きいものです。二度と埋没ピアスを繰り返さないために、日頃から適切な予防策を講じることが重要です。
適切なピアス選びの重要性
埋没ピアスを防ぐためには、ピアスの選び方が非常に重要です。
- 軸(ポスト)の長さ: 耳たぶの厚さに合った、十分な長さのあるピアスを選びましょう。特にファーストピアスは、腫れを考慮して長めの軸が推奨されます。
- モチーフの大きさ: 小さすぎるモチーフのピアスは、ホールが不安定な時期に埋没しやすいため注意が必要です。
- キャッチの形状と締め具合: キャッチをきつく締めすぎると、皮膚が圧迫されて埋没の原因になります。 適切な位置で固定し、締めすぎないように気をつけましょう。
- 素材: 金属アレルギーがある方は、チタンや医療用ステンレス、樹脂製など、アレルギーを起こしにくい素材のピアスを選びましょう。
自分の耳の形やホールの状態に合わせて、適切なピアスを選ぶことが、トラブル予防の第一歩です。
正しいアフターケアの方法
ピアスを開けた後の正しいアフターケアも、埋没ピアスを防ぐ上で欠かせません。
- 清潔に保つ: 入浴時にシャワーでピアスホールを洗い流し、清潔に保ちましょう。
- 消毒のしすぎに注意: 過度な消毒は、かえって皮膚に負担をかけることがあります。医師の指示に従い、適切な方法でケアを行いましょう。
- 就寝時の注意: ピアスを着けたまま寝ると、圧迫されて埋没する可能性があります。ホールが完成している場合は、就寝中はピアスを外すのがおすすめです。 ファーストピアスの期間は着けっぱなしが基本ですが、寝返りなどで引っかからないよう、テープなどで覆うのも一つの方法です。
- ピアスの着けっぱなしを避ける: ホールが完成した後も、ずっと同じピアスを着けっぱなしにしていると、角質や皮脂が詰まり、埋没の原因になることがあります。 定期的にピアスを外し、ホールを清潔に保ちましょう。
日々の丁寧なケアが、安全で快適なピアスライフにつながります。
よくある質問

ピアスが埋まったら痛いですか?
ピアスが埋まった際に痛みを感じるかどうかは、状況によって異なります。痛みがないことも多いため、埋没に気づかないケースもあります。 しかし、炎症や感染を伴う場合は、激しい痛みや腫れ、膿が出るといった症状が現れることがあります。 痛みがなくても放置すると悪化するリスクがあるため、早めに医療機関を受診することが大切です。
埋没ピアスは自然に治りますか?
埋没ピアスが自然に治ることはほとんどありません。 放置すると炎症や感染が悪化し、さらに深刻なトラブルにつながる可能性が高いです。 皮膚が形成されて完全に埋まってしまうと、摘出がより困難になるため、自然治癒を期待せずに速やかに病院を受診しましょう。
病院に行くまでに応急処置は必要ですか?
病院に行くまでの間、自分で無理に応急処置をしようとすることは避けてください。 特に、ピアスを無理に押し出したり、引っ張ったりすると、傷口を広げたり、感染を悪化させたりする危険性があります。 清潔な状態を保ち、患部を刺激しないようにして、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
ピアスの穴が塞がってしまうことはありますか?
埋没ピアスを放置すると、炎症や感染が悪化し、ピアスホールが閉じてしまう可能性もあります。 特に、ピアスを開けたばかりでホールが安定していない時期にトラブルが起きると、穴が塞がりやすいです。ピアスホールを温存したい場合は、早めに病院で適切な処置を受けることが重要です。
未成年でも一人で病院に行けますか?
未成年の方が一人で病院を受診できるかどうかは、クリニックの方針や処置内容によって異なります。ピアスの穴あけやトラブル治療の場合、保護者の同意が必要となるケースが多いです。 事前にクリニックに電話で問い合わせ、未成年者の受診に関する規定を確認することをおすすめします。
まとめ
- ピアスが埋まったら、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。
- ピアスの軸の短さ、キャッチの締めすぎ、炎症などが埋没の主な原因です。
- 埋没ピアスを放置すると、感染症や耳の変形など深刻なリスクがあります。
- 自分で無理に取り出そうとせず、すぐに医療機関を受診することが大切です。
- 病院では局所麻酔下でピアスを摘出し、必要に応じて縫合やアフターケアを行います。
- ピアスの埋没治療は、皮膚科または形成外科を受診するのが一般的です。
- 費用は保険適用の場合と自由診療の場合があり、事前に確認が必要です。
- 保険適用の場合、約4,000円程度が目安となることがあります。
- 自由診療の場合、11,000円から33,000円程度かかることがあります。
- 適切な長さのピアスを選び、キャッチを締めすぎないことが予防のコツです。
- 就寝時はピアスを外すか、保護するなどして圧迫を避けましょう。
- ピアスホールを清潔に保ち、過度な消毒は避けることが重要です。
- 埋没ピアスは自然には治らないため、早めの受診が回復への道です。
- 未成年者は、受診前に保護者の同意が必要かクリニックに確認しましょう。
- 安心してピアスライフを送るために、日頃からの予防と早期の対処を心がけましょう。
