「クロネコヤマトで冷蔵品を送りたいけれど、料金はいくらかかるのだろう?」「どうやって送ればいいの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。大切な食品を新鮮な状態で届けたいとき、ヤマト運輸のクール宅急便は非常に便利なサービスです。
本記事では、クロネコヤマトの冷蔵料金の仕組みから、クール宅急便の詳しい送り方、さらには送料を少しでも安くするための割引のコツまで、分かりやすく徹底解説します。この記事を読めば、クール宅急便の利用に関する不安が解消され、スムーズに荷物を送れるようになるでしょう。
クロネコヤマトのクール宅急便とは?冷蔵・冷凍の違いと基本

ヤマト運輸が提供するクール宅急便は、生鮮食品や冷凍食品など、温度管理が必要な荷物を適切な温度帯で輸送するサービスです。荷物の種類に合わせて「冷蔵タイプ」と「冷凍タイプ」の2種類が用意されており、それぞれ異なる温度で管理されます。
クール宅急便の二つの温度帯:冷蔵と冷凍
クール宅急便には、荷物の種類に応じて「冷蔵タイプ」と「冷凍タイプ」の2つの温度帯があります。冷蔵タイプは0℃~10℃の温度帯で、肉や魚、乳製品、生菓子などの鮮度を保ちたい食品に適しています。一方、冷凍タイプは-15℃以下の温度帯で、アイスクリームや冷凍食品など、凍結状態を維持する必要がある品物を送る際に利用します。
送る品物に合わせて適切な温度帯を選ぶことが大切です。
これらの温度帯は、輸送中の品質劣化を防ぐために厳密に管理されていますが、荷物を冷やしたり凍らせたりする冷却機能自体はない点に注意が必要です。あくまでも、あらかじめ冷やしたり凍らせたりした荷物の温度を保つためのサービスだと理解しておきましょう。
クール宅急便で送れるもの・送れないもの
クール宅急便では、冷蔵・冷凍が必要な食品全般を送ることが可能です。しかし、一部送れない品物もあります。例えば、クール宅急便の温度帯では管理が難しい、非常に低い温度での管理が必要なアイスクリームの一部や、常温で保存可能な品物をクール便で送ることは推奨されません。また、引火性・爆発性のある危険物や、生き物、貴重品なども送ることができません。
特に、予冷が不十分な荷物や、梱包が不適切な荷物は、他のお客様の荷物に影響を与える可能性があるため、引き受けを断られることがあります。送る前に、ヤマト運輸の公式サイトで最新の情報を確認し、適切な品物かどうかを判断するようにしましょう。
クロネコヤマト冷蔵料金の仕組みと運賃表

クロネコヤマトのクール宅急便の料金は、通常の宅急便運賃に「クール料金」が加算される仕組みです。送る荷物のサイズや配送先の地域によって料金が変動するため、事前に確認しておくことが重要です。
クール宅急便の基本運賃とクール料金の合算
クール宅急便の料金は、まず荷物のサイズと配送地域に応じた「宅急便運賃」があり、それに加えて「クール料金」が上乗せされます。クール料金は、荷物のサイズ(60サイズ、80サイズ、100サイズ、120サイズ)によって一律で定められています。例えば、60サイズであれば275円、80サイズであれば330円、100サイズであれば440円、120サイズであれば715円(いずれも税込)がクール料金として加算されます。
このため、最終的な送料は「宅急便運賃+クール料金」となります。荷物の大きさだけでなく、どこへ送るかによっても料金が変わるため、事前に料金シミュレーションを行うと安心です。
サイズ別クール料金一覧
クール宅急便で利用できるサイズは、縦・横・高さの合計が60cmから120cmまで、重さが2kgから15kgまでと定められています。120サイズを超える荷物や15kgを超える荷物は、クール宅急便では送ることができません。
以下に、クール料金の目安をまとめました。
- 60サイズ(2kgまで):基本運賃 + 275円(税込)
- 80サイズ(5kgまで):基本運賃 + 330円(税込)
- 100サイズ(10kgまで):基本運賃 + 440円(税込)
- 120サイズ(15kgまで):基本運賃 + 715円(税込)
これらのクール料金に、発地と着地の地域に応じた基本運賃が加算される形です。正確な料金は、ヤマト運輸の公式サイトで確認するか、営業所で問い合わせるのが確実です。
地域別クール宅急便料金表(60サイズを例に)
クール宅急便の料金は、発地と着地の地域によって大きく異なります。ここでは、60サイズの冷蔵タイプを例に、主要な地域間の料金目安をご紹介します。例えば、関東から関西へ60サイズの冷蔵品を送る場合、基本運賃にクール料金が加算されます。
具体的な料金は、ヤマト運輸の公式サイトで提供されている料金検索ツールを利用するのが最も正確です。送る荷物のサイズと発着地を入力することで、正確な料金を瞬時に確認できます。特に遠方へ送る場合は、料金が高くなる傾向があるため、事前に確認しておくことが大切です。
クール宅急便の送り方:準備から発送までの進め方

クール宅急便で荷物を送る際には、いくつかの準備と手順があります。適切な梱包や送り状の作成、そして発送方法の選択をすることで、スムーズに荷物を届けられます。
発送前の大切な準備:予冷と適切な梱包
クール宅急便を利用する上で最も重要なのが「予冷」です。クール宅急便は荷物の温度を保つサービスであり、荷物を冷やしたり凍らせたりする機能はありません。そのため、発送前にご自身で荷物を十分に冷やしておく必要があります。冷蔵タイプであれば10℃以下で6時間以上、冷凍タイプであれば-15℃以下で12時間以上が予冷の目安とされています。
梱包材は、冷気を伝えやすいダンボールが推奨されています。発泡スチロールは外からの冷気を通しにくい性質があるため、使用する場合は中に保冷剤を多めに入れるなどして温度調整をしましょう。また、水漏れを防ぐために、品物をビニール袋やポリ袋に入れてから梱包することが大切です。隙間がある場合は、緩衝材や新聞紙などを詰めて、荷物が動かないように固定してください。
クール宅急便の送り状の書き方
クール宅急便の送り状は、通常の宅急便の送り状とは異なり、クール便専用の送り状を使用します。手書きで作成する場合は、ヤマト運輸の営業所や取扱店で入手できます。送り状には、お届け先とご依頼主の情報、品名、そして「冷蔵」または「冷凍」のどちらのタイプで送るかを明確に記入します。品名は具体的に記載し、温度帯の選択を間違えないように注意しましょう。
最近では、スマートフォンアプリやWebサービスを利用して送り状を簡単に作成できる「宅急便をスマホで送る」サービスも提供されています。このサービスを利用すれば、自宅で送り状の情報を入力し、ヤマト運輸の営業所やコンビニエンスストアの端末で印刷するだけで、手書きの手間を省けます。
クール宅急便の発送方法:集荷・持ち込み・コンビニ
クール宅急便の発送方法は、主に以下の2つです。
- 集荷:ご自宅や指定の場所へセールスドライバーが集荷に来てくれます。忙しい方や荷物が多い場合に便利です。
- ヤマト運輸営業所への持ち込み:最寄りのヤマト運輸営業所(宅急便センター)へ直接荷物を持ち込む方法です。持ち込み割引が適用されるため、送料を抑えたい場合におすすめです。
残念ながら、クール宅急便はコンビニエンスストアからの発送には対応していません。コンビニエンスストアでは、クール便の適切な温度管理が難しいためです。そのため、発送の際は集荷を依頼するか、ヤマト運輸の営業所へ持ち込むようにしましょう。
クール宅急便の料金を安くする割引のコツ

クール宅急便の料金は、工夫次第で少しでも安くできます。ヤマト運輸が提供している割引サービスを上手に活用して、お得に荷物を送りましょう。
クロネコメンバーズ割引でお得に発送
ヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」に登録すると、さまざまな割引サービスを利用できます。特にクール宅急便の場合、クロネコメンバーズ会員がヤマト運輸営業所へ荷物を持ち込むと、通常の持ち込み割引(100円引き)に加えて、さらに割引が適用され、合計で150円引きになる場合があります。
また、デジタル割やにゃんPay割引など、他にもお得な割引が用意されています。頻繁にクール宅急便を利用する方は、クロネコメンバーズへの登録を検討する価値は十分にあります。
持ち込み割引とキャッシュレス決済割引
ヤマト運輸の営業所へ荷物を直接持ち込むと、1個につき100円の「持ち込み割引」が適用されます。これはクロネコメンバーズ会員でなくても利用できる割引です。
さらに、キャッシュレス決済(クレジットカードや電子マネーなど)で料金を支払うと、「キャッシュレス決済割引」が適用される場合があります。これらの割引を組み合わせることで、送料を効果的に抑えることが可能です。少しでも送料を節約したい場合は、営業所への持ち込みとキャッシュレス決済を積極的に活用しましょう。
他社クール便サービスとの比較

クール便サービスはヤマト運輸だけでなく、佐川急便や日本郵便も提供しています。それぞれのサービスには特徴があり、送る荷物や状況によって最適な選択肢が異なります。
佐川急便「飛脚クール便」との比較
佐川急便の「飛脚クール便」は、ヤマト運輸のクール宅急便と同様に冷蔵タイプ(2℃~10℃)と冷凍タイプ(-18℃以下)を提供しています。飛脚クール便の大きな特徴は、ヤマト運輸よりも対応サイズや重量の幅が広い点です。特に、140サイズや30kgまでの荷物も送れるため、比較的大きな荷物や重い荷物を送りたい場合に強みを発揮します。
料金面では、サイズや地域によって異なりますが、60サイズの冷蔵品であれば飛脚クール便が最安値となるケースもあります。ただし、120サイズには対応していないため、その点は注意が必要です。
日本郵便「チルドゆうパック」との比較
日本郵便の「チルドゆうパック」は、冷蔵タイプ(0℃~5℃)のみの取り扱いで、冷凍タイプはありません。生鮮食品やお中元、お歳暮などの贈答品に適しています。チルドゆうパックは、ヤマト運輸や佐川急便と比較して、全国に広がる郵便局のネットワークを利用できる点が強みです。
料金は、ゆうパックの基本運賃に追加料金が加算される仕組みです。サイズの上限は150サイズ、重量は25kgまでと、ヤマト運輸よりも大きな荷物に対応しています。冷蔵品を比較的安価に、かつ広範囲に送りたい場合に検討する価値があります。
ヤマト運輸クール宅急便がおすすめなケース
ヤマト運輸のクール宅急便は、その全国的なネットワークと信頼性の高さが最大の強みです。冷蔵・冷凍の両方に対応しており、きめ細やかな温度管理で荷物を届けます。また、クロネコメンバーズ割引や持ち込み割引など、多様な割引サービスが充実しているため、割引を積極的に利用して送料を抑えたい方や、自宅近くにヤマト運輸の営業所がある方におすすめです。
特に、冷凍品を送りたい場合は、日本郵便のチルドゆうパックが冷凍に対応していないため、ヤマト運輸か佐川急便の選択肢となります。ヤマト運輸は、集荷サービスも充実しており、自宅から手軽に発送したい場合にも便利です。
クール宅急便利用時の注意点とよくある質問

クール宅急便を安心して利用するために、知っておきたい注意点やよくある質問をまとめました。
- クール宅急便は定温一貫輸送ではない?
- クール宅急便で送れない品物とは?
- クール宅急便の予冷時間はどのくらい必要?
- クール宅急便はコンビニから発送できる?
- クール宅急便の伝票はどこで手に入る?
- クール宅急便のサイズ上限は?
クール宅急便は定温一貫輸送ではない?
クール宅急便は、輸送中の荷物の温度を一定に保つ「保冷輸送」サービスですが、常に同じ温度で管理される「定温一貫輸送」ではありません。集荷、仕分け、積み込み、配達時など、短時間ではありますが荷物が外気に触れるタイミングがあります。
このため、送る品物の特性を理解し、予冷を十分に行うことや、適切な梱包をすることが非常に重要です。
クール宅急便で送れない品物とは?
クール宅急便では、以下のような品物は送ることができません。
- 引火性、爆発性のある危険物
- 生き物(動物、植物など)
- 貴重品、美術品
- クール宅急便の温度帯では管理が難しい品物(例:非常に低い温度が必要なアイスクリームの一部)
- 予冷が不十分な品物や、適切な梱包がされていない品物
これらの品物以外にも、ヤマト運輸の規定により送れないものがあるため、不明な場合は事前に問い合わせて確認しましょう。
クール宅急便の予冷時間はどのくらい必要?
クール宅急便で荷物を送る際は、発送前に十分な予冷が必要です。目安としては、冷蔵タイプは10℃以下で6時間以上、冷凍タイプは-15℃以下で12時間以上とされています。
予冷が不十分だと、輸送中に荷物の温度が上昇し、品質が損なわれるだけでなく、他のお客様の荷物に影響を与える可能性もあります。必ず、発送直前までしっかりと冷やしておくようにしましょう。
クール宅急便はコンビニから発送できる?
残念ながら、クール宅急便はコンビニエンスストアからの発送には対応していません。コンビニエンスストアには、クール便の荷物を適切に保管・管理するための専用設備がないためです。
クール宅急便を発送する際は、ヤマト運輸の営業所へ持ち込むか、集荷サービスを利用してください。
クール宅急便の伝票はどこで手に入る?
クール宅急便の伝票(送り状)は、ヤマト運輸の営業所(宅急便センター)で入手できます。また、ヤマト運輸のドライバーに依頼すれば、集荷時に持ってきてもらうことも可能です。
最近では、スマートフォンアプリやWebサービスを利用して、自宅で送り状の情報を入力し、営業所やコンビニエンスストアの端末で印刷する「宅急便をスマホで送る」サービスも便利です。
クール宅急便のサイズ上限は?
クール宅急便で送れる荷物のサイズ上限は、縦・横・高さの3辺合計が120cm以内、かつ重さが15kg以内です。このサイズを超える荷物は、クール宅急便では取り扱いできません。
荷物を梱包する際は、このサイズと重量の制限を意識して準備しましょう。
まとめ
- クロネコヤマトのクール宅急便は冷蔵(0~10℃)と冷凍(-15℃以下)の2種類がある。
- 料金は宅急便運賃にサイズ別のクール料金が加算される仕組み。
- クール料金は60サイズ275円、80サイズ330円、100サイズ440円、120サイズ715円(税込)。
- 発送前には十分な予冷と適切な梱包が必須。
- 梱包材は冷気を伝えやすいダンボールがおすすめ。
- 送り状はクール便専用のものを使用し、品名と温度帯を明記する。
- 発送方法は集荷またはヤマト運輸営業所への持ち込み。
- コンビニエンスストアからのクール宅急便発送は不可。
- クロネコメンバーズ割引や持ち込み割引で送料を節約できる。
- クール宅急便のサイズ上限は3辺合計120cm、重さ15kgまで。
- クール宅急便は定温一貫輸送ではなく、一時的に外気に触れる場合がある。
- 佐川急便は大型・重量物に強く、日本郵便は冷蔵専門で広範囲に対応。
- ヤマト運輸は割引が豊富で、全国ネットワークと信頼性が強み。
- 送れない品物や予冷不足の荷物は引き受けを断られることがある。
- 正確な料金はヤマト運輸公式サイトで確認するのが確実。
