ブログやWebサイト、SNS広告などで高品質な写真素材を探している方にとって、Unsplash(アンスプラッシュ)は非常に魅力的な存在です。世界中の写真家が提供する美しい写真が無料で手に入るとあって、多くのクリエイターに利用されています。しかし、「商用利用は本当に大丈夫?」「何か注意点はないの?」といった疑問を抱えている方も少なくないでしょう。
本記事では、Unsplashの商用利用に関するライセンスの基本から、知っておくべき注意点、そして安全に活用するためのコツまで、全てを分かりやすく解説します。あなたのビジネスでUnsplashの写真を最大限に活かすための情報がここにあります。
アン スプラッシュの商用利用はどこまで許される?基本ライセンスを理解する
Unsplashの写真は、その美しさと無料であることから、多くのクリエイティブなプロジェクトで活用されています。しかし、その利用範囲を正しく理解していなければ、意図せず規約違反となる可能性も考えられます。ここでは、Unsplashのライセンスの基本と、商用利用の具体的な範囲について詳しく見ていきましょう。
Unsplashライセンスの概要
Unsplashで提供されている写真は、独自の「Unsplash License(アンスプラッシュ・ライセンス)」に基づいて利用できます。このライセンスの大きな特徴は、商用・非商用を問わず、無料で写真を利用できる点です。また、写真家やUnsplashへのクレジット表記(帰属表示)は必須ではありませんが、推奨されています。
これは、写真家への感謝と、彼らが作品を共有し続けるモチベーションに繋がるためです。Unsplashは2021年にGetty Imagesに買収されましたが、買収後も無料提供モデルは継続されています。
商用利用の範囲と具体例
Unsplashのライセンスでは、ダウンロードした写真をコピー、修正、配布、上演、使用することが許可されており、これには商用利用も含まれます。具体的には、以下のような用途で利用可能です。
- ブログ記事やWebサイトのアイキャッチ画像やコンテンツ内画像
- SNS投稿や広告バナー
- プレゼンテーション資料
- 印刷物(パンフレット、ポスターなど)
- Tシャツやマグカップなどの商品デザインの一部として(ただし、写真そのものを商品として販売することは禁止)
重要なのは、写真そのものを商品として販売するのではなく、あなたの「作品」や「コンテンツ」の一部として写真を利用するという考え方です。
クレジット表記は必須?推奨?
Unsplashのライセンスでは、写真の利用にあたってクレジット表記は法的に必須ではありません。しかし、Unsplashおよび写真家は、クレジット表記を強く推奨しています。 クレジット表記をすることで、写真家は自身の作品がより多くの人に見てもらえる機会を得られ、Unsplashコミュニティ全体の活性化にも繋がります。
もし可能であれば、以下のような形式でクレジットを記載すると良いでしょう。
- Photo by [写真家名] on Unsplash
- 例: Photo by Jeremy Bishop on Unsplash
Webサイトやブログで利用する際は、写真家名とUnsplashへのリンクを含めることで、写真家への敬意を示すことができます。
知っておきたい!Unsplash商用利用の注意点とNG行為

Unsplashの写真は非常に便利ですが、無制限に何でもできるわけではありません。特に商用利用においては、いくつかの重要な注意点と明確な禁止事項が存在します。これらを理解せずに利用すると、思わぬトラブルに発展する可能性もあるため、しっかりと確認しておくことが大切です。
写真の加工・改変に関するルール
Unsplashの写真は、トリミング、色調整、テキストの追加、他のアートワークとの組み合わせなど、加工や改変が可能です。 しかし、加工した写真であっても、元の写真の価値を損なうような改変や、誤解を生むような利用は避けるべきです。例えば、写真に写る人物が特定の商品やサービスを推奨しているかのように見せかける使用は禁止されています。
また、加工した画像を他のフリー画像サイトにアップロードし、再配布することも許可されていません。
著作権侵害を避けるための確認事項
Unsplashのライセンスは、写真の著作権に関するものですが、写真に写り込んでいる人物の肖像権や、ブランドロゴなどの商標権はカバーしていません。 そのため、これらの権利については、利用者が個別に確認し、必要に応じて許可を得る必要があります。特に、以下のようなケースでは注意が必要です。
- 人物が明確に写っている写真を使用する場合(肖像権)
- 有名ブランドのロゴや商品が大きく写っている写真を使用する場合(商標権)
- 特定の建物や芸術作品が写っている写真を使用する場合(財産権、著作権)
これらの権利侵害を避けるためには、被写体が特定できない風景写真や物撮り写真を選ぶことが、最もシンプルで強力な対策となります。
肖像権・商標権に関する考慮点
Unsplashのライセンスは、写真の著作権を許諾するものですが、写真に写っている人物の肖像権や、ブランドの商標権、特定の建物の財産権などは、別途考慮する必要があります。 例えば、写真に写る人物が、あなたの広告する商品を支持しているかのように見せかける利用は、肖像権やパブリシティ権の侵害に繋がる可能性があります。
また、有名ブランドのロゴが大きく写った写真を、そのブランドと関係のない広告に使うと、商標権侵害で訴えられるリスクも考えられます。Unsplash+(有料プラン)では、一部の画像で知的財産権やパブリシティ権の侵害がないことを保証する「Unsplash+保証」が提供されていますが、無料版のUnsplash Licenseではこの保証はありません。
他の無料素材サイトとのライセンス比較(Pixabay, Pexelsなど)
Unsplash以外にも、PixabayやPexelsといった無料写真素材サイトがあります。これらのサイトも商用利用が可能ですが、それぞれライセンスが異なります。
- Pixabay: 多くの画像がCC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)ライセンスで提供されており、著作権を放棄しているため、より自由に利用できる傾向があります。
- Pexels: Unsplashと同様に独自のライセンスを持ち、商用利用が可能でクレジット表記は不要です。動画素材も豊富にあります。
Unsplashは高品質な写真に特化している一方、Pixabayは写真だけでなくイラストやベクター素材も豊富です。Pexelsは写真と動画の両方を提供しています。それぞれのサイトの特性とライセンスを理解し、用途に合わせて使い分けることが、素材選びの重要なコツです。
Unsplashの写真を安全に商用利用するためのコツ

Unsplashの写真を商用利用する際、トラブルを避けて最大限に活用するためには、いくつかの実践的なコツがあります。これらの点を押さえることで、安心して高品質な素材をビジネスに役立てることができるでしょう。
利用規約の確認を習慣にする
Unsplashの利用規約は、時代や状況に合わせて更新されることがあります。そのため、一度確認したからといって安心せず、定期的に最新の利用規約を確認する習慣をつけることが大切です。特に、大規模なプロジェクトや、長期的に利用する予定がある場合は、利用開始時だけでなく、節目ごとに規約を見直すことをおすすめします。
Unsplashの公式サイトで常に最新のライセンス情報が公開されているので、不明な点があればそちらを参照しましょう。
疑わしい場合は使用を避ける判断
写真に人物が写っている、特定のブランドロゴが見える、あるいは建物や芸術作品がメインの被写体となっている場合など、肖像権や商標権、財産権などの問題が懸念されるケースは少なくありません。少しでも「これは大丈夫かな?」と疑問に感じた場合は、その写真の使用を避けるのが賢明な判断です。Unsplashには膨大な数の写真が提供されているため、リスクの低い代替写真を見つけることは十分に可能です。
安全を最優先し、トラブルを未然に防ぐ意識を持つことが、ビジネスを円滑に進める上で重要となります。
高品質な写真を見つける方法
Unsplashには数百万点もの写真が公開されていますが、その中から自分のプロジェクトに最適な一枚を見つけるには、いくつかの方法があります。まず、検索キーワードは具体的に、そして英語で入力すると、より多くの関連性の高い写真にリーチできます。 また、Unsplashのトップページや「Editorial feed」には、エディターが厳選した高品質な写真が掲載されているため、そこからインスピレーションを得るのも良い方法です。
さらに、お気に入りの写真家をフォローしたり、テーマ別のコレクションを参考にしたりすることで、自分の求めるテイストの写真を効率的に探すことができます。
よくある質問

Unsplashの商用利用に関して、多くの方が抱える疑問とその回答をまとめました。これらの質問を通じて、あなたの疑問を解決し、Unsplashをより安心して活用してください。
- Unsplashの写真はブログやWebサイトで使えますか?
- Unsplashの写真を印刷物で商用利用できますか?
- Unsplashの写真を加工して販売してもいいですか?
- UnsplashとPixabay、Pexelsの違いは何ですか?
- Unsplashでクレジット表記をしないとどうなりますか?
Unsplashの写真はブログやWebサイトで使えますか?
はい、Unsplashの写真はブログやWebサイトで商用利用可能です。アイキャッチ画像や記事内の挿絵、Webサイトの背景画像など、幅広い用途で利用できます。クレジット表記は必須ではありませんが、写真家への感謝を示すために推奨されています。
Unsplashの写真を印刷物で商用利用できますか?
はい、Unsplashの写真は印刷物でも商用利用が可能です。パンフレット、ポスター、チラシ、名刺などのデザインに利用できます。ただし、写真そのものを商品として販売する行為は禁止されています。例えば、写真をそのままプリントしたポスターを販売するのではなく、写真に文字や他のデザイン要素を加えて「新しいデザイン」として販売する場合は問題ありません。
Unsplashの写真を加工して販売してもいいですか?
写真を加工して販売することは可能ですが、いくつかの条件があります。Unsplashのライセンスでは、写真そのものの価値を販売する行為を禁止しています。そのため、ダウンロードした写真をそのまま、あるいは最小限の変更のみで販売することはできません。写真に文字を入れたり、他の要素と合成したりして、「新しいデザイン」として十分な付加価値をつける必要があります。
UnsplashとPixabay、Pexelsの違いは何ですか?
Unsplash、Pixabay、Pexelsはいずれも無料の高品質写真素材サイトですが、それぞれ特徴があります。Unsplashは特にアーティスティックで洗練された写真が多く、独自のUnsplash Licenseに基づいています。Pixabayは写真のほか、イラストやベクター素材も豊富で、多くがCC0ライセンスで提供されています。
Pexelsは写真と動画の両方を扱い、Unsplashと同様に独自のライセンスで商用利用が可能です。
Unsplashでクレジット表記をしないとどうなりますか?
Unsplashのライセンスでは、クレジット表記は法的に必須ではありません。そのため、表記しなくても規約違反にはなりません。しかし、写真家への感謝と、彼らが作品を共有し続けるモチベーションに繋がるため、Unsplashはクレジット表記を推奨しています。表記することで、写真家は自身の作品がより広まる機会を得られます。
まとめ
- Unsplashの写真は商用・非商用問わず無料で利用可能です。
- クレジット表記は必須ではありませんが、推奨されています。
- 写真の加工・改変は可能ですが、誤解を招く利用は避けるべきです。
- 写真そのものを商品として販売する行為は禁止されています。
- 肖像権や商標権はUnsplashライセンスの対象外です。
- 人物やロゴが写り込んだ写真の利用には注意が必要です。
- 疑わしい場合は使用を避けるのが安全な方法です。
- 利用規約の定期的な確認を習慣にしましょう。
- PixabayやPexelsなど、他のサイトとのライセンス比較も大切です。
- 用途に合わせて最適な素材サイトを選ぶのがコツです。
- ブログやWebサイト、SNS広告での利用は一般的に問題ありません。
- 印刷物での商用利用も可能です。
- 加工して販売する場合は、十分な付加価値が必要です。
- Unsplashは高品質な写真に特化しています。
- AI学習目的での利用は原則禁止されています。
