圧迫骨折と診断され、コルセットを装着することになったものの、「本当にこれで合っているの?」「もっと効果的に使う方法はないの?」と不安を感じていませんか。コルセットは、折れた背骨を保護し、痛みを和らげるための大切な装具です。しかし、ただ身につけるだけでは、その効果を十分に引き出せないこともあります。正しい付け方を知り、日々の生活で意識するポイントを押さえることで、回復を早め、快適に過ごすことにつながります。
本記事では、圧迫骨折におけるコルセットの役割から、具体的な正しい付け方、そして日常生活で役立つコツや注意点まで、詳しく解説します。コルセットとの付き合い方を理解し、安心して治療を進めるための参考にしてください。
圧迫骨折とは?コルセットの役割を理解しよう

圧迫骨折は、背骨(椎体)が潰れてしまう骨折です。特に高齢者や骨粗鬆症の方に多く見られますが、転倒や外傷が原因で起こることもあります。背骨は体を支え、脊髄を保護する重要な役割を担っているため、圧迫骨折が起こると強い痛みが生じ、日常生活に大きな影響を及ぼします。この章では、圧迫骨折の基本的な知識と、コルセットが果たす役割について解説します。
コルセットの正しい知識は、治療を円滑に進める上で欠かせません。
圧迫骨折の基礎知識
圧迫骨折は、椎骨が上下からの圧力によって潰れてしまう状態を指します。主な原因は、骨密度の低下を伴う骨粗鬆症です。骨がもろくなると、尻もちをついたり、重い物を持ったり、時にはくしゃみをしただけでも骨折することがあります。症状としては、突然の激しい背中や腰の痛みが多く、寝返りや起き上がり、立ち上がる動作で痛みが強まる傾向があります。
まっすぐに立っていると比較的楽に感じることもあります。
複数の椎骨が圧迫骨折を起こすと、脊椎全体が短縮し、身長が減少したり、背中が丸くなる「円背(えんぱい)」と呼ばれる姿勢の変化が生じたりすることもあります。 また、骨折した部位が神経を圧迫すると、手足のしびれや感覚異常、筋力低下が起こる可能性もあります。 圧迫骨折の診断には、レントゲン検査やMRI検査が用いられ、骨折の有無や程度、神経への影響などを確認します。
コルセットが果たす重要な役割
圧迫骨折の治療において、コルセットは非常に重要な役割を担います。その主な目的は、骨折した背骨を固定し、安定させることです。 これにより、骨折部への負担を軽減し、痛みを和らげる効果が期待できます。 コルセットは、折れた背骨がさらに潰れるのを防ぎ、正しい姿勢を保つ手助けもします。 また、体を動かすことへの不安を軽くし、早期の回復を支援する効果もあります。
コルセットには、大きく分けて「硬性コルセット」と「軟性コルセット」の2種類があります。 硬性コルセットはプラスチックや金属などの硬い素材でできており、高い固定力で体幹をしっかりと支えます。 痛みが強い急性期や、骨折部の安定性が求められる場合に用いられることが多いです。一方、軟性コルセットは布やゴムなどの伸縮性のある素材でできており、比較的軽度な固定力で、日常活動時のサポートや慢性期の症状管理に適しています。
どちらのタイプを使用するかは、骨折の状態や痛みの程度、医師の判断によって決定されます。
圧迫骨折コルセットの正しい付け方手順

コルセットは、正しく装着することでその効果を最大限に発揮します。誤った付け方は、痛みの悪化や皮膚トラブルの原因となるだけでなく、骨折の治癒を妨げる可能性もあります。この章では、コルセットを装着する前の準備から、仰向けや座位での具体的な装着方法、そして適切な締め付け具合と位置の確認方法まで、詳しく解説します。
医師や理学療法士から指導された内容を基本とし、不明な点は必ず確認しましょう。
装着前の準備と確認
コルセットを装着する前には、いくつかの準備と確認が必要です。まず、コルセットが清潔であるかを確認しましょう。汗をかきやすい季節や、長時間装着する場合は、清潔な肌着をコルセットの下に着用することをおすすめします。 綿素材など、汗を吸いやすく肌触りの良いものが適しています。
次に、コルセットの上下や前後を正しく確認します。コルセットには、体の形に合わせて作られているため、上下逆さまや前後を間違えて装着すると、適切な固定効果が得られません。多くのコルセットには、目印となるタグやロゴが付いているので、確認するようにしましょう。また、マジックテープやベルトが緩んでいないか、破損がないかも事前にチェックしておくと安心です。
仰向けでの装着方法
圧迫骨折の直後や痛みが強い時期は、仰向けでコルセットを装着するのが安全で、背骨への負担も少ない方法です。まず、ベッドに仰向けになり、両膝を立てて腰の反りをなくします。 これにより、腰が安定し、コルセットを巻きやすくなります。
コルセットを背中の下に滑り込ませ、骨折した部位がコルセットの中心に来るように位置を調整します。 その後、コルセットの左右のベルトをゆっくりと引き寄せ、お腹の前でしっかりと固定します。この際、体をひねらないように注意し、丸太のように一体となって動く意識が大切です。 装着後は、深呼吸をして息苦しさがないか、痛みが増していないかを確認しましょう。
座位での装着方法
痛みが落ち着いてきたり、日常生活で座る機会が増えたりした場合は、座位でコルセットを装着することもあります。椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばした状態でコルセットを背中に当てます。骨折部がコルセットの中心に来るように調整し、左右のベルトを前で固定します。
座位で装着する際は、コルセットの下端が骨盤にしっかりとフィットしているか、上端が胸郭の下部に当たっていないかを確認することが大切です。 特に硬性コルセットの場合、座ったときにコルセットの前縁が太ももなどに当たって痛みが生じることがあるため、注意が必要です。 装着後に立ち上がったり、座り直したりして、違和感がないか、適切な位置に固定されているかを確認しましょう。
適切な締め付け具合と位置の確認
コルセットの締め付け具合は、その効果を左右する重要なポイントです。締め付けが緩すぎると固定効果が低下し、きつすぎると息苦しさや血行不良、皮膚トラブルの原因となります。 理想的な締め付け具合は、コルセットとお腹の間に手のひらが1枚入る程度とされています。 指が数本しか入らない場合は締めすぎ、握りこぶしが入るほど緩い場合は固定効果が不十分です。
装着後は、深呼吸をして息苦しさがないか、痛みが増していないかを確認しましょう。 立っているときと座っているときで圧迫感が変わることがあるため、両方の姿勢で確認することが大切です。 また、食後は腹部が膨らむため、少し緩めに調整することも有効です。 コルセットの位置は、骨折した背骨をしっかりと覆い、安定させるように調整します。
一般的には、コルセットの上端が胸骨の下端(剣状突起)にかからない程度、下端が骨盤の付け根(上前腸骨棘)を指2~3本分ほど覆う位置が望ましいとされています。 装着後に鏡で背中側の位置を確認したり、家族に確認してもらったりすると良いでしょう。
コルセットの効果を最大限に引き出すコツと注意点

コルセットは、圧迫骨折の治療を助ける強力な味方ですが、ただ装着するだけでは十分な効果が得られないこともあります。日々の生活の中で、コルセットとの付き合い方を工夫し、いくつかの注意点を守ることで、その効果を最大限に引き出し、より快適に回復を目指すことができます。この章では、日常生活でのコルセットとの付き合い方、皮膚トラブルの予防方法、寝るときの着用について、そして着用中のリハビリや運動について詳しく解説します。
医師の指示を厳守し、無理のない範囲で実践することが大切です。
日常生活でのコルセットとの付き合い方
コルセットは、骨折部の安静を保つために、原則として入浴時などを除き、日中の活動中は装着を継続することが推奨されます。 特に、朝の起き上がり動作は背骨に負担がかかりやすいため、ベッドの上で体を起こす前に装着することが大切です。 また、重い物を持つ、前かがみになる、体をひねるなどの動作は、圧迫骨折を悪化させる原因となるため、極力避けましょう。
物を拾う際は、膝を曲げてしゃがみ込むようにすると、腰への負担を減らせます。
長時間の座りっぱなしも避け、こまめに姿勢を変えることが大切です。 コルセットを装着していると、体幹の筋肉が衰えやすくなるというデメリットもあります。 痛みが和らぎ、医師の許可が出たら、コルセットを外す時間を作り、徐々に体幹の筋力を回復させるためのリハビリに取り組むことも重要です。
皮膚トラブルを防ぐ方法
コルセットを長時間装着していると、蒸れや摩擦によって皮膚トラブルが起こりやすくなります。 快適に治療を続けるためには、皮膚トラブルの予防が欠かせません。まず、コルセットが直接肌に触れないよう、必ず清潔な下着を一枚着用しましょう。 汗を吸いやすい綿素材の下着がおすすめです。 汗をかいたらこまめに着替え、清潔を保つことが大切です。
入浴などでコルセットを外した際は、腰骨や背骨など、コルセットが当たりやすい部分の皮膚の状態を毎日鏡でチェックしましょう。 背中側は家族に見てもらうと安心です。赤みやかゆみ、水ぶくれなどの異常があれば、放置せずに早めに医師や看護師に相談してください。 また、コルセットのサイズが合っていないと、特定の部位に過度な圧迫がかかり、皮膚トラブルの原因となることがあります。
違和感がある場合は、装具士や医師に相談し、調整してもらいましょう。
寝るときのコルセット着用について
圧迫骨折の場合、寝るときもコルセットを着用するかどうかは、骨折の状態や痛みの程度、医師の指示によって異なります。 一般的には、寝返りや起き上がり時の骨折悪化を防ぐため、また骨粗鬆症による新たな骨折予防のため、寝るときも着用を継続するよう指示されることがあります。 特に、痛みが強い急性期や、骨折部の安定性が低い場合は、就寝時もコルセットを着用することが推奨されます。
しかし、寝ている間の圧迫が強すぎると、血行不良や皮膚トラブルのリスクが高まることもあります。 また、寝返りが打ちにくくなり、睡眠の質が低下する可能性も考えられます。 医師の指示に従うことが最も重要ですが、もし寝るときのコルセット着用で強い不快感や痛みがある場合は、遠慮なく医師に相談し、調整してもらいましょう。
骨粗鬆症がベースにある中高齢者では、仰向け(仰臥位)で寝ることを避け、できるだけ横向き(側臥位)で寝るようにすると、腰への負担を軽減できる場合があります。
コルセット着用中のリハビリや運動
コルセットを着用している期間中も、適切なリハビリテーションや運動は重要です。完全な安静は、筋力低下や関節の拘縮、骨密度の低下を招く可能性があります。 骨折直後の急性期は、ベッド上での軽い運動から開始し、骨折部位への負荷を最小限に抑えることが目標となります。 痛みが落ち着いてきた回復期には、医師や理学療法士の指導のもと、徐々に活動量を増やしていくことが大切です。
リハビリでは、日常生活で背骨に負担をかけない動き方を練習することから始めます。 その後、痛みや回復具合に合わせて、体幹の筋力トレーニングや、転倒予防のためのバランストレーニングなどに取り組むのが一般的です。 コルセットを外した後は、体幹の筋力が弱くなっていることが多いため、背筋や腹筋を強くする運動は特に重要です。
自己判断で無理な運動を行うと、骨折の悪化や再骨折につながる可能性があるため、必ず専門家の指導のもとで行いましょう。
圧迫骨折コルセットの種類と選び方

圧迫骨折の治療に用いられるコルセットには、いくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ご自身の骨折の状態や活動レベル、体型に合ったコルセットを選ぶことは、治療効果を高め、快適に過ごす上で非常に重要です。この章では、主なコルセットの種類と、自分に合ったコルセットを選ぶためのポイントを解説します。医師や義肢装具士と相談し、最適なコルセットを見つけることが大切です。
主なコルセットの種類
圧迫骨折の治療に用いられるコルセットは、大きく分けて「硬性コルセット」と「軟性コルセット」の2種類があります。 さらに、硬性コルセットの中には「ジュエット式コルセット」や「フレームコルセット」など、より固定力の高いタイプも存在します。
- 硬性コルセット(ハードコルセット): プラスチックシェルや硬質プレート、金属などの硬い素材でできており、胸郭から骨盤にかけてしっかりと体を支持します。 屈曲や回旋の制限効果が高く、骨折部の強力な固定が必要な急性期や、痛みが強い時期に用いられます。 高い固定力がある反面、圧迫感が出やすく、日常生活動作が制限されることがあります。
- 軟性コルセット(ソフトコルセット): 布製やゴム製の伸縮素材を主体としており、腹圧を高めて体幹を包むタイプです。 軽量で衣服の下に装着しやすく、家事や短距離の外出など日中の活動に向いています。 強い屈曲抑制は得にくいですが、保温効果や軽い圧迫による痛みの軽減が期待できます。 軽度の圧迫骨折や慢性期の症状管理、硬性コルセットからの移行期などに使用されることが多いです。
- ダーメンコルセット: 軟性コルセットの一種で、体幹装具の中でも多く処方されています。 腹圧を高め、腰椎の動きを制限することで、腰椎の安定性を高める役割があります。 装着感や通気性が良いのが特徴です。
- ジュエット式コルセット・フレームコルセット: 硬性コルセットの一種で、金属や硬質プラスチックのフレームを用いて、胸椎から腰椎にかけてを覆い、体幹を強力に固定します。 特に、前後方向と側屈の動きを強く制限し、骨折部の安定化や変形の予防に用いられます。
自分に合ったコルセットを選ぶポイント
自分に合ったコルセットを選ぶためには、いくつかのポイントがあります。最も重要なのは、医師や義肢装具士の指示に従うことです。骨折の部位や程度、骨粗鬆症の有無、患者さんの活動レベルなどによって、最適なコルセットは異なります。
コルセットを選ぶ際のポイント
- 固定力: 痛みが強い急性期には、より高い固定力を持つ硬性コルセットが適しています。痛みが和らぎ、回復期に入ったら、軟性コルセットへの移行を検討することもあります。
- サイズとフィット感: コルセットは「きついほど効く」わけではありません。 適切な圧で体を支えることが、快適さと治療の継続につながります。胸囲、腹囲、身長などを正確に測定し、体に合ったサイズを選びましょう。 試着して、呼吸が浅くならないか、前かがみになったときに当たらないかなどを確認することが大切です。
- 素材と通気性: 長時間装着することを考えると、肌触りが良く、汗を吸いやすい素材や、通気性の良いメッシュ素材などがおすすめです。 特に夏場は、蒸れによる皮膚トラブルを防ぐためにも、通気性の良いものを選びましょう。
- 着脱のしやすさ: 毎日装着するものですから、ご自身や介護者が着脱しやすい構造であることも重要です。マジックテープで簡単に調整できるものや、一人で装着しやすい工夫がされているものもあります。
- 日常生活への影響: コルセットの種類によっては、日常生活動作が大幅に制限されることがあります。ご自身の活動レベルや、どのような動作をしたいかを考慮し、医師や装具士と相談して選びましょう。
コルセットは、医療機関で処方されるものが一般的ですが、市販品もあります。 しかし、圧迫骨折の治療においては、医師の診断に基づき、適切なコルセットを処方してもらうことが最も安全で効果的です。 健康保険が適用される場合も多いため、費用についても医療機関で確認しましょう。
よくある質問

- 圧迫骨折のコルセットはいつまで装着するのですか?
- コルセットをきつく締めすぎるとどうなりますか?
- コルセットを外すタイミングはどのように判断しますか?
- コルセットを装着したまま入浴しても良いですか?
- コルセットはどこで購入できますか?
- コルセットの費用は保険適用されますか?
- 圧迫骨折のコルセットは座るときどうする?
- 圧迫骨折のコルセットは痛い?
- 圧迫骨折のコルセットは毎日洗う?
圧迫骨折のコルセットはいつまで装着するのですか?
圧迫骨折のコルセット装着期間は、骨折の程度や治癒の進行状況、患者さんの年齢、骨密度、全身状態などによって異なります。一般的には2〜3ヶ月間が目安とされていますが、個人差が大きいため、医師の指示に従うことが最も重要です。 骨が硬くなって安定するまで装着を継続し、痛みの程度やレントゲンでの骨のくっつき具合(骨癒合)を見て、医師が総合的に判断して外すタイミングを決定します。
骨粗鬆症がある場合は、3ヶ月から6ヶ月と長期間の装着を推奨されることもあります。
コルセットをきつく締めすぎるとどうなりますか?
コルセットをきつく締めすぎると、息苦しさや胸焼け、腹部の圧迫感が生じ、不快感が増します。また、血行不良や神経の圧迫を引き起こし、しびれや痛みの悪化につながる可能性もあります。さらに、皮膚に過度な摩擦や圧迫がかかり、赤み、かぶれ、水ぶくれなどの皮膚トラブルの原因となることもあります。 適切な締め付け具合は、コルセットとお腹の間に手のひらが1枚入る程度が理想とされています。
違和感がある場合は、すぐに調整しましょう。
コルセットを外すタイミングはどのように判断しますか?
コルセットを外すタイミングは、自己判断せず、必ず医師の指示に従ってください。 医師は、痛みの程度、レントゲン検査による骨の癒合状況、患者さんの日常生活での活動レベルなどを総合的に評価し、コルセットの必要性を判断します。骨折部が十分に安定し、再骨折のリスクが低いと判断された場合に、徐々に外す時間を設けるよう指示されます。
痛みが治まってきたからといって、勝手に外してしまうと、骨の変形が進んだり、再骨折したりする危険性があります。
コルセットを装着したまま入浴しても良いですか?
入浴時は、コルセットを外すのが一般的です。 コルセットが水に濡れると、素材によっては劣化したり、乾きにくく不衛生になったりする可能性があります。ただし、入浴中に転倒したり、前かがみの姿勢になったりすると、背骨に負担がかかるため注意が必要です。 入浴後は体を十分に拭き、できるだけ早くコルセットを再装着するようにしましょう。
医師から特別な指示がある場合は、それに従ってください。
コルセットはどこで購入できますか?
圧迫骨折の治療で必要なコルセットは、基本的に医療機関で処方されます。医師の診断に基づき、義肢装具士が患者さんの体型に合わせて採寸・作成したり、既製品の中から適切なものを選んだりします。 医療機関で処方されるコルセットは、健康保険が適用される場合が多いです。 市販のコルセットも存在しますが、圧迫骨折の治療には、専門家が選定した医療用コルセットの使用が推奨されます。
通販サイトやドラッグストアでも様々なコルセットが販売されていますが、自己判断での購入は避け、必ず医師に相談しましょう。
コルセットの費用は保険適用されますか?
圧迫骨折の治療のために医師が必要と判断し、処方されたコルセット(装具)は、健康保険が適用されることがほとんどです。 医療機関でコルセットを作成・購入した場合、一旦全額を支払うことになりますが、後日、健康保険組合に申請することで、自己負担分(1割〜3割)を除いた金額が払い戻されます。詳細な手続きや自己負担額については、医療機関の窓口や加入している健康保険組合に確認しましょう。
圧迫骨折のコルセットは座るときどうする?
コルセットを装着したまま座る際は、コルセットが体に適切にフィットしているかを確認することが大切です。特に硬性コルセットの場合、座ったときにコルセットの前縁が太ももや股関節に当たって痛みや不快感が生じることがあります。 その場合は、少し緩める、座り方を変える、または医師や装具士に相談して調整してもらうことを検討しましょう。
長時間の座位は避け、こまめに姿勢を変えたり、立ち上がって休憩を挟んだりすることも有効です。
圧迫骨折のコルセットは痛い?
コルセットは骨折部を固定し、痛みを軽減する目的で装着しますが、装着初期や体型に合っていない場合、不快感や痛みを感じることがあります。特に、締め付けが強すぎたり、コルセットの縁が皮膚に当たったりすると、痛みが生じやすいです。 また、コルセットの種類によっては、動きが制限されることによる窮屈さを感じることもあります。
もし強い痛みや不快感が続く場合は、我慢せずに医師や義肢装具士に相談し、調整してもらいましょう。
圧迫骨折のコルセットは毎日洗う?
コルセットは毎日洗う必要はありませんが、清潔に保つことは非常に重要です。特に軟性コルセットは汗を吸いやすく、汚れやすいため、定期的なお手入れが必要です。洗濯表示に従って手洗いしたり、柔らかい布で拭いたりして清潔を保ちましょう。 硬性コルセットは、アルコールを含まないウェットティッシュなどで内側を拭き、乾燥させることが推奨されます。
清潔な肌着をコルセットの下に着用することで、コルセット自体の汚れを防ぎ、皮膚トラブルの予防にもつながります。
まとめ
- 圧迫骨折のコルセットは、折れた背骨を固定し、痛みを和らげる重要な装具です。
- コルセットには硬性コルセットと軟性コルセットの主な2種類があります。
- 正しい装着位置は、骨折部を中心に、胸骨下端から骨盤の付け根までを覆うことです。
- 締め付け具合は、手のひら1枚が入る程度が理想的です。
- 仰向けでの装着は、背骨への負担を減らす安全な方法です。
- 座位での装着時は、コルセットが当たらないか確認し、調整しましょう。
- 日常生活では、重い物を持つ、前かがみ、体をひねる動作を避けます。
- 皮膚トラブル予防のため、清潔な肌着を着用し、皮膚の状態を毎日確認しましょう。
- 寝るときの着用は医師の指示に従い、不快なら相談が必要です。
- コルセット着用中も、医師の指導のもとで適切なリハビリや運動を行いましょう。
- コルセットの装着期間は、骨折の状態により2〜3ヶ月が目安ですが、個人差があります。
- きつく締めすぎると、息苦しさや皮膚トラブルの原因になります。
- コルセットを外すタイミングは、自己判断せず医師の指示を待ちましょう。
- 入浴時はコルセットを外し、転倒に注意し、入浴後は速やかに再装着します。
- コルセットは医療機関で処方され、健康保険が適用されることが多いです。
