急に戸籍謄本が必要になったものの、役所の開庁時間内に行くのが難しいと悩んでいませんか?ご安心ください。実は、お近くのローソンで戸籍謄本を取得できる「コンビニ交付サービス」があります。このサービスを利用すれば、土日祝日や早朝・深夜でも、手軽に証明書を手に入れられます。
本記事では、ローソンで戸籍謄本を取得するための必要なもの、具体的な手順、そして知っておきたい注意点まで、分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたもスムーズに戸籍謄本を取得できるようになるでしょう。
ローソンで戸籍謄本が取得できるコンビニ交付サービスとは?

コンビニ交付サービスとは、マイナンバーカードを利用して、住民票の写しや印鑑登録証明書などの各種証明書を、全国のコンビニエンスストア等に設置されたマルチコピー機(キオスク端末)から取得できる便利なサービスです。ローソンもこのサービスに対応しており、多くの人がその利便性を活用しています。
役所の窓口に行く手間や待ち時間を省けるため、忙しい方にとって非常に役立つでしょう。また、証明書には偽造防止対策が施されており、セキュリティ面でも安心です。
コンビニ交付サービスの概要とメリット
コンビニ交付サービスは、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が提供するシステムを利用しており、全国の主要なコンビニエンスストアで利用可能です。最大のメリットは、役所の開庁時間にとらわれず、原則として毎日午前6時30分から午後11時まで利用できる点にあります。
これにより、仕事帰りや休日など、自分の都合の良い時間に証明書を取得できます。さらに、全国どこでも、本籍地の自治体が対応していれば、最寄りのコンビニで戸籍謄本を取得できるため、遠方に本籍がある方にとっても大変便利です。
取得できる戸籍証明書の種類
ローソンのコンビニ交付サービスで取得できる戸籍証明書は、主に以下の通りです。
- 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)
- 戸籍個人事項証明書(戸籍抄本)
- 戸籍の附票の写し
ただし、これらの証明書は、マイナンバーカード所有者ご本人の現在の戸籍に関するものに限られます。除籍謄本や改製原戸籍、電算化されていない戸籍、除籍になった戸籍の附票の写しなどは、コンビニでは取得できません。
また、婚姻や転籍などで戸籍に異動があった場合、内容が証明書に反映されるまでに数週間かかることがあります。届出直後に取得すると、最新の情報が反映されていない可能性もあるため、注意が必要です。
ローソンで戸籍謄本を取得するために必要なもの

ローソンで戸籍謄本をスムーズに取得するためには、いくつかの準備が必要です。特に重要なのは、本人確認のためのマイナンバーカードと、手数料の準備です。これらの準備を怠ると、せっかくコンビニに行っても証明書を取得できない事態になりかねません。
事前にしっかりと確認し、必要なものを揃えてから店舗へ向かうようにしましょう。
マイナンバーカード(個人番号カード)
コンビニ交付サービスを利用する上で、マイナンバーカード(個人番号カード)は必須のアイテムです。
顔写真付きのマイナンバーカードには「利用者証明用電子証明書」が搭載されており、これが本人確認の役割を果たします。通知カード(顔写真のない紙製のカード)や住民基本台帳カード、印鑑登録証ではコンビニ交付サービスを利用できませんので注意してください。
もしマイナンバーカードをお持ちでない場合は、申請から受け取りまでに1ヶ月以上かかることもあるため、早めに手続きを進めることをおすすめします。
暗証番号(数字4桁)
マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書には、取得時に設定した数字4桁の暗証番号が必要です。マルチコピー機で証明書を取得する際に、この暗証番号の入力が求められます。
もし暗証番号を忘れてしまったり、3回連続で間違えて入力してしまったりすると、マイナンバーカードにロックがかかってしまい、コンビニ交付サービスが利用できなくなります。
ロックを解除するには、住民登録地の役所で初期化手続きを行う必要があるため、暗証番号は正確に覚えておくことが大切です。
手数料
戸籍謄本を取得する際には、手数料がかかります。手数料は自治体によって異なりますが、一般的には1通あたり数百円程度です。
例えば、戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)の場合、350円から450円程度が目安です。多くの自治体では、窓口で取得するよりもコンビニ交付の方が手数料が安くなる場合があります。
マルチコピー機での支払いは現金が基本ですが、一部の店舗では電子決済に対応している場合もあります。念のため、小銭を用意しておくのが安心です。
本籍地が今住んでいる場所と違う場合の利用者登録申請の進め方

現在お住まいの場所と戸籍の本籍地が異なる場合、ローソンなどのコンビニで戸籍謄本を取得するためには、事前に「利用者登録申請」が必要です。この手続きは、本籍地の自治体に対して、コンビニ交付サービスを利用する許可を得るためのもので、初回のみ行えば継続して利用できます。
この申請を忘れてしまうと、コンビニで戸籍謄本を取得できませんので、該当する方は必ず確認しましょう。
利用者登録申請が必要なケース
利用者登録申請が必要となるのは、住民登録をしている市区町村と、戸籍の本籍地がある市区町村が異なる場合です。
例えば、東京都に住んでいて、本籍地が大阪府にあるといったケースがこれに該当します。この申請は、本籍地の自治体がコンビニ交付サービスに対応している場合にのみ可能です。
一度登録すれば原則として継続して利用できますが、本籍地を変更した場合や、マイナンバーカードの更新・再交付、電子証明書の更新を行った場合などは、再度申請が必要となることがあります。
申請方法と注意点
利用者登録申請には、主に以下の2つの方法があります。
- コンビニ等のマルチコピー機から申請する
- 自宅のパソコンからインターネットで申請する(ICカードリーダーライタが必要)
どちらの方法でも、利用者証明用電子証明書が搭載されたマイナンバーカードと、その暗証番号(4桁)が必要です。
申請後、本籍地の自治体で審査が行われ、利用が可能になるまでに3日から5営業日程度かかるのが一般的です。申請状況は、地方公共団体情報システム機構のウェブサイトで確認できます。
申請時には、本籍地や筆頭者氏名、連絡先などを正確に入力することが求められます。入力内容に不備があると、確認のための連絡が入ったり、申請が却下されたりする可能性があるので、慎重に進めましょう。
ローソンで戸籍謄本を取得する具体的な手順
ローソンで戸籍謄本を取得する手順は、マルチコピー機の操作が中心となります。初めての方でも迷わないように、具体的な操作方法を順を追って解説します。画面の指示に従って進めれば、誰でも簡単に証明書を取得できるでしょう。
落ち着いて、一つ一つのステップを確認しながら進めてください。
マルチコピー機の操作方法(メインメニューから証明書交付サービスを選択)
ローソン店舗に設置されているマルチコピー機に到着したら、まず画面に表示されるメインメニューから「行政サービス」を選択します。
次に、「証明書交付サービス」を選びましょう。この選択が、戸籍謄本を取得するための最初のステップです。画面の表示は機種によって多少異なる場合がありますが、基本的には「行政サービス」や「証明書交付」といった項目を探せば問題ありません。
もし操作に不安がある場合は、マルチコピー機の近くに操作ガイドが設置されていることもありますので、参考にすると良いでしょう。
マイナンバーカードのセットと暗証番号入力
「証明書交付サービス」を選択したら、マルチコピー機のカードリーダー部分にマイナンバーカードをセットします。
カードが正しく読み取られると、画面に暗証番号の入力画面が表示されますので、マイナンバーカード取得時に設定した数字4桁の暗証番号を正確に入力してください。
暗証番号は個人情報保護の重要な鍵となるため、周囲に人がいないか確認し、慎重に入力しましょう。3回連続で間違えるとロックがかかるため、注意が必要です。
交付する証明書の種類と必要部数の選択
暗証番号の認証が完了したら、取得したい証明書の種類を選択します。戸籍謄本の場合は「戸籍全部事項証明書」または「戸籍謄本・抄本」といった項目を選びます。
その後、必要な部数を入力し、画面の指示に従って本籍地や筆頭者氏名などの情報を入力していきます。本籍地が住所地と異なる場合は、「他市区町村の証明書」を選択し、本籍地の自治体名を入力する手順が加わります。
入力内容に誤りがないか、最終確認を怠らないようにしましょう。
手数料の支払いと証明書の印刷
選択した証明書の種類と部数に応じた手数料が画面に表示されます。
表示された金額をマルチコピー機に投入し、支払いを完了させましょう。支払いが確認されると、証明書の印刷が開始されます。
印刷された証明書と領収書を忘れずに受け取り、マイナンバーカードも取り忘れないように注意してください。証明書はA4サイズの普通紙に印刷されますが、偽造防止対策が施されていますので安心です。
ローソンでの戸籍謄本取得に関する注意点

ローソンで戸籍謄本を取得できるコンビニ交付サービスは非常に便利ですが、いくつか知っておくべき注意点があります。これらの点を事前に把握しておくことで、トラブルを避け、スムーズに証明書を手に入れられるでしょう。
特に、利用時間や対応自治体の確認は重要です。
利用できる時間帯と休止日
コンビニ交付サービスは、原則として毎日午前6時30分から午後11時まで利用できます。
しかし、戸籍証明書に関しては、自治体によって利用時間が異なる場合があります。例えば、平日午前9時から午後5時までに限定されている自治体もありますので、事前に本籍地の自治体のウェブサイトなどで確認することが大切です。
また、年末年始(12月29日から翌年1月3日)やシステムメンテナンス日は、サービスが休止されるため利用できません。急ぎで必要な場合は、これらの休止期間を避けて取得計画を立てましょう。
本籍地の自治体がコンビニ交付に対応しているか確認
コンビニ交付サービスは、全ての自治体が対応しているわけではありません。戸籍謄本を取得する前に、ご自身の本籍地がある自治体がコンビニ交付サービスに対応しているかどうかを必ず確認してください。
対応状況は、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)のウェブサイトで確認できます。もし本籍地の自治体が対応していない場合は、役所の窓口や郵送での取得を検討する必要があります。
また、対応している自治体であっても、取得できる証明書の種類や利用時間に制限がある場合があるので、詳細まで確認することが大切です。
誤って取得した場合の返金・交換は不可
コンビニ交付サービスで一度発行された証明書は、誤って取得した場合でも返金や交換はできません。
これは、証明書の性質上、一度発行されると取り消しができないためです。証明書の種類や必要部数、記載内容などをマルチコピー機の画面で最終確認する際に、間違いがないかを慎重にチェックしましょう。
特に、本籍地が異なる場合の利用者登録申請が未完了のまま、誤って「お住まいの市区町村の証明書」を選択してしまうなどのミスには注意が必要です。
証明書の取り忘れに注意
マルチコピー機で証明書を印刷した後、証明書やマイナンバーカード、領収書の取り忘れには十分注意してください。
特に、個人情報が記載された証明書やマイナンバーカードの取り忘れは、情報漏洩のリスクにつながります。印刷が完了したら、全ての書類が排出されたことを確認し、速やかに回収しましょう。マルチコピー機は、証明書取得後のデータ消去など、個人情報漏洩防止対策を講じていますが、利用者自身の注意も不可欠です。
ローソン以外のコンビニや役所での取得方法と比較

戸籍謄本を取得する方法は、ローソンでのコンビニ交付サービスだけではありません。他のコンビニエンスストアや、従来の役所の窓口、郵送でも取得が可能です。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、自分の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれの取得方法を比較し、その特徴を解説します。
他のコンビニエンスストアでの取得
ローソンと同様に、セブン-イレブン、ファミリーマート、ミニストップなど、全国の主要なコンビニエンスストアでもコンビニ交付サービスを利用して戸籍謄本を取得できます。
これらの店舗にもマルチコピー機が設置されており、基本的な操作手順や必要なものはローソンと変わりません。
自宅や職場の近くに複数のコンビニがある場合は、最もアクセスしやすい店舗を選べるのが大きな利点です。コンビニ交付サービスは、役所の開庁時間外でも利用できるため、急な必要性にも対応しやすいでしょう。
役所の窓口や郵送での取得
従来の取得方法として、本籍地の市区町村役場の窓口で直接申請する方法や、郵送で請求する方法があります。
役所の窓口では、職員に直接相談しながら手続きを進められるため、不明な点が多い場合や、複雑な戸籍の取得が必要な場合に安心です。ただし、開庁時間が平日の日中に限られるため、仕事などで時間が取れない方には不便かもしれません。
郵送での請求は、遠方に本籍地がある場合や、窓口に行く時間がない場合に有効な方法です。申請書や本人確認書類のコピー、返信用封筒などを郵送で送る必要があります。しかし、郵送にかかる時間や、書類の不備によるやり取りが発生する可能性を考慮すると、時間に余裕を持った手続きが求められます。
よくある質問
ローソンで戸籍謄本を取得する際によくある疑問をまとめました。これらの質問と回答を参考に、あなたの疑問を解決し、安心して手続きを進めてください。
- 戸籍謄本は家族の分も取得できますか?
- マイナンバーカードがないと取得できませんか?
- 本籍地が遠方でもローソンで取得できますか?
- 戸籍謄本と戸籍抄本の違いは何ですか?
- 手数料はいくらですか?
- ローソンで住民票も取得できますか?
- 暗証番号を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
- 取得した証明書に有効期限はありますか?
- ローソンで取得できる戸籍証明書は最新のものですか?
- 筆頭者とは誰のことですか?
戸籍謄本は家族の分も取得できますか?
はい、本人および同一戸籍に記録されている方の分であれば、コンビニ交付サービスで取得できます。
ただし、除籍された方や、婚姻などで別の戸籍に移った方の分は取得できません。また、筆頭者やその配偶者、直系尊属(父母、祖父母など)、直系卑属(子、孫など)以外の親族の戸籍謄本を取得する場合は、委任状が必要になることがあります。
マイナンバーカードがないと取得できませんか?
はい、コンビニ交付サービスで戸籍謄本を取得するには、利用者証明用電子証明書が搭載されたマイナンバーカードが必須です。
通知カードや住民基本台帳カードでは利用できません。マイナンバーカードをお持ちでない場合は、事前に申請手続きを行う必要があります。
本籍地が遠方でもローソンで取得できますか?
はい、本籍地の自治体がコンビニ交付サービスに対応しており、かつ事前に利用者登録申請を行っていれば、全国のローソンで取得可能です。
この利用者登録申請は、本籍地と住所地が異なる場合に必要となる手続きです。
戸籍謄本と戸籍抄本の違いは何ですか?
戸籍謄本(正式名称:戸籍全部事項証明書)は、戸籍に記載されている全員の身分事項を証明する書類です。
一方、戸籍抄本(正式名称:戸籍個人事項証明書)は、戸籍に記載されている特定の一人、または複数人の身分事項を証明する書類です。
家族全員の情報が必要な場合は戸籍謄本を、自分だけの情報が必要な場合は戸籍抄本を選ぶと良いでしょう。
手数料はいくらですか?
戸籍謄本の手数料は、自治体によって異なりますが、一般的に1通あたり350円から450円程度です。
多くの自治体では、窓口で取得するよりもコンビニ交付の方が手数料が安く設定されています。
ローソンで住民票も取得できますか?
はい、ローソンのコンビニ交付サービスでは、住民票の写しも取得できます。
戸籍謄本と同様に、マイナンバーカードと暗証番号が必要です。
暗証番号を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
マイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまった場合や、3回連続で間違えてロックがかかってしまった場合は、住民登録地の市区町村役場の窓口で暗証番号の再設定またはロック解除の手続きが必要です。
コンビニでは対応できませんので、注意しましょう。
取得した証明書に有効期限はありますか?
戸籍謄本自体に法的な有効期限はありませんが、提出先によっては「発行から3ヶ月以内」など、独自の有効期限を設けている場合があります。
提出先の指示に従って、最新の証明書を取得するようにしましょう。
ローソンで取得できる戸籍証明書は最新のものですか?
はい、原則として最新の戸籍情報が反映された証明書が発行されます。
ただし、婚姻届や転籍届などの戸籍の届出を提出した場合、その内容が証明書に反映されるまでに数週間かかることがあります。届出直後に取得する場合は、事前に本籍地の自治体に確認することをおすすめします。
筆頭者とは誰のことですか?
筆頭者とは、戸籍の一番最初に記載されている方のことです。
夫婦の戸籍では、婚姻届を出す際に氏を称した方が筆頭者となります。筆頭者が亡くなっても、その方が筆頭者のまま変わりません。
まとめ
- ローソンで戸籍謄本を取得するには「コンビニ交付サービス」を利用する。
- コンビニ交付サービスはマイナンバーカードが必須である。
- マイナンバーカードの暗証番号(4桁)を正確に入力する必要がある。
- 手数料は自治体により異なるが、窓口より安い場合が多い。
- 本籍地が住所地と異なる場合は、事前の利用者登録申請が求められる。
- 利用者登録申請はマルチコピー機またはインターネットから可能である。
- 申請から利用可能になるまで3~5営業日かかることがある。
- マルチコピー機の操作は「行政サービス」から「証明書交付サービス」を選択する。
- 利用時間は原則午前6時30分から午後11時までだが、戸籍証明書は自治体により異なる。
- 年末年始やシステムメンテナンス日はサービスが休止される。
- 本籍地の自治体がコンビニ交付に対応しているか事前に確認が必要である。
- 誤って取得した証明書の返金・交換はできない。
- 証明書やマイナンバーカードの取り忘れに注意する。
- セブン-イレブンやファミリーマートなど、他のコンビニでも取得可能である。
- 役所の窓口や郵送での取得も選択肢の一つである。
