細菌による感染症の治療に欠かせない抗菌薬。しかし、種類が多く、それぞれに特徴があるため、どの薬が自分の症状に適しているのか、疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。特に「アモキシシリン」「クラリスロマイシン」「ロキシスロマイシン」は、よく処方される抗菌薬ですが、それぞれの違いを正確に理解している方は少ないかもしれません。
本記事では、これら3つの抗菌薬がどのような薬で、どのような違いがあるのかを分かりやすく解説します。それぞれの薬が持つ特徴や適応症、注意すべき副作用や飲み合わせまで、詳しく見ていきましょう。抗菌薬を適切に使い、安心して治療を進めるための参考にしてください。
抗菌薬の基本を知ろう:細菌感染症と薬の役割

感染症の治療において、抗菌薬は非常に重要な役割を担っています。しかし、抗菌薬がどのような病原体に作用し、どのように働くのか、その基本的な知識を持つことは、薬を正しく理解し、適切に使うための第一歩となるでしょう。
抗菌薬と抗ウイルス薬の違い
感染症の原因となる病原体には、細菌とウイルスの大きく2種類があります。抗菌薬は、その名の通り細菌の増殖を抑えたり、細菌を殺したりする薬です。一方、ウイルス感染症には抗ウイルス薬が用いられます。例えば、一般的な風邪の多くはウイルスが原因であり、抗菌薬は効果がありません。
抗菌薬をウイルス感染に使うと、効果がないだけでなく、不必要な副作用や薬剤耐性菌の出現につながる可能性もあるため、医師の診断に基づいて適切に使い分けることが大切です。
殺菌作用と静菌作用
抗菌薬には、大きく分けて「殺菌作用」を持つものと「静菌作用」を持つものがあります。殺菌作用とは、細菌を直接死滅させる働きを指します。一方、静菌作用は、細菌の増殖を抑えることで、患者さん自身の免疫力が細菌を排除するのを助ける働きです。 どちらの作用を持つ抗菌薬が選ばれるかは、感染症の種類や重症度、患者さんの免疫状態などによって決定されます。
作用の強さだけでなく、副作用のリスクも考慮されるため、医師の判断が重要です。
抗菌薬の系統分類
抗菌薬は、その化学構造や作用メカニズムによっていくつかの系統に分類されます。今回取り上げるアモキシシリンは「ペニシリン系」に、クラリスロマイシンとロキシスロマイシンは「マクロライド系」に分類されます。 系統によって、効果を発揮する細菌の種類(抗菌スペクトル)や、副作用の傾向、飲み合わせの注意点などが異なります。
この系統分類を理解することは、それぞれの抗菌薬の特性を把握する上で役立つでしょう。
アモキシシリンとは?特徴と使われる場面

アモキシシリンは、非常に広く使われているペニシリン系の抗菌薬です。多くの細菌感染症に対して効果を発揮するため、様々な診療科で処方される機会が多い薬と言えます。
アモキシシリンの作用メカニズムと抗菌スペクトル
アモキシシリンは、細菌の細胞壁の合成を阻害することで、細菌を殺菌する働きがあります。 細胞壁は細菌が自身の形を保ち、生存するために不可欠な構造であるため、その合成を妨げることで細菌は死滅します。アモキシシリンは、グラム陽性菌や一部のグラム陰性菌に有効な広域スペクトルを持つ抗菌薬です。
特に、肺炎球菌、レンサ球菌、腸球菌といったグラム陽性菌や、大腸菌、インフルエンザ菌などのグラム陰性菌に効果を発揮します。
主な適応症と処方されるケース
アモキシシリンは、その幅広い抗菌スペクトルから、多岐にわたる感染症の治療に用いられます。具体的には、咽頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎といった呼吸器感染症、中耳炎、尿路感染症、皮膚や軟部組織の感染症などが主な適応症です。また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法においても、他の薬と組み合わせて使用されることがあります。
比較的安全性が高いとされており、小児にも処方されることがあります。
副作用と注意すべき点
アモキシシリンで比較的多く見られる副作用としては、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、発疹などが挙げられます。 特に下痢は、抗菌薬が腸内の善玉菌にも影響を与えることで起こりやすい症状です。重篤な副作用は稀ですが、ショックやアナフィラキシー(呼吸困難、全身の潮紅、じんましんなど)、中毒性表皮壊死融解症などの重い皮膚症状、急性冠症候群などが報告されています。
これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。また、ペニシリン系抗菌薬にアレルギーがある方は使用できませんので、必ず医師や薬剤師に伝えるようにしましょう。
クラリスロマイシンとは?特徴と使われる場面

クラリスロマイシンは、マクロライド系の代表的な抗菌薬の一つです。特に非定型肺炎の原因菌など、他の抗菌薬が効きにくい細菌にも効果を発揮する特徴があります。
クラリスロマイシンの作用メカニズムと抗菌スペクトル
クラリスロマイシンは、細菌のリボソームという部分に作用し、細菌のタンパク質合成を阻害することで、細菌の増殖を抑える静菌的な働きをします。 この薬は、肺炎球菌などのグラム陽性菌、インフルエンザ菌など一部のグラム陰性菌に加え、マイコプラズマやクラミジアといった非定型細菌にも有効であることが大きな特徴です。
これらの非定型細菌は、一般的なペニシリン系やセフェム系の抗菌薬では効果が得られにくいことがあります。
主な適応症と処方されるケース
クラリスロマイシンは、呼吸器感染症(咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、副鼻腔炎など)、中耳炎、皮膚感染症など、幅広い感染症に用いられます。特に、マイコプラズマ肺炎やクラミジア感染症の治療において重要な選択肢となります。 また、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法にも、アモキシシリンなど他の薬と組み合わせて使用されます。
非結核性抗酸菌症(MAC症)の治療にも中心的な薬剤として使われることがあります。
副作用と注意すべき点
クラリスロマイシンで比較的多く見られる副作用には、味覚異常(苦味など)、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、食欲不振、発疹などがあります。 特に味覚異常は、クラリスロマイシン特有の副作用として知られています。重篤な副作用としては、QT延長(心電図異常による不整脈)、劇症肝炎や肝機能障害、血小板減少、偽膜性大腸炎などが報告されています。
心臓や肝臓、腎臓に持病がある方は、服用前に必ず医師に伝えるようにしてください。
飲み合わせに特に注意が必要な理由
クラリスロマイシンは、他の多くの薬との飲み合わせに注意が必要な抗菌薬です。 特に、一部の心臓の薬(ジギタリス製剤、抗不整脈薬)や、コレステロールを下げる薬(スタチン系薬剤)、免疫抑制剤などと併用すると、これらの薬の血中濃度が上昇し、副作用が強く現れる可能性があります。 これは、クラリスロマイシンが体内の薬物代謝酵素(CYP3A)の働きを阻害するためです。
市販薬やサプリメントを含め、現在服用している全ての薬を医師や薬剤師に伝えることが非常に重要です。
ロキシスロマイシンとは?特徴と使われる場面

ロキシスロマイシンもクラリスロマイシンと同じマクロライド系の抗菌薬ですが、異なる特徴を持っています。特に、胃酸に対する安定性が高く、1日2回の服用で効果が持続するといった利点があります。
ロキシスロマイシンの作用メカニズムと抗菌スペクトル
ロキシスロマイシンは、クラリスロマイシンと同様に、細菌のリボソームに作用してタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑える静菌作用を示します。 抗菌スペクトルもマクロライド系抗菌薬として共通しており、ブドウ球菌属、レンサ球菌属といったグラム陽性菌、マイコプラズマ、モラクセラ・カタラーリスなどに抗菌力を示します。
エリスロマイシンを改良して開発された薬であり、胃酸による分解を受けにくく、経口吸収性が高いという特徴があります。
主な適応症と処方されるケース
ロキシスロマイシンは、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症など、広範囲の感染症の治療に用いられます。 特に、肺炎や急性気管支炎、副鼻腔炎といった呼吸器系の感染症や、尿路感染症、皮膚軟部組織感染症などにも有効性が認められています。 1日2回の服用で効果が持続するため、患者さんの服薬アドヒアランス(指示通りに薬を服用すること)を高めやすいという利点もあります。
副作用と注意すべき点
ロキシスロマイシンで報告されている主な副作用には、食欲不振、腹痛、下痢、胃不快感、頭痛、発熱、発疹、味覚異常、嗅覚異常などがあります。 重篤な副作用は稀ですが、ショックやアナフィラキシー様症状、肝機能障害や黄疸、血小板減少、出血性大腸炎、間質性肺炎などが報告されています。特に、エルゴタミン製剤との併用は、四肢の虚血を引き起こす可能性があるため禁忌とされています。
妊娠中や授乳中の方、肝臓や腎臓に障害がある方は、服用前に必ず医師や薬剤師に相談してください。
アモキシシリン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシンの違いを比較

これら3つの抗菌薬は、それぞれ異なる特性を持っています。ここでは、それぞれの違いを明確に比較し、どのような状況で使い分けられるのかを理解しましょう。
系統と作用メカニズムの違い
アモキシシリンはペニシリン系に分類され、細菌の細胞壁合成を阻害することで殺菌的に作用します。 一方、クラリスロマイシンとロキシスロマイシンはマクロライド系に分類され、細菌のタンパク質合成を阻害することで静菌的に作用します。 この作用メカニズムの違いが、効果を発揮する細菌の種類や、アレルギー反応の傾向に影響を与えます。
抗菌スペクトルの違い
アモキシシリンは、肺炎球菌やレンサ球菌などのグラム陽性菌、大腸菌やインフルエンザ菌など一部のグラム陰性菌に広く有効です。 クラリスロマイシンとロキシスロマイシンは、グラム陽性菌に加え、マイコプラズマやクラミジアといった非定型細菌にも効果を発揮する点が特徴です。 特に、ペニシリン系が効きにくい非定型肺炎や、ペニシリンアレルギーのある患者さんにマクロライド系が選択されることがあります。
主な適応症の違い
アモキシシリンは、一般的な呼吸器感染症、中耳炎、尿路感染症、皮膚感染症、そしてピロリ菌除菌に用いられます。 クラリスロマイシンは、アモキシシリンと同様の感染症に加え、非定型肺炎や非結核性抗酸菌症(MAC症)の治療に強みがあります。 ロキシスロマイシンもクラリスロマイシンと似た適応症を持ちますが、特に皮膚感染症や呼吸器感染症に用いられることが多いです。
副作用プロファイルの違い
アモキシシリンは下痢や発疹が比較的多く、重篤なアレルギー反応(ショック、アナフィラキシー)に注意が必要です。 クラリスロマイシンは味覚異常や消化器症状が多く、QT延長や肝機能障害などの重篤な副作用に注意が必要です。 ロキシスロマイシンも消化器症状や味覚・嗅覚異常が見られ、肝機能障害や出血性大腸炎などの報告があります。
それぞれの薬で注意すべき副作用が異なるため、処方された薬の情報をよく確認することが大切です。
飲み合わせの注意点の違い
アモキシシリンは比較的飲み合わせの注意が少ないですが、クラリスロマイシンは薬物代謝酵素(CYP3A)を阻害するため、多くの薬との併用に注意が必要です。 ロキシスロマイシンも同様に、エルゴタミン製剤との併用は禁忌とされています。 複数の医療機関を受診している場合や、市販薬、サプリメントを服用している場合は、必ず医師や薬剤師に伝えるようにしましょう。
比較表
以下の表で、3つの抗菌薬の主な違いをまとめました。
| 項目 | アモキシシリン | クラリスロマイシン | ロキシスロマイシン |
|---|---|---|---|
| 系統 | ペニシリン系(β-ラクタム系) | マクロライド系 | マクロライド系 |
| 作用メカニズム | 細菌の細胞壁合成阻害(殺菌的) | 細菌のタンパク質合成阻害(静菌的) | 細菌のタンパク質合成阻害(静菌的) |
| 主な抗菌スペクトル | グラム陽性菌、一部のグラム陰性菌 | グラム陽性菌、一部のグラム陰性菌、非定型細菌 | グラム陽性菌、一部のグラム陰性菌、非定型細菌 |
| 代表的な適応症 | 呼吸器感染症、中耳炎、尿路感染症、皮膚感染症、ピロリ菌除菌 | 呼吸器感染症、中耳炎、皮膚感染症、非定型肺炎、ピロリ菌除菌、MAC症 | 皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症 |
| 主な副作用 | 下痢、吐き気、発疹、アレルギー反応 | 味覚異常、消化器症状、QT延長、肝機能障害 | 消化器症状、味覚・嗅覚異常、肝機能障害、出血性大腸炎 |
| 特に注意すべき飲み合わせ | 比較的少ない | 多くの薬剤(CYP3A阻害作用) | エルゴタミン製剤(併用禁忌) |
| 服用回数(成人) | 1日3~4回 | 1日2回 | 1日2回 |
抗菌薬を正しく使うための大切なコツ

抗菌薬は、正しく使うことで最大の効果を発揮し、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。医師から処方された抗菌薬を安全かつ効果的に使用するための大切なコツを理解しましょう。
処方された期間は必ず飲み切る理由
「症状が良くなったから」といって、自己判断で抗菌薬の服用を途中でやめてしまうのは非常に危険です。 抗菌薬は、体内の細菌を完全に死滅させるために、一定の期間服用を続ける必要があります。途中で服用を中断すると、一時的に弱った細菌が再び増殖し、症状がぶり返す可能性があります。 さらに深刻な問題として、薬剤耐性菌の出現を招くリスクが高まります。
薬剤耐性菌は、既存の抗菌薬が効かなくなってしまった細菌であり、治療が非常に困難になることがあります。未来の医療を守るためにも、処方された期間は必ず抗菌薬を飲み切るようにしてください。
飲み忘れた場合の対処法
抗菌薬の飲み忘れに気づいた場合は、基本的にできるだけ早く1回分を服用するのが原則です。 ただし、次の服用時間が近い場合は、2回分をまとめて飲まず、1回分だけ服用するようにしてください。 2回分を一度に飲むと、薬の血中濃度が急激に上がり、副作用が強く現れる可能性があります。
飲み忘れが複数回に及ぶ場合や、どのように対処すべきか迷った場合は、自己判断せずに必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
飲み合わせやアレルギーの伝え方
抗菌薬を安全に服用するためには、飲み合わせやアレルギーに関する情報を正確に伝えることが非常に重要です。 医師の診察を受ける際や薬局で薬を受け取る際には、以下の点を必ず伝えるようにしてください。
- 現在服用している全ての薬(処方薬、市販薬、漢方薬、サプリメントを含む)
- 過去に経験した薬のアレルギー(薬の名前、どのような症状が出たか)
- 持病や既往歴(肝臓病、腎臓病、心臓病、喘息など)
- 妊娠中または授乳中であるか、その可能性があるか
お薬手帳を活用し、常に最新の情報を記録しておくことも、相互作用を防ぐための有効な方法です。
よくある質問

抗菌薬に関して、患者さんからよく寄せられる疑問にお答えします。
- 風邪にアモキシシリンやクラリスロマイシンは効きますか?
- 妊娠中や授乳中でもこれらの抗菌薬は使えますか?
- 抗菌薬を飲むと下痢になるのはなぜですか?
- ジェネリック医薬品でも効果は同じですか?
- 抗菌薬を自己判断で中断するとどうなりますか?
風邪にアモキシシリンやクラリスロマイシンは効きますか?
一般的な風邪のほとんどはウイルス感染が原因であり、アモキシシリンやクラリスロマイシンといった抗菌薬はウイルスには効果がありません。 抗菌薬は細菌感染症にのみ有効です。風邪の症状が長引いたり、細菌による二次感染が疑われる場合にのみ、医師の判断で抗菌薬が処方されることがあります。自己判断で抗菌薬を服用することは避けましょう。
妊娠中や授乳中でもこれらの抗菌薬は使えますか?
アモキシシリンは比較的安全性が高いとされており、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合に、妊娠中や授乳中でも処方されることがあります。 クラリスロマイシンやロキシスロマイシンについても、医師が必要と判断した場合には処方されることがありますが、服用には慎重な検討が必要です。 妊娠中や授乳中の方は、必ずその旨を医師に伝え、指示に従ってください。
抗菌薬を飲むと下痢になるのはなぜですか?
抗菌薬は、病原菌だけでなく、腸内に生息する善玉菌にも影響を与えることがあります。 腸内細菌のバランスが崩れることで、下痢を引き起こしやすくなります。 軽い下痢であれば問題ないことが多いですが、頻回の下痢や腹痛、血便を伴う場合は、偽膜性大腸炎などの重篤な副作用の可能性もあるため、すぐに医師に相談してください。
ジェネリック医薬品でも効果は同じですか?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品と同じ有効成分を、同じ量含み、同等の効き目と安全性が科学的に証明されています。 アモキシシリン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシンにも多くのジェネリック医薬品が存在します。医師や薬剤師と相談し、納得した上でジェネリック医薬品を選択することは、医療費の負担軽減にもつながります。
抗菌薬を自己判断で中断するとどうなりますか?
抗菌薬を自己判断で中断すると、症状がぶり返すだけでなく、体内に残った細菌が薬に対して耐性を持つ「薬剤耐性菌」を生み出すきっかけを作ってしまう可能性があります。 薬剤耐性菌が増えると、将来的に感染症の治療が困難になる恐れがあります。処方された抗菌薬は、症状が改善しても必ず指示された期間、飲み切ることが大切です。
まとめ
- アモキシシリンはペニシリン系、クラリスロマイシンとロキシスロマイシンはマクロライド系の抗菌薬です。
- アモキシシリンは細菌の細胞壁合成を阻害し、殺菌的に作用します。
- クラリスロマイシンとロキシスロマイシンは細菌のタンパク質合成を阻害し、静菌的に作用します。
- アモキシシリンはグラム陽性菌や一部のグラム陰性菌に広く有効です。
- クラリスロマイシンとロキシスロマイシンは非定型細菌にも効果を発揮します。
- アモキシシリンは呼吸器感染症、中耳炎、ピロリ菌除菌などに使われます。
- クラリスロマイシンは非定型肺炎、MAC症、ピロリ菌除菌などに強みがあります。
- ロキシスロマイシンは皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症などに用いられます。
- アモキシシリンの主な副作用は下痢や発疹です。
- クラリスロマイシンは味覚異常や消化器症状、QT延長に注意が必要です。
- ロキシスロマイシンは消化器症状や味覚・嗅覚異常、肝機能障害に注意が必要です。
- クラリスロマイシンは多くの薬との飲み合わせに特に注意が必要です。
- 抗菌薬はウイルス感染には効果がありません。
- 処方された抗菌薬は、症状が改善しても必ず飲み切りましょう。
- 飲み忘れた場合は、次の服用時間が近くなければすぐに1回分を服用します。
- 飲み合わせやアレルギー情報は、必ず医師や薬剤師に伝えてください。
