東京・早稲田に鎮座する穴八幡宮は、金運や商売繁盛にご利益があるとされ、特に冬至から節分にかけて授与される「一陽来復御守」を求めて多くの参拝者が訪れることで知られています。このお守りの値段や種類、いつからいつまで授与されるのか、そしてどのように祀れば良いのか、気になることはたくさんありますよね。本記事では、穴八幡宮のお守りに関する疑問を解消し、参拝からお守りの取り扱いまで、詳しく解説します。
穴八幡宮のお守り、その魅力と種類

穴八幡宮は、平安時代に創建された由緒ある神社で、古くから人々の信仰を集めてきました。特に金運や商売繁盛の神様として知られ、そのご利益を求めて全国から参拝者が訪れます。数あるお守りの中でも、特に注目されるのが「一陽来復御守」です。
金運アップで有名な「一陽来復」お守りとは
「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉は、中国の易経に由来し、「陰が極まって陽に転じる」、つまり悪いことが続いた後に良いことが巡ってくるという意味が込められています。冬が終わり春が訪れるように、不運が去り幸運が訪れることを象徴する言葉です。穴八幡宮の「一陽来復御守」は、この願いが込められた特別なお守りで、金銀融通(お金の巡りを良くする)や商売繁盛、開運招福、出世にご利益があるとされています。
このお守りには、主に2つの種類があります。一つは家や会社にお祀りする「お札タイプ」の「一陽来復 御守」で、もう一つは持ち歩きができるコンパクトな「懐中タイプ」の「一陽来復 懐中御守」です。どちらも同じ「一陽来復」のご利益があるとされていますが、用途に合わせて選ぶことができます。
その他の人気お守り
穴八幡宮では「一陽来復御守」以外にも、年間を通して様々なお守りが授与されています。例えば、身代わり、健康、安産のご利益がある「穴八幡宮御守」や、仕事や学業、良縁、スポーツなど、その道が拓けるようにと祈願された「開運御守」などがあります。 また、車にお祀りする交通安全の御札も用意されています。これらの通常のお守りは、社務所で朝9時から夕方5時まで受け取ることが可能です。
自分の願いに合うお守りを選び、大切に持つことで、日々の生活に安心と活力を得られるでしょう。
穴八幡宮お守りの値段と授与期間

穴八幡宮のお守り、特に「一陽来復御守」は、そのご利益の大きさから毎年多くの人が求めに訪れます。ここでは、お守りの具体的な値段と、授与される期間や時間について詳しく見ていきましょう。
「一陽来復」お守りの初穂料(値段)
「一陽来復御守」には、主に以下の2種類があり、それぞれ初穂料(お守りを授かる際にお納めする金額)が異なります。
- 一陽来復 御守(お札タイプ):一体 1,000円
- 一陽来復 懐中御守(懐中タイプ):一体 400円
これらの初穂料は、過去に改訂された経緯もあり、年度によって変更される可能性もあります。 参拝の際は、社頭の案内掲示や公式情報で最新の初穂料を確認することをおすすめします。 どちらのお守りも、金運上昇や商売繁盛を願う人にとって、大変ありがたい存在です。
「一陽来復」お守りの授与期間と時間
「一陽来復御守」は、いつでも授与されるわけではありません。毎年、冬至の日から翌年の節分の日までの期間限定で授与されます。 この期間は、太陽の力が最も弱まる冬至を境に再び力が蘇る「一陽来復」の時期と重なり、新しい運気を呼び込むのに最適な時期とされています。
授与時間は期間によって細かく定められています。例年の授与時間は以下の通りです。
- 冬至当日:午前5時~午後9時頃
- 冬至翌日~大晦日:午前8時~午後7時頃
- 元日~節分:午前9時~午後5時頃
正確な日付や時間は、その年の暦によって変動するため、穴八幡宮の公式発表や、お守りと一緒に渡される説明書で必ず確認するようにしましょう。
授与場所と混雑を避けるコツ
「一陽来復御守」は、授与期間中、穴八幡宮の境内に設けられる御札所で授与されます。特に冬至当日や大晦日、節分間際は、多くの方がお守りを求めに訪れるため、境内はもちろん、周辺道路まで大変な混雑が予想されます。 過去には、お守りを受けるまでに1時間以上かかることも珍しくなかったようです。
混雑を避けて比較的ゆっくり参拝したい場合は、平日の昼間や、冬至当日を避けた日程を選ぶのがおすすめです。 また、1月1日以降は受付窓口が減る傾向にあるため、12月23日から12月31日の間に参拝することも、混雑緩和のコツと言えるでしょう。 時間に余裕を持って訪れることで、落ち着いた気持ちでお守りを受けることができます。
「一陽来復」お守りの正しい貼り方と祀り方

穴八幡宮の「一陽来復御守」は、ただ授与するだけでなく、正しい方法で祀ることが重要です。特に、お守りを貼る日時と方角には厳密な決まりがあります。ご利益を十分に受け取るためにも、正しい祀り方を理解しておきましょう。
お守りを貼る日時と方角の重要性
「一陽来復御守」をお祀りする(貼る)ことができる日時は、年に3回しかありません。それは、冬至、大晦日、節分のいずれかの日の深夜0時ちょうどです。 この3つの日の中で、ご自身の都合の良い日を選び、その日が終わって日付が変わる瞬間の0時ちょうどにお祀りします。例えば、冬至の日にお祀りする場合は、冬至から翌日に変わる瞬間の0時です。
また、お守りを貼る方角も非常に重要です。お守りは、その年の「恵方(えほう)」に向けて「一陽来復」の文字が向くように貼る必要があります。 恵方は毎年変わるため、お守りと一緒に授与される説明書で必ず確認してください。 スマートフォンのコンパスアプリ(方位磁石アプリ)を活用して方角を正確に測る方法もありますが、鉄筋コンクリートの建物などでは磁気の影響でズレが生じる可能性もあるため、注意が必要です。
適切な貼り場所と注意点
お守りを貼る場所は、自宅や会社で日頃皆さんが集まるリビングや居間など、目線よりも高い位置にある壁や柱が適切です。 その部屋の中心から恵方を測り、お守りの文字が恵方を向くように貼ります。キッチンや押入れなどが一緒になっている間取りの場合は、それらの部分を除いた上で部屋の中心から方位を決めるようにしましょう。
貼り方にも重要な注意点があります。お守りは、和のりなどの接着剤で壁や柱に直接貼るのが正しい方法です。 画鋲で刺したり、お守りの上からテープで壁に押さえつけたりする行為は、神様に対して失礼にあたるため、絶対に避けてください。 台紙などは使用せず、お守り本体を直接貼ることで、ご利益をしっかりと受け取れるとされています。
穴八幡宮へのアクセスと参拝のコツ

穴八幡宮は都心にありながら、落ち着いた雰囲気を持つ神社です。初めて訪れる方でも迷わず参拝できるよう、アクセス方法や駐車場について詳しくご紹介します。特に「一陽来復御守」の授与期間中は混雑するため、事前の情報収集が大切です。
電車・バスでのアクセス方法
穴八幡宮へのアクセスは、公共交通機関の利用が便利です。最も一般的なのは、東京メトロ東西線「早稲田駅」を利用する方法です。早稲田駅3B出口から徒歩3分から5分程度で到着します。 駅の案内には「穴八幡方面出口」と表示されていることもあり、迷いにくいでしょう。
また、都営バスを利用する場合は、「馬場下町」停留所で下車すると、神社の目の前に到着します。 高田馬場駅などからバスが出ているため、バスの利用も選択肢の一つです。都電荒川線「早稲田駅」からも徒歩圏内ですが、東西線「早稲田駅」からのアクセスが最もスムーズと言えます。
駐車場情報と公共交通機関の利用
穴八幡宮には、専用の駐車場や駐輪場がありません。 そのため、神社側も公共交通機関の利用を強く推奨しています。 特に「一陽来復御守」の授与期間中は、周辺道路も大変混雑し、駐車スペースを見つけるのが困難になることが予想されます。
もし車で訪れる場合は、近隣のコインパーキングを利用するか、事前に予約できる駐車場サービス(akippa、特Pなど)を活用するのが良いでしょう。 ただし、周辺の駐車場は数が限られており、満車になっている可能性も高いため、できる限り公共交通機関を利用することをおすすめします。無断駐車は厳禁とされていますので、マナーを守って参拝しましょう。
穴八幡宮の歴史と主なご利益

穴八幡宮は、その長い歴史の中で多くの人々の信仰を集めてきました。ここでは、神社の成り立ちから、特に有名な金運・商売繁盛以外のご利益についてもご紹介します。
穴八幡宮の由来と歴史
穴八幡宮の創建は、康平5年(1062年)にまで遡ります。源義家が奥州の乱を制圧した際、この地に兜と太刀を納め、氏神である八幡宮を勧請したのが始まりと伝えられています。 当初は小さな祠でしたが、寛永18年(1641年)に社殿を造営する際、山裾を切り開いたところ横穴が出現し、その中から金色の御神像が見つかったことから、「穴八幡宮」と呼ばれるようになりました。
江戸時代には、三代将軍徳川家光の代より将軍家の祈願所として信仰され、八代将軍吉宗は流鏑馬を奉納するなど、幕府からの厚い庇護を受けました。 その後、火災や戦災による焼失と再建を繰り返し、現在の社殿は1989年に完成したものです。 千年以上の歴史を持つ穴八幡宮は、新宿の地に深く根ざし、今もなお多くの人々に親しまれています。
金運・商売繁盛以外の主なご利益
穴八幡宮は「一陽来復御守」による金運上昇や商売繁盛のご利益が特に有名ですが、それ以外にも様々なご利益があるとされています。主なご祭神は応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の三柱で、武運長久や国家鎮護、子宝・安産などのご利益も授かれると信仰されています。
また、古くから虫封じのご利益でも知られており、子供の夜泣きや疳の虫に悩む親御さんが参拝に訪れることもあります。 「一陽来復」の言葉が持つ「悪いことが続いた後に良いことが巡ってくる」という意味合いから、開運招福や出世、運気好転といった幅広いご利益も期待できるでしょう。 毎年10月には、新宿区の無形民俗文化財に指定されている「神事髙田馬場流鏑馬」が奉納され、多くの見物客で賑わいます。
役目を終えたお守りの返納方法と時期

一年間大切にお祀りしたお守りも、役目を終えれば返納する時期が来ます。感謝の気持ちを込めて正しく返納することで、次の新しい運気を気持ち良く迎え入れることができます。ここでは、穴八幡宮のお守りの返納方法と時期について解説します。
古いお守りの正しい返納場所と時期
一年間お世話になったお守りや御札は、必ずそのお守りを受けた神社へ直接返納するのが正式な方法です。 穴八幡宮で授与されたお守りは、穴八幡宮の社務所へ持参して返納しましょう。社務所の受付時間は、朝9時から夕方5時までです。 行事や時期によって受付時間が変更される場合もあるため、事前に公式サイトなどで確認すると安心です。
お守りの返納時期に厳密な決まりはありませんが、一般的には新しいお守りを授かる際に古いものを返納することが多いです。 また、もしお守りが落ちてしまった場合は、白い紙や封筒で包み、速やかに穴八幡宮へ返納してください。一度落ちたお守りは、再度祀ることはできないとされています。
郵送での返納は可能か?
穴八幡宮では、お守りの郵送での返納は一切受け付けていません。 これは、お守りは参拝者本人が神社に足を運び、神様へ直接お礼を伝えるべきもの、という考え方によるものです。郵送での返納は、神様に対して非常に失礼にあたるとされています。
そのため、遠方にお住まいの方や、直接参拝が難しい場合でも、可能な限り穴八幡宮へ足を運び、感謝の気持ちを込めて返納することが大切です。古いお守りを適切に手放し、清々しい気持ちで新しい一年を始める準備をしましょう。
よくある質問

- 穴八幡宮のお守りは郵送で授与してもらえますか?
- お守りはいつからいつまで授与していますか?
- お守りを貼る方角は毎年変わりますか?
- 穴八幡宮のお守りはどこに貼るのが良いですか?
- 穴八幡宮の駐車場はありますか?
- 一陽来復のお守りが落ちてしまったらどうすれば良いですか?
- 一陽来復のお守り以外にどのようなお守りがありますか?
- 授与期間中に御朱印はいただけますか?
穴八幡宮のお守りは郵送で授与してもらえますか?
穴八幡宮の「一陽来復御守」は、郵送での授与は行っていません。参拝者のみが直接神社で授与を受けることができます。 これは、お守りが神様とのご縁を結ぶ大切なものであり、直接参拝していただくことに意味があるためです。
お守りはいつからいつまで授与していますか?
「一陽来復御守」は、毎年冬至の日から翌年の節分の日までの期間限定で授与されます。 その他の通常のお守りは、年間を通して社務所で授与されています。
お守りを貼る方角は毎年変わりますか?
はい、「一陽来復御守」を貼る恵方(方角)は毎年変わります。 お守りを受け取る際に渡される説明書に、その年の恵方が明記されていますので、必ず確認して正しい方角にお祀りしてください。
穴八幡宮のお守りはどこに貼るのが良いですか?
「一陽来復御守」は、自宅や会社で日頃皆さんが集まるリビングや居間など、目線よりも高い位置にある壁や柱に直接貼るのが良いとされています。 その部屋の中心から恵方を測り、お守りの文字が恵方を向くように貼ります。
穴八幡宮の駐車場はありますか?
穴八幡宮には専用の駐車場はありません。 公共交通機関の利用が推奨されています。車で訪れる場合は、近隣のコインパーキングや予約制駐車場を利用する必要がありますが、授与期間中は周辺も大変混雑するため注意が必要です。
一陽来復のお守りが落ちてしまったらどうすれば良いですか?
もし「一陽来復御守」が落ちてしまった場合は、白い紙や封筒で包み、速やかに穴八幡宮へ返納してください。一度落ちたお守りは、再度祀ることはできないとされています。
一陽来復のお守り以外にどのようなお守りがありますか?
穴八幡宮では、「一陽来復御守」以外にも、身代わり、健康、安産のご利益がある「穴八幡宮御守」や、仕事・学業・良縁・スポーツなどの開運を願う「開運御守」、交通安全の御札などが年間を通して授与されています。
授与期間中に御朱印はいただけますか?
「一陽来復御守」の授与期間中(冬至から節分まで)は、御朱印の記帳は行われません。 御朱印を希望する場合は、授与期間外に改めて参拝することをおすすめします。
まとめ
- 穴八幡宮の「一陽来復御守」は金運・商売繁盛のご利益で有名です。
- お札タイプは1,000円、懐中タイプは400円が目安です。
- 授与期間は毎年冬至から節分までの期間限定です。
- 授与時間は期間によって異なりますので確認が必要です。
- 冬至や節分間際は大変混雑するため、平日昼間の参拝がおすすめです。
- お守りを貼る日時は冬至・大晦日・節分の深夜0時ちょうどです。
- 貼る方角は毎年変わる恵方に向けて「一陽来復」の文字が向くようにします。
- 壁や柱に和のりなどで直接貼り、画鋲やテープは避けてください。
- 穴八幡宮へのアクセスは東京メトロ東西線「早稲田駅」が便利です。
- 専用駐車場はないため、公共交通機関の利用が推奨されます。
- 穴八幡宮は虫封じや開運招福、出世のご利益もあります。
- 役目を終えたお守りは穴八幡宮の社務所へ直接返納します。
- 郵送での授与や返納は受け付けていません。
- 授与期間中は御朱印の記帳は行われません。
- 隣接する放生寺と合わせて参拝するのも良いでしょう。
