Visaカードの暗証番号を忘れてしまい、お困りではありませんか?「いざという時に思い出せない」「何度も間違えてロックされてしまったらどうしよう」と不安に感じる方もいるでしょう。暗証番号は、日々の買い物やキャッシングなど、カードを利用する上で非常に大切な情報です。本記事では、Visaカードの暗証番号を忘れてしまった場合の確認方法や再発行の進め方、さらにはロックされてしまった際の対処法まで、詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたの不安を解消し、スムーズに手続きを進めるための具体的な方法が分かります。
ビザカードの暗証番号を忘れた場合の基本的な対処法

Visaカードの暗証番号を忘れてしまった場合、まずは落ち着いて対処することが大切です。焦って何度も間違った番号を入力すると、カードがロックされてしまい、さらに手間がかかる可能性があります。最初のステップとして、カードを発行している会社に連絡を取り、指示を仰ぐのが最も確実な方法です。
まずはカード発行会社に連絡する
Visaは国際的な決済ブランドですが、実際にカードを発行しているのは、三井住友カード、楽天カード、JCB、エポスカード、イオンカードなどの各金融機関や信販会社です。そのため、暗証番号に関する手続きは、お持ちのVisaカードを発行している会社に直接問い合わせる必要があります。カードの裏面や、カード会社から送られてくる利用明細書に記載されている連絡先を確認し、電話やウェブサイトを通じて問い合わせましょう。
多くのカード会社では、会員専用のウェブサイトやアプリから暗証番号の照会や再発行の手続きが可能です。
暗証番号の確認・再発行には時間がかかる場合がある
暗証番号の確認や再発行には、ある程度の時間がかかることを理解しておく必要があります。多くのカード会社では、セキュリティ上の理由から、暗証番号を電話口で伝えることはありません。通常、書面での「暗証番号通知書」が登録住所へ郵送される進め方となります。 この郵送には1週間から10日程度かかることが一般的です。
また、ICチップ付きのカードの場合、暗証番号の変更にはカード自体の再発行が必要となることがあり、その場合はさらに時間がかかる可能性もあります。 急ぎでカードを利用したい場合は、この期間を考慮して早めに手続きを開始することが重要です。
暗証番号の確認・再発行の具体的な進め方

Visaカードの暗証番号を忘れてしまった際、具体的な確認や再発行の進め方は、カード会社によって多少異なります。しかし、基本的な流れは共通しており、主にオンラインサービスを利用する方法と、書面で通知書を請求する方法があります。ご自身のカード会社が提供している方法を確認し、最適な進め方を選びましょう。
オンラインサービスでの確認(可能な場合)
一部のカード会社では、会員専用のオンラインサービスやスマートフォンアプリを通じて、暗証番号の一部を照会できる場合があります。例えば、エポスカードでは「暗証番号Net照会サービス」で暗証番号の下2桁を即時に確認できます。 イオンカードも「暮らしのマネーサイト」や「イオンウォレット」アプリから暗証番号の照会が可能です。
楽天カードも「楽天e-NAVI」で確認できる場合があります。 ただし、セキュリティ上の理由から、全ての桁が表示されるわけではないことや、本人確認のために有効期限やセキュリティコードの入力が必要になることが多いです。 オンラインで確認できる場合は、比較的早く解決できるため、まずはご自身のカード会社のウェブサイトを確認してみましょう。
書面での暗証番号通知書請求
多くのカード会社では、暗証番号を忘れた場合、書面で「暗証番号通知書」を郵送してもらう進め方となります。これは、電話やオンラインで暗証番号を直接伝えることによる不正利用のリスクを避けるためのセキュリティ対策です。例えば、三井住友カードやJCBカードでは、電話(自動音声応答サービスを含む)またはウェブサイトからの資料請求で、約1週間で通知書が登録住所に郵送されます。
楽天カードでも自動音声専用ダイヤルに問い合わせることで、暗証番号が記載されたハガキが郵送されます。 郵送での手続きは時間がかかりますが、確実に暗証番号を知るための方法です。住所変更をしている場合は、事前に住所変更手続きを済ませておく必要があります。
暗証番号の再設定・再発行
暗証番号を完全に忘れてしまい、オンラインでの一部照会も難しい場合や、暗証番号を変更したい場合は、カードの再発行が必要となることがあります。特にICチップ付きのカードの場合、暗証番号の情報がチップに組み込まれているため、変更にはカード自体の再発行が一般的です。 再発行の手続きは、カード会社に連絡し、必要な書類を提出する進め方となります。
再発行には手数料がかかる場合があり、新しいカードが届くまでには1〜2週間程度かかることが多いです。 新しいカードが届くと、カード番号が変わる場合もあるため、公共料金の支払いなどにカードを登録している場合は、変更手続きが必要になることもあります。
各カード会社の問い合わせ先(主要なカード会社を例示)
Visaカードの暗証番号に関する問い合わせ先は、カードを発行している会社によって異なります。以下に主要なカード会社の問い合わせ方法をまとめました。
- 三井住友カード: Vpassアプリまたは電話(自動音声応答サービス)で暗証番号の照会手続きが可能です。手続き完了後、約1週間で暗証番号通知書が郵送されます。
- 楽天カード: 楽天e-NAVIの「カードの暗証番号の照会」メニュー、または自動音声専用ダイヤルから確認可能です。ハガキでの郵送となります。
- JCBカード: MyJCBで暗証番号の下2桁を照会できるほか、電話(JCB暗証番号サービス)で暗証番号通知書を請求できます。
- エポスカード: エポスNetの「暗証番号Net照会サービス」で下2桁を即時確認できます。全桁確認やSMSが受信できない場合は郵送での案内となります。
- イオンカード: 「暮らしのマネーサイト」または「イオンウォレット」アプリから暗証番号の照会が可能です。電話での照会はできません。
これらの情報は変更される可能性があるため、手続きを行う際は、必ずご自身のカード会社の公式サイトで最新の情報を確認してください。
暗証番号を複数回間違えてロックされた場合の対処法

暗証番号を忘れてしまい、焦って何度も間違った番号を入力してしまうと、セキュリティのためにカードにロックがかかってしまうことがあります。これは不正利用を防ぐための重要な仕組みですが、いざロックされると非常に困るものです。ロックされた場合の対処法を知っておくことで、冷静に対応できます。
ロック解除の進め方
クレジットカードの暗証番号を複数回間違えてロックがかかってしまった場合、そのカードは暗証番号が必要な取引では利用できなくなります。 ロックを解除する進め方は、基本的にカードの再発行が必要となるケースが多いです。 カード会社に連絡し、ロックされた旨を伝え、再発行の手続きを進めましょう。再発行には通常1〜2週間程度の時間がかかります。
再発行されたカードは、新しい暗証番号が設定されているか、または通知書が別途郵送される進め方となります。ロックがかかる回数は、セキュリティ上の理由から各カード会社は公表していませんが、一般的には3回程度とされています。
ロックされた場合の注意点
カードがロックされた場合、以下の点に注意が必要です。
- 暗証番号での取引は不可: ICチップを搭載した決済端末での支払い、ATMでのキャッシングなど、暗証番号が必要な取引は一切できなくなります。
- サインやタッチ決済は可能な場合も: 一部の店舗ではサインで代用できる場合や、タッチ決済(Visaのタッチ決済など)であれば暗証番号なしで利用できることがあります。 ただし、一定金額を超える場合は暗証番号が必要になるため、過信は禁物です。
- 再発行には手数料がかかることも: カードの再発行には、手数料が発生する場合があります。
- 早めの連絡が大切: ロックされたことに気づいたら、できるだけ早くカード会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。
ロックは不正利用からあなたを守るための機能ですが、利用者にとっては不便な状況です。そのため、暗証番号は慎重に管理し、忘れてしまった場合は焦らず、正しい進め方で対処することが大切です。
暗証番号を忘れないためのコツと変更方法

暗証番号を忘れてしまうと、いざという時にカードが使えなくなり、不便な思いをすることになります。そうした事態を避けるためには、日頃からの管理が重要です。ここでは、暗証番号を忘れないためのコツと、必要に応じた変更方法について解説します。
暗証番号の管理方法
暗証番号を忘れないための最も良いコツは、他人に推測されにくい番号を設定し、かつご自身が確実に覚えられる方法で管理することです。生年月日や電話番号、自宅の番地、車のナンバー、または「0000」や「1111」のような連続した数字は、第三者に推測されやすいため避けるべきです。
これらの番号は、万が一カードを紛失したり盗難に遭ったりした場合に、不正利用のリスクを高めてしまいます。 覚えやすいけれど推測されにくい数字の組み合わせを考え、メモに残す場合は、カードとは別の場所に厳重に保管するなど、細心の注意を払いましょう。デジタルで管理する場合は、パスワード管理アプリなどを利用し、二段階認証を設定するなど、セキュリティを強化することがおすすめです。
暗証番号の変更を検討する
もし現在設定している暗証番号が、生年月日など推測されやすい番号である場合や、複数のカードで同じ番号を使い回している場合は、変更を検討しましょう。 暗証番号の変更は、カード会社によって進め方が異なりますが、一般的には以下の方法があります。
- 書面での申請: カード会社から「暗証番号変更届」を取り寄せ、必要事項を記入して返送する進め方です。ICチップ付きカードの場合、変更にはカードの再発行が必要となることが多く、新しいカードが届くまでには時間がかかります。
- ATMでの変更: 一部のカード会社では、セブン銀行ATMなどで暗証番号の変更が可能です。 この場合、現在の暗証番号が必要となることが多いです。
- オンラインサービスでの変更: ごく一部のカード会社では、会員専用のオンラインサービスから暗証番号の変更手続きができる場合もあります。
変更手続きには手数料がかかる場合もあるため、事前にカード会社のウェブサイトなどで確認しましょう。 暗証番号を定期的に見直すことで、より安全にカードを利用できます。
よくある質問

Visaカードの暗証番号に関する疑問は多くの方が抱えています。ここでは、特によくある質問とその回答をまとめました。
- 暗証番号を忘れてもカードは使えますか?
- 暗証番号の再発行には費用がかかりますか?
- 暗証番号の再発行にはどのくらい時間がかかりますか?
- 暗証番号をオンラインで確認できますか?
- 暗証番号を間違えすぎるとどうなりますか?
- 海外で暗証番号を忘れたらどうすればいいですか?
暗証番号を忘れてもカードは使えますか?
暗証番号を忘れても、カードが全く使えなくなるわけではありません。ICチップを搭載した決済端末での支払い(スーパーやコンビニなど)やATMでのキャッシングには暗証番号が必要ですが、少額決済やインターネットショッピング、サインでの決済、タッチ決済(Visaのタッチ決済など)であれば、暗証番号なしで利用できる場合があります。
ただし、タッチ決済でも一定金額を超える場合は暗証番号の入力が求められることがあります。 2025年3月末をもって、ICチップを搭載したクレジットカードのサイン(署名)による本人確認は原則廃止となり、店頭でのショッピングでは暗証番号の入力が原則となります。 そのため、暗証番号を覚えておくことは今後ますます重要になります。
暗証番号の再発行には費用がかかりますか?
暗証番号の再発行(通知書の発行)自体には、基本的に費用はかからないことが多いです。しかし、ICチップ付きカードの暗証番号変更に伴うカードの再発行には、手数料がかかる場合があります。 これはカード会社によって異なるため、手続きを行う前に必ずご自身のカード会社のウェブサイトや問い合わせ窓口で確認しましょう。
暗証番号の再発行にはどのくらい時間がかかりますか?
暗証番号の再発行(通知書の発行)には、通常1週間から10日程度かかります。 これは、セキュリティ上の理由から、暗証番号が記載された書面が登録住所へ郵送されるためです。ICチップ付きカードの暗証番号変更でカード自体を再発行する場合は、さらに時間がかかり、新しいカードが届くまでには1〜2週間程度かかることもあります。
急ぎでカードを利用したい場合は、早めに手続きを開始することが大切です。
暗証番号をオンラインで確認できますか?
一部のカード会社では、会員専用のオンラインサービスやスマートフォンアプリから暗証番号の一部(下2桁など)を照会できる場合があります。 しかし、セキュリティ上の理由から、全ての桁をオンラインで即時確認できるケースは稀です。多くの場合、本人確認のための情報入力や、書面での通知書郵送が必要となります。ご自身のカード会社がオンライン照会に対応しているか、公式サイトで確認してみましょう。
暗証番号を間違えすぎるとどうなりますか?
暗証番号を複数回(一般的には3回程度)間違えると、セキュリティのためにカードにロックがかかり、暗証番号が必要な取引ではカードが利用できなくなります。 ロックがかかった場合、多くはカードの再発行が必要となり、新しいカードが届くまでには時間がかかります。 ロックされる回数はカード会社によって異なりますが、公表されていません。
不安な場合は、間違える前にカード会社に連絡することをおすすめします。
海外で暗証番号を忘れたらどうすればいいですか?
海外で暗証番号を忘れてしまった場合も、基本的な対処法は国内と同じで、カード発行会社に連絡することです。多くのカード会社は海外からの問い合わせに対応する連絡先を設けています。 ただし、国際電話料金がかかることや、時差の関係で対応時間が限られる場合があるため注意が必要です。 また、海外ではICチップ付きカードの暗証番号入力が一般的であり、サインでの決済が難しい場合も多いため、出発前に暗証番号を確認しておくことが非常に重要です。
まとめ
- Visaカードの暗証番号を忘れたら、まずカード発行会社に連絡する。
- 暗証番号の確認や再発行には時間がかかる場合がある。
- オンラインサービスで暗証番号の一部を確認できるカード会社もある。
- 多くの場合、暗証番号通知書が書面で郵送される。
- ICチップ付きカードの暗証番号変更には、カードの再発行が必要なことが多い。
- 暗証番号を複数回間違えるとカードがロックされる。
- ロックされた場合、多くはカードの再発行が必要となる。
- 再発行には手数料や時間がかかる場合がある。
- 暗証番号は生年月日など推測されにくい番号を設定する。
- 暗証番号はカードとは別の場所に厳重に保管する。
- 少額決済やタッチ決済では暗証番号不要な場合もある。
- 2025年3月末以降、店頭でのサイン決済は原則廃止となる。
- 海外での利用時は特に暗証番号の確認が重要。
- カード会社ごとに手続き方法が異なるため、公式サイトで確認する。
- 焦らず、冷静に正しい進め方で対処することが大切。
- 定期的に暗証番号を見直し、安全性を高める。
