愛車のNBOXが新車登録から5年目を迎え、3回目の車検を控えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。初めての車検とは異なり、走行距離や経年劣化によって交換部品が増え、費用が気になりますよね。本記事では、NBOXの3回目車検にかかる費用相場や内訳、そして費用を賢く抑えるための具体的な方法を詳しく解説します。
大切なNBOXに長く乗り続けるためにも、ぜひ参考にしてください。
NBOXの3回目車検（5年目）の費用相場と内訳
NBOXの3回目車検は、新車登録から5年目に訪れます。この時期の車検費用は、初回車検と比べて高くなる傾向があるため、事前に費用の内訳や相場を把握しておくことが大切です。
NBOXの3回目車検は「5年目」に実施
軽自動車であるNBOXの車検は、新車登録から3年後に最初の車検があり、その後は2年ごとに実施されます。そのため、3回目の車検は新車登録から5年目にあたるのです。この5年という期間は、車の部品が消耗し始める時期でもあり、点検や整備の重要性が増します。走行距離が伸びている場合は、特に注意が必要となるでしょう。
車検費用の内訳は「法定費用」と「車検基本料金・整備費用」
車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「車検基本料金・整備費用」の二つで構成されます。法定費用は国に納める費用であり、どの業者に依頼しても金額は変わりません。一方、車検基本料金や整備費用は、依頼する業者や車の状態によって大きく変動する部分です。
NBOX（軽自動車）の主な法定費用は以下の通りです。
- 自賠責保険料（24ヶ月）：17,540円
- 自動車重量税（2年分）：6,600円（エコカー減税対象車は5,000円の場合あり）
- 印紙代：1,800円（指定工場の場合）
これらの合計で、法定費用は約25,940円となります。この金額は、車検を受ける場所に関わらず必ず発生する費用です。
業者別のNBOX3回目車検費用相場
NBOXの3回目車検費用は、依頼する業者によって大きく異なります。それぞれの業者の特徴と費用相場を比較して、ご自身の状況に合った選択をしましょう。
| 業者 | 費用相場（法定費用＋基本料金・整備費用） | 特徴 |
|---|---|---|
| ディーラー | 約80,000円～150,000円程度 | 純正部品を使用し、手厚い点検・整備が期待できます。保証も充実している場合が多いです。 |
| 車検専門店 | 約50,000円～80,000円程度 | 車検に特化しており、比較的スピーディーかつリーズナブルな費用で受けられることが多いです。 |
| 民間整備工場 | 約50,000円～90,000円程度 | 地域に密着したサービスで、車の状態に合わせた柔軟な対応が期待できます。 |
| カー用品店 | 約50,000円～80,000円程度 | 部品交換が必要な場合、社外品など選択肢が広く、費用を抑えられる可能性があります。 |
| ガソリンスタンド | 約50,000円～80,000円程度 | 給油のついでに依頼できる手軽さが魅力です。 |
| ユーザー車検 | 約25,000円～30,000円程度（法定費用のみ） | 自分で陸運局に車を持ち込み検査を受ける方法です。整備は自己責任となります。 |
ディーラー車検は安心感がある一方で費用が高めになる傾向があり、ユーザー車検は費用を最も抑えられますが、ご自身での準備や知識が必要です。ご自身の車の状態や、どこまで任せたいかによって最適な選択肢は変わります。
NBOXの3回目車検で費用が高くなる理由と交換が必要な部品
NBOXの3回目車検（5年目）は、初回車検と比べて費用が高くなることが少なくありません。その背景には、車の経年劣化や走行距離の増加による部品交換の必要性があります。ここでは、費用が高くなる主な理由と、交換が必要になりやすい部品について解説します。
走行距離と経年劣化による部品交換
新車登録から5年が経過し、走行距離が5万km前後になると、多くの部品が消耗し始めます。特に、ゴム製品や油脂類は劣化が進みやすく、車検時に交換を勧められることが多いでしょう。これらの部品交換は、安全な走行を維持するために欠かせないものです。
NBOXの3回目車検で交換が必要になりやすい部品は以下の通りです。
- タイヤ：溝の深さやひび割れの状態によっては交換が必要です。
- バッテリー：寿命が3～5年と言われており、交換時期を迎えることが多いです。
- ブレーキフルード：吸湿性が高く、2年ごとの交換が推奨されます。
- エンジンオイル・オイルフィルター：定期的な交換が必要な消耗品です。
- エアコンフィルター：エアコンの効きや車内の空気の質に影響します。
- ワイパーゴム：視界確保のために、劣化していれば交換します。
- スパークプラグ：走行距離によっては交換が必要になることがあります。
これらの部品交換費用が、車検基本料金に上乗せされるため、総額が高くなる傾向にあります。特に、タイヤやバッテリーなどの大物部品の交換が必要になると、費用は大きく跳ね上がるでしょう。
ディーラー車検が高額になりがちな理由
ディーラー車検は、他の業者と比較して費用が高額になりがちです。これにはいくつかの理由があります。まず、ディーラーではメーカー純正部品を使用することが多く、部品代が高くなる傾向があります。また、法定点検項目以外の細部にわたる点検や、メーカー独自の厳しい基準に基づいた整備が行われるため、その分の技術料や工賃が加算されます。
さらに、車検後の保証やアフターサービスが充実していることも、費用に反映される要因です。安心と高品質なサービスを求める方には適していますが、費用を抑えたい場合は、整備内容をよく確認し、不要な項目は削る相談をすることも大切です。
NBOXの3回目車検費用を安く抑える方法
NBOXの3回目車検費用は高くなりがちですが、いくつかの方法を実践することで費用を抑えることが可能です。賢く車検を済ませるための具体的な方法をご紹介します。
複数の業者から見積もりを取る
車検費用を安く抑えるための最も基本的な方法は、複数の業者から見積もりを取って比較することです。ディーラーだけでなく、車検専門店、民間整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなど、様々な業者に見積もりを依頼してみましょう。業者によって車検基本料金や整備費用、部品代の価格設定が異なるため、比較することで費用を抑えられる場合があります。
見積もり内容をしっかりと確認し、必要な整備と不要な整備を見極めることが重要です。
ディーラー以外の業者を検討する
ディーラー車検は安心感がありますが、費用を抑えたい場合はディーラー以外の業者も積極的に検討してみましょう。車検専門店や民間整備工場は、ディーラーよりもリーズナブルな価格で車検を提供していることが多いです。これらの業者は、必ずしも純正部品にこだわらず、品質の良い社外品を使用することで部品代を抑えることも可能です。
また、ガソリンスタンドやカー用品店でも車検を受け付けており、独自の割引サービスを提供している場合もあります。ご自身の車の状態や予算に合わせて、最適な業者を選ぶことが大切です。
日頃からのこまめなメンテナンス
車検費用を抑えるには、日頃からのこまめなメンテナンスが非常に重要です。定期的にエンジンオイルや冷却水のチェック、タイヤの空気圧調整などを行うことで、車の状態を良好に保てます。これにより、車検時に予期せぬ大きな修理や部品交換が必要になるリスクを減らせるでしょう。また、自分で交換できる消耗品（ワイパーゴムやエアコンフィルターなど）は、事前に交換しておくことで、業者に依頼する工賃を節約できます。
日々の少しの心がけが、結果的に車検費用の節約につながります。
ユーザー車検に挑戦する
費用を最大限に抑えたいのであれば、ユーザー車検に挑戦する方法があります。ユーザー車検とは、ご自身で運輸支局（軽自動車検査協会）に車を持ち込み、検査を受ける方法です。この場合、法定費用のみで車検を済ませられるため、費用は大幅に安くなります。ただし、車の点検や整備は全て自己責任で行う必要があり、車の知識や整備スキルが求められます。
事前に車の状態をしっかりと確認し、必要であれば専門業者で予備点検を受けるなど、準備を怠らないことが成功の鍵です。手間はかかりますが、費用を抑える効果は非常に大きい方法です。
NBOXの3回目車検に関するよくある質問
- NBOXの3回目車検は何年目に行うのですか？
- NBOXの3回目車検で交換が必要な部品は何ですか？
- NBOXの3回目車検でディーラーはなぜ高いのですか？
- NBOXの3回目車検の費用は10万円を超えますか？
- NBOXの3回目車検でユーザー車検は可能ですか？
- NBOXの3回目車検でタイヤ交換は必須ですか？
- NBOXの3回目車検でバッテリー交換は必要ですか？
- NBOXの3回目車検でオイル交換は必要ですか？
- NBOXの3回目車検で代車は借りられますか？
NBOXの3回目車検は何年目に行うのですか？
NBOXの3回目車検は、新車登録から5年目に行います。軽自動車の車検は、初回が3年後、それ以降は2年ごとと定められているためです。
NBOXの3回目車検で交換が必要な部品は何ですか？
3回目車検（5年目）では、走行距離や使用状況にもよりますが、タイヤ、バッテリー、ブレーキフルード、エンジンオイル、オイルフィルター、エアコンフィルター、ワイパーゴムなどの消耗品が交換対象になりやすいです。
NBOXの3回目車検でディーラーはなぜ高いのですか？
ディーラー車検が高い主な理由は、メーカー純正部品を使用すること、法定点検項目以外の詳細な点検や整備を行うこと、そして手厚い保証やアフターサービスが含まれるためです。
NBOXの3回目車検の費用は10万円を超えますか？
ディーラー車検の場合や、交換部品が多い場合は、NBOXの3回目車検費用が10万円を超えることは珍しくありません。特に、タイヤやバッテリーなどの高額な部品交換が必要になると、総額が上がります。
NBOXの3回目車検でユーザー車検は可能ですか？
はい、NBOXの3回目車検でもユーザー車検は可能です。法定費用のみで済むため費用を大幅に抑えられますが、ご自身で車の点検・整備を行い、運輸支局での検査を受ける必要があります。
NBOXの3回目車検でタイヤ交換は必須ですか？
タイヤの溝の深さが1.6mm以下になっている場合や、ひび割れなどの劣化が激しい場合は、車検に合格するために交換が必須となります。まだ使用できる状態であれば、交換は必須ではありません。
NBOXの3回目車検でバッテリー交換は必要ですか？
バッテリーの寿命は一般的に3～5年と言われているため、3回目車検の時期に交換が必要となるケースが多いです。点検の結果、性能が低下していると判断されれば交換を勧められるでしょう。
NBOXの3回目車検でオイル交換は必要ですか？
エンジンオイルやオイルフィルターは定期的な交換が必要な消耗品です。前回の交換時期から期間が空いている場合や、走行距離が多い場合は、車検時に交換を勧められることがほとんどです。
NBOXの3回目車検で代車は借りられますか？
多くの車検業者では、代車サービスを提供しています。ただし、有料の場合や、事前に予約が必要な場合もあるため、見積もりを取る際に確認しておくと良いでしょう。
まとめ
- NBOXの3回目車検は新車登録から5年目に行う。
- 車検費用は法定費用と車検基本料金・整備費用で構成される。
- 法定費用は約25,940円でどの業者でも同額である。
- 車検基本料金・整備費用は業者や車の状態により大きく変動する。
- ディーラー車検は手厚い分、費用が高くなる傾向がある。
- 車検専門店や民間整備工場は費用を抑えやすい選択肢である。
- ユーザー車検は費用を最も安く抑えられる方法である。
- 5年目車検ではタイヤやバッテリーなど消耗品の交換が増える。
- 走行距離が伸びていると交換部品が増える可能性が高い。
- 複数の業者から見積もりを取り比較検討することが大切である。
- 日頃からのこまめなメンテナンスが費用節約につながる。
- 自分で交換できる消耗品は事前に交換しておくのが良い。
- ディーラー以外の業者も積極的に検討してみるべきである。
- 車検費用が10万円を超えることも珍しくない時期である。
- 代車の有無や費用も事前に確認しておくと安心である。