本州と四国を結ぶ壮大な橋、本州四国連絡橋。ドライブ旅行やビジネスで利用する際、気になるのが通行料金ではないでしょうか。本記事では、3つのルートそれぞれの料金体系から、ETC割引を最大限に活用するコツ、さらにはお得に利用するための方法まで、詳しく解説します。あなたの移動がより快適で経済的になるよう、ぜひ参考にしてください。
本州四国連絡橋とは?3つのルートの基本情報

本州四国連絡橋は、本州と四国を結ぶ3つの高速道路の総称です。それぞれ異なる特徴を持ち、地域の経済や文化交流に大きく貢献しています。これらの橋は、本州四国連絡高速道路株式会社(JB本四高速)が管理しています。
神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋・大鳴門橋)
ルートの概要と特徴
神戸淡路鳴門自動車道は、兵庫県神戸市から淡路島を経由し、徳島県鳴門市へと至るルートです。世界最長の吊り橋である明石海峡大橋と、鳴門の渦潮で知られる大鳴門橋を含み、
関西方面から四国へ向かう際に最も利用されることが多いでしょう。 景観の美しさも魅力の一つで、特に明石海峡大橋からの眺めは圧巻です。
普通車の基本料金
神戸淡路鳴門自動車道の料金は、区間によって異なります。例えば、垂水ICから淡路ICまでの普通車(ETC利用)の料金は910円です。 現金車の場合は2,410円となり、ETCを利用することで大幅に料金を抑えられます。 全線(神戸西IC~鳴門IC)を普通車で利用する場合、ETC通常料金は5,710円です。
瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)
ルートの概要と特徴
瀬戸中央自動車道は、岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶルートで、鉄道と道路が併用された瀬戸大橋が特徴です。瀬戸内海の多島美を眺めながらドライブを楽しめるため、観光客にも人気があります。 本州と四国を同時に鉄道と車で渡れる唯一のルートとしても知られています。
普通車の基本料金
瀬戸中央自動車道の料金も、区間や車種によって変動します。例えば、早島ICから坂出ICまでの普通車(ETC利用)の料金は4,100円です。 こちらもETCを利用することで、現金料金よりもお得に通行できます。 休日割引が適用されると、さらに料金が安くなる場合があります。
西瀬戸自動車道(しまなみ海道)
ルートの概要と特徴
西瀬戸自動車道、通称しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶルートです。多くの島々を橋でつなぎ、サイクリングロードとしても世界的に有名です。 自転車や原付でも渡れる唯一のルートであり、瀬戸内海の穏やかな景色を間近で感じながら移動できるのが最大の魅力です。
普通車の基本料金
しまなみ海道の普通車(ETC利用)の料金は、西瀬戸尾道ICから今治ICまでの全線で2,350円です。 他の2ルートに比べて比較的料金が安価な傾向にあります。 また、自転車の通行料金は、期間限定で無料化されている期間があります。
本州四国連絡橋の料金体系とETC割引の種類

本州四国連絡橋の料金は、車種や利用する時間帯、支払い方法によって大きく変わります。特にETCを利用することで、様々な割引が適用され、通行料金を大幅に抑えることが可能です。
車種別の料金区分
本州四国連絡橋の料金は、以下の車種区分に基づいて設定されています。
- 軽自動車等(軽自動車、二輪車)
- 普通車
- 中型車
- 大型車
- 特大車
これらの区分により、同じ区間でも料金が異なります。一般的に、車両が大きくなるほど料金は高くなる傾向です。
ETC割引の主な種類と適用条件
ETCを利用することで、本州四国連絡橋では様々な割引が適用されます。これらの割引を理解し、上手に活用することが、料金を抑えるコツです。
休日割引で賢く節約
休日割引は、土曜日、日曜日、祝日にETCシステムを利用して無線走行した軽自動車等と普通車に適用される割引です。 しかし、ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始、そして3連休は、観光需要の平準化や交通分散のため、2025年度以降は休日割引の適用が除外されます。 事前に適用除外日を確認することが大切です。
深夜割引で長距離移動もお得に
深夜割引は、毎日0時から4時の間にETCシステムを利用して高速道路を走行した場合に適用される割引です。本州四国連絡橋でもこの割引が適用され、長距離移動の際に料金を抑えるのに役立ちます。 深夜帯の移動を計画している場合は、ぜひ活用を検討してみてください。
平日朝夕割引の活用方法
平日朝夕割引は、平日の朝6時から9時、夕方17時から20時の間にETCシステムを利用して対象区間を走行した場合に適用される割引です。 この割引は、ETCマイレージサービスに登録していることが条件となり、利用回数に応じて還元額が付与される仕組みです。 通勤などで頻繁に利用する方には特におすすめの割引と言えるでしょう。
ETCマイレージサービスのメリット
ETCマイレージサービスは、ETCカードでの通行料金の支払い額に応じてポイントが貯まり、そのポイントを還元額(無料通行分)として利用できるお得なサービスです。 事前の登録が必要ですが、本州四国連絡橋を含む全国の高速道路で利用できるため、ETCユーザーならぜひ登録しておきたいサービスです。
その他の割引制度(通勤割引、障がい者割引など)
上記以外にも、本州四国連絡橋では特定の条件を満たす場合に適用される割引制度があります。例えば、通勤割引や障がい者割引などが存在します。 これらの割引にはそれぞれ適用条件や手続きが必要となるため、利用を検討する際は、事前にJB本四高速の公式サイトなどで詳細を確認することが重要です。
ルート別料金比較!あなたの移動に最適なのは?

本州と四国を結ぶ3つの連絡橋は、それぞれ料金体系や割引の種類が異なります。ご自身の移動目的や車種に合わせて、最適なルートを選ぶための料金比較を行いましょう。
普通車で本州四国連絡橋を渡る場合の料金比較
普通車で本州四国連絡橋を全線利用する場合のETC通常料金(目安)は以下の通りです。
- 神戸淡路鳴門自動車道(神戸西IC~鳴門IC):5,710円
- 瀬戸中央自動車道(早島IC~坂出IC):4,100円
- 西瀬戸自動車道(西瀬戸尾道IC~今治IC):2,350円
この比較から、しまなみ海道が最も料金が安く、神戸淡路鳴門自動車道が最も高額であることが分かります。ただし、これは割引が適用されない場合の料金であり、ETC割引を適用すれば料金は大きく変わる可能性があります。
軽自動車・二輪車での料金比較
軽自動車や二輪車の場合も、普通車と同様にしまなみ海道が比較的安価です。例えば、神戸淡路鳴門自動車道の垂水ICから淡路ICまでの軽自動車(ETC利用)は760円です。 休日割引が適用されると、さらに料金が下がることもあります。 各ルートの具体的な料金は、JB本四高速の公式サイトで確認できます。
料金を抑えるためのルート選びのコツ
料金を抑えるためのコツは、まずETCカードを利用することです。ETC割引は現金車に比べて大幅な割引が適用されるため、必須と言えるでしょう。 次に、移動する曜日や時間帯を考慮し、休日割引や深夜割引が適用されるタイミングを選ぶことです。 また、目的地までの距離や所要時間だけでなく、料金も考慮してルートを選ぶと良いでしょう。
例えば、急ぎでなければ、しまなみ海道を選ぶことで料金を抑えつつ、美しい景色を楽しめます。
本州四国連絡橋をお得に利用するための具体的な方法

本州四国連絡橋の料金は、工夫次第でさらにお得にできます。ここでは、具体的な節約方法をご紹介します。
ETCカードの準備と利用のすすめ
本州四国連絡橋の割引制度の多くは、ETCカードの利用が前提となっています。現金で通行する場合と比べて、ETCを利用するだけで料金が大幅に安くなる区間も少なくありません。 まだETCカードをお持ちでない方は、この機会に作成を検討することをおすすめします。ETC車載器の設置も忘れずに行いましょう。ETCカードを複数枚持っている場合は、ETCマイレージサービスへの登録状況も確認しておくと良いでしょう。
事前情報収集で割引を逃さない
本州四国連絡高速道路株式会社(JB本四高速)では、時期によって様々な企画割引を実施していることがあります。 これらの割引は期間限定であったり、特定の条件を満たす必要があったりするため、出発前に公式サイトで最新の情報を確認することが重要です。 また、休日割引の適用除外日など、割引が適用されない日も発表されているため、こちらも事前に確認しておきましょう。
周辺観光と組み合わせたお得な旅の計画
本州四国連絡橋を渡る旅は、単なる移動手段としてだけでなく、周辺の観光地と組み合わせることで、より充実したものになります。例えば、しまなみ海道はサイクリングの聖地として知られ、レンタサイクルを利用して橋を渡ることも可能です。 また、瀬戸大橋周辺では、瀬戸大橋スカイツアーのような体験型イベントも開催されています。
旅全体の費用を抑えるために、宿泊施設や観光施設の割引情報も合わせて調べると、さらに満足度の高い旅行になるでしょう。
よくある質問

- 本州四国連絡橋の料金はなぜ高いのですか?
- しまなみ海道は自転車でも渡れますか?料金はかかりますか?
- ETCがない場合、割引は適用されますか?
- 休日割引は土日祝日全てに適用されますか?
- 本州四国連絡橋の料金を調べるにはどうすればいいですか?
- 複数の割引は併用できますか?
本州四国連絡橋の料金はなぜ高いのですか?
本州四国連絡橋の料金が他の高速道路に比べて高めに設定されている主な理由は、建設にかかった莫大な費用にあります。 長大な橋やトンネルの建設には巨額の投資が必要であり、その費用を料金収入で返済する必要があるためです。しかし、2014年4月からはETC車限定で、NEXCOの高速道路と同等の料金水準に引き下げられる措置が取られています。
国や地方自治体の支援もあり、利用しやすい料金体系を目指す取り組みが続けられています。
しまなみ海道は自転車でも渡れますか?料金はかかりますか?
はい、しまなみ海道は自転車でも渡ることができます。自転車道が整備されており、サイクリングの聖地として多くの人に親しまれています。 自転車の通行料金は、通常は500円(今治~尾道区間)ですが、現在は期間限定で無料化されています。 2026年3月末まで無料化が延長されているため、この期間中は無料でサイクリングを楽しめます。
ETCがない場合、割引は適用されますか?
ETCがない現金車の場合、基本的に多くの割引は適用されません。本州四国連絡橋の主な割引(休日割引、深夜割引、平日朝夕割引など)は、ETCシステムを利用した無線通行が条件となっています。 現金車の場合、各区間の通常料金を支払うことになります。 お得に利用するためには、ETCカードの準備を強くおすすめします。
休日割引は土日祝日全てに適用されますか?
いいえ、休日割引は土日祝日全てに適用されるわけではありません。2025年度以降、ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始、そして3連休は、休日割引の適用が除外されます。 これらの期間は交通混雑が予想されるため、割引が適用されず、ETC車料金(平日)が適用されます。 事前にJB本四高速の公式サイトなどで適用除外日を確認することが重要です。
本州四国連絡橋の料金を調べるにはどうすればいいですか?
本州四国連絡橋の料金を調べるには、本州四国連絡高速道路株式会社(JB本四高速)の公式サイトにある「料金検索」ページを利用するのが最も確実です。 出発ICと到着IC、車種、ETCの有無などを入力することで、正確な料金情報を確認できます。 また、NEXCO東日本の「ドラぷら」などの高速料金・ルート検索サイトでも、本州四国連絡橋の料金を調べることが可能です。
複数の割引は併用できますか?
基本的に、複数の割引を併用することはできません。例えば、深夜割引と休日割引が重複する時間帯に走行した場合、いずれか一方の割引が適用されることになります。 どの割引が優先されるかは、割引の種類や条件によって異なりますので、詳細はJB本四高速の公式サイトで確認することをおすすめします。
まとめ
- 本州四国連絡橋には神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道の3ルートがある。
- 各ルートの料金は車種や区間によって異なる。
- ETCカードの利用で様々な割引が適用され、料金を大幅に抑えられる。
- 休日割引は土日祝日に適用されるが、GWやお盆、年末年始、3連休は除外される。
- 深夜割引は0時から4時の走行に適用され、長距離移動でお得になる。
- 平日朝夕割引はETCマイレージサービス登録者向けの割引。
- しまなみ海道は自転車でも通行可能で、期間限定で無料化されている。
- 本州四国連絡橋の料金は建設費が高額なため、他の高速道路より高め。
- ETC利用でNEXCOと同等の料金水準を目指す取り組みがされている。
- 料金を調べる際はJB本四高速の公式サイトや高速料金検索サイトを活用する。
- 複数の割引の併用は基本的にできない。
- 事前情報収集で最新の割引情報を確認することが大切。
- 周辺観光と組み合わせることで、よりお得で楽しい旅を計画できる。
- ETCマイレージサービスへの登録はポイント還元でお得。
- 現金車は割引の恩恵を受けにくいため、ETC導入がおすすめ。
- 料金だけでなく、所要時間や景観も考慮してルートを選ぶと良い。
