クリックポストは、手軽に荷物を送れる便利なサービスとして多くの方に利用されています。しかし、「ラベルの大きさがよくわからない」「印刷で失敗したくない」と悩む方も少なくありません。本記事では、クリックポストのラベルサイズから、失敗しない印刷方法、そして荷物の梱包のコツまで、あなたの疑問を全て解決するための情報をお届けします。
クリックポストのラベルサイズはA4用紙に収まる！
クリックポストの宛名ラベルは、ご自宅のプリンターでA4サイズの用紙に印刷することを前提としています。具体的には、A4用紙の4分の1にあたるA6サイズ（縦14.85cm × 横10.5cm）で印字されるのが一般的です。このサイズは、クリックポストで送れる最小の荷物サイズ（縦14cm × 横9cm）よりもやや大きめに設定されています。
ラベルの具体的なサイズと印刷の基本
クリックポストのラベルは、A4用紙1枚に1枚のラベルが印刷されるように設計されています。多くのラベルシールメーカーが、クリックポスト対応としてA4サイズで4面付けのラベルシールを販売しており、これを利用すると効率的に印刷できます。
印刷する際は、PDFファイルとして提供されるラベルデータを、プリンターで正確に出力することが大切です。特に、印刷設定で「実際のサイズ」や「100%」を選択するのが、失敗を避けるための基本中の基本となります。
印刷時に「拡大・縮小なし」を選ぶ重要性
クリックポストのラベルには、荷物の追跡に必要なバーコードや二次元コードが含まれています。これらのコードは、郵便局の機械で正確に読み取られる必要があるため、ラベルのサイズが少しでも変わってしまうと、読み取りエラーの原因となる可能性があります。
そのため、プリンターの設定で「用紙に合わせる」や「拡大・縮小」などのオプションを選んでしまうと、意図せずラベルサイズが変わってしまい、トラブルにつながることも。必ず「実際のサイズ」や「100%」を選び、原寸大で印刷するよう心がけましょう。
失敗しない！クリックポストラベルの正しい印刷方法
クリックポストのラベル印刷は、いくつかのポイントを押さえれば決して難しくありません。ここでは、ご自宅のプリンターで印刷する際の具体的な設定方法から、万が一プリンターがない場合の対処法まで、詳しく解説します。
プリンター設定の確認ポイントと調整方法
ラベルを印刷する前に、お使いのプリンターの設定を必ず確認しましょう。まず、用紙サイズは「A4」に設定します。次に、最も重要なのが「拡大・縮小」に関する設定です。多くのプリンターでは、「実際のサイズ」「100%」「拡大・縮小なし」といった選択肢がありますので、必ずこれらの原寸大で印刷する設定を選んでください。
もし、これらの設定が見当たらない場合は、プリンターの取扱説明書を確認するか、PDFビューア側の印刷設定を調整する必要があります。印刷品質も「標準」以上を選び、バーコードがかすれたり、にじんだりしないように注意しましょう。
PDFビューアでの印刷設定のコツ
クリックポストのラベルはPDF形式で提供されます。Adobe Acrobat ReaderなどのPDFビューアを使って印刷する場合も、プリンター設定と同様に「実際のサイズ」や「拡大・縮小なし」を選択することが大切です。
ブラウザから直接印刷する際も、印刷プレビュー画面で「詳細設定」を開き、「拡大/縮小」の項目を「既定」または「カスタム」で「100%」に設定すると良いでしょう。印刷前にプレビューでラベルがA4用紙内に収まっているか、文字やバーコードが鮮明に表示されているかを確認する習慣をつけることをおすすめします。
自宅にプリンターがない場合の対処法
「自宅にプリンターがないからクリックポストは使えない」と諦める必要はありません。コンビニエンスストアのマルチコピー機を利用すれば、簡単にラベルを印刷できます。
クリックポストのサイトからダウンロードしたPDFファイルをUSBメモリに保存するか、ネットワークプリントサービスにアップロードして、コンビニのマルチコピー機で印刷しましょう。ただし、コンビニ印刷の場合も、必ず「原寸大」で印刷する設定を選ぶように注意してください。
ラベルの貼り方と梱包の注意点
ラベルを正しく印刷できたら、次は荷物への貼り付けと梱包です。ここでもいくつかの注意点があり、これらを守ることでスムーズな発送につながります。
バーコードが読み取りやすい貼り位置のポイント
印刷したラベルは、荷物の表面にしっかりと貼り付けましょう。最も重要なのは、バーコードや二次元コードが折れ曲がったり、シワになったりしないようにすることです。これらが破損すると、郵便局での読み取りができず、配送が遅れる原因となる可能性があります。
荷物の平らな部分を選び、ラベル全体が剥がれないように四隅までしっかりとテープで固定するのがコツです。特に、雨などで濡れても文字が滲まないよう、透明なテープで全体を覆うとより安心です。
梱包材選びと厚さ制限をクリアするコツ
クリックポストで送れる荷物のサイズは、長さ14cm～34cm、幅9cm～25cm、厚さ3cm以内、重さ1kg以内と定められています。 この厚さ3cmという制限は、梱包材を含めた外寸です。そのため、梱包材選びは非常に重要になります。
薄型のダンボール箱や厚紙封筒、クッション封筒などがおすすめです。衣類などの厚みが出やすいものは、圧縮袋を活用して3cm以内に収めると良いでしょう。 郵便ポストの投函口に入るか不安な場合は、定規などで事前に厚さを測る習慣をつけることをおすすめします。
クリックポストでよくある質問
クリックポストの利用に関して、多くの方が疑問に感じる点をまとめました。これらの質問と回答を参考に、よりスムーズにクリックポストを活用してください。
- ラベルが小さく印刷されてしまったらどうすればいいですか？
- 複数枚のラベルを一度に印刷できますか？
- クリックポストの荷物で送れないものはありますか？
- 追跡番号はどこで確認できますか？
- 郵便局の窓口でクリックポストのラベルを印刷してもらえますか？
ラベルが小さく印刷されてしまったらどうすればいいですか？
ラベルが小さく印刷されてしまった場合、ほとんどの原因はプリンターの印刷設定にあります。まずは、印刷設定で「実際のサイズ」や「100%」が選択されているかを確認してください。 もし設定が正しくても改善しない場合は、プリンタードライバーの再インストールや、別のPDFビューアを試すことも有効です。バーコードが読み取れないと配送トラブルにつながるため、正しいサイズで印刷し直すことが大切です。
複数枚のラベルを一度に印刷できますか？
はい、クリックポストには「まとめ印字」機能があります。複数の荷物を発送する場合、個別に支払い手続きを完了させた後、マイページから「まとめ印字」ボタンをクリックすることで、複数の宛名ラベルをまとめてPDFファイルとして出力できます。 これにより、印刷の手間を大幅に減らすことが可能です。
A4用紙に4枚のラベルを印刷できる専用のラベルシールも市販されていますので、活用を検討してみましょう。
クリックポストの荷物で送れないものはありますか？
クリックポストでは、信書（手紙や契約書など）、現金、貴金属などの貴重品、爆発物や毒劇物などの危険物は送ることができません。 また、配送中の紛失や破損に対する補償がないため、高額な商品や壊れやすいものを送るのには不向きです。 送りたいものが規定に合致しているか、事前に確認するようにしましょう。
追跡番号はどこで確認できますか？
クリックポストの追跡番号は、印刷された宛名ラベルのバーコードの下に記載されている12桁の数字です。 発送手続き完了後にクリックポストのマイページでも確認できます。 この番号を日本郵便の追跡サービスに入力することで、荷物の配送状況を約100日間確認できます。 荷物の状況を把握できる安心感は、クリックポストの大きなメリットの一つです。
郵便局の窓口でクリックポストのラベルを印刷してもらえますか？
クリックポストは、ご自身で宛名ラベルを印刷し、荷物に貼り付けて発送するサービスです。郵便局の窓口でラベルを印刷してもらうことはできません。 運賃の支払いもオンライン決済（Yahoo!ウォレットまたはAmazon Pay）のみとなっており、窓口での現金払いはできません。 自宅にプリンターがない場合は、コンビニのマルチコピー機などを利用することになります。
まとめ
- クリックポストのラベルはA4用紙に印刷される。
- ラベルの実寸はA6サイズ（縦14.85cm × 横10.5cm）が一般的。
- 印刷時は「実際のサイズ」または「100%」を選ぶのが重要。
- 拡大・縮小設定はバーコード読み取りエラーの原因になる。
- プリンター設定とPDFビューア設定の両方を確認する。
- 自宅にプリンターがなくてもコンビニで印刷可能。
- ラベルは荷物の平らな部分にしっかり貼り付ける。
- バーコード部分が折れ曲がらないよう注意する。
- 梱包材を含め厚さ3cm以内、重さ1kg以内が規定。
- 衣類などは圧縮袋で厚さを調整するコツがある。
- 信書、現金、貴重品、危険物は送れない。
- 高額商品や壊れやすいものは補償がないため不向き。
- 追跡サービスで荷物の状況を確認できる。
- 追跡番号はラベルに記載され、約100日間有効。
- 郵便局窓口でのラベル印刷や現金払いはできない。
- 複数発送時は「まとめ印字」機能が便利。