「自分の血液型は親のどちらかと同じはずなのに、なぜか違う…」「A型とB型の両親からO型の子どもが生まれるって本当?」など、血液型の組み合わせについて疑問を感じたことはありませんか?血液型は、私たちの体質や健康にも関わる大切な情報です。本記事では、親から子へ血液型がどのように遺伝するのか、その基本的なルールから具体的な組み合わせパターンまで、わかりやすく解説します。
また、血液型に関するよくある誤解や疑問にもお答えし、あなたの「なぜ?」をスッキリ解消します。
血液型ってどう決まるの?基本の「き」から理解しよう

血液型は、私たちの体質を構成する重要な要素の一つです。特にABO式血液型は、輸血の際にも非常に大切な情報となります。この血液型は、両親から受け継ぐ遺伝子によって決まるもので、その仕組みを理解すると、親子の血液型の関係性がより明確になります。まずは、ABO式血液型の基礎知識から見ていきましょう。
ABO式血液型とは?遺伝の仕組みの基礎知識
ABO式血液型は、赤血球の表面にある「抗原」の種類によってA型、B型、O型、AB型の4つに分類されます。A型はA抗原、B型はB抗原、AB型はAとBの両方の抗原を持ち、O型はどちらの抗原も持っていません。この抗原の種類は、両親から受け継ぐ遺伝子によって決定されます。血液型を決定する遺伝子にはA、B、Oの3種類があり、これらが2つセットになって血液型が決まるのです。
例えば、A型にはAAとAOの2種類の遺伝子型があり、B型にはBBとBO、O型にはOO、AB型にはABの遺伝子型があります。Oの遺伝子はAやBと一緒になると隠れてしまうため、AOはA型、BOはB型と表現されます。AとBは同等なので、両方に存在する場合はAB型となるのです。
親から子へ受け継がれる血液型のルール
子どもの血液型は、両親からそれぞれ1つずつ遺伝子を受け継ぐことで決まります。これは「メンデルの法則」に従うもので、パズルのように組み合わせを考えると理解しやすいでしょう。例えば、親がA型とB型であっても、その遺伝子型によっては子どもがO型になる可能性もあります。 逆に、O型同士の親からはO型の子どもしか生まれません。
このように、親の血液型だけでなく、その遺伝子型を知ることで、子どもの血液型がどのような確率で生まれてくるかを推測できます。血液型は受精の瞬間に決定され、基本的に生涯変わることはありません。
- 遺伝子型とは?
遺伝子型とは、ABO式血液型を決定する遺伝子の組み合わせのことです。A型にはAAとAO、B型にはBBとBO、O型にはOO、AB型にはABの遺伝子型があります。実際に検査でわかる血液型(表現型)と遺伝子型は異なる場合があるため、この遺伝子型を理解することが、血液型の遺伝を深く知るコツです。 - 優性遺伝と劣性遺伝
血液型の遺伝においては、A遺伝子とB遺伝子はO遺伝子に対して優性です。つまり、A遺伝子とO遺伝子がある場合はA型に、B遺伝子とO遺伝子がある場合はB型になります。O型になるのは、両親からO遺伝子を一つずつ受け継ぎ、OOの遺伝子型になった場合のみです。A遺伝子とB遺伝子には優劣関係がないため、両方が揃うとAB型として表現されます。
【一覧表で一目瞭然】親の血液型からわかる子の血液型組み合わせ

親の血液型から子どもの血液型がどうなるのか、具体的な組み合わせを知りたい方は多いでしょう。ここでは、それぞれの血液型の遺伝子型パターンを詳しく解説し、親の血液型から生まれる可能性のある子どもの血液型を一覧表でわかりやすくご紹介します。この表を見れば、あなたの疑問もきっと解決するはずです。
A型・B型・O型・AB型、それぞれの遺伝子型パターン
ABO式血液型は、A、B、Oの3種類の遺伝子の組み合わせによって決まります。それぞれの血液型が持つ遺伝子型は以下の通りです。この遺伝子型を理解することが、親から子への血液型遺伝の仕組みを把握する上で非常に重要です。
- A型:AAまたはAO
- B型:BBまたはBO
- O型:OO
- AB型:AB
親が持つ遺伝子型の組み合わせによって、子どもに受け継がれる遺伝子が異なり、結果として子どもの血液型が決まります。例えば、両親がともにA型であっても、その遺伝子型がAOとAOであれば、子どもはO型になる可能性も出てくるのです。
親の血液型別!生まれる子の血液型組み合わせ一覧
以下に、両親の血液型の組み合わせから生まれる可能性のある子どもの血液型を一覧表でまとめました。この表は、一般的なABO式血液型の遺伝ルールに基づいています。
| 親の血液型(父) | 親の血液型(母) | 生まれる可能性のある子の血液型 |
|---|---|---|
| A型 | A型 | A型、O型 |
| A型 | B型 | A型、B型、O型、AB型 |
| A型 | O型 | A型、O型 |
| A型 | AB型 | A型、B型、AB型 |
| B型 | B型 | B型、O型 |
| B型 | O型 | B型、O型 |
| B型 | AB型 | A型、B型、AB型 |
| O型 | O型 | O型 |
| O型 | AB型 | A型、B型 |
| AB型 | AB型 | A型、B型、AB型 |
この表は、それぞれの組み合わせでどのような血液型が生まれる可能性があるのかを簡潔に示しています。例えば、A型とB型の両親からは、全ての血液型の子どもが生まれる可能性があることがわかります。これは、両親がそれぞれAOとBOの遺伝子型を持っている場合に起こり得る現象です。
血液型に関するよくある誤解をスッキリ解消!

血液型については、遺伝の仕組み以外にも、性格や相性に関する様々な情報が巷にあふれています。しかし、その中には科学的な根拠に基づかない誤解も少なくありません。ここでは、血液型に関するよくある誤解を解消し、正しい知識を身につけるための情報をお届けします。
血液型と性格・相性の関係は科学的根拠がない?
「A型は几帳面」「B型はマイペース」といった血液型と性格を結びつける考え方は、日本をはじめとする東アジア諸国で広く信じられています。 しかし、心理学や遺伝学、行動科学の分野における長年の研究では、血液型と性格や相性との間に科学的な関連性は確認されていません。 これらの説は、文化的な側面や統計的な偏見、あるいは「確証バイアス」と呼ばれる、自分の信じたい情報ばかりを集めてしまう心理的な傾向によって広まったものと考えられています。
血液型で人の性格や相性を判断することは、時に誤解や偏見を生む原因にもなりかねません。人を理解する上では、血液型ではなく、その人の個性や経験、価値観に目を向けることが大切です。
Rh式血液型って何?ABO式との違い
血液型にはABO式の他に、Rh式血液型という重要な分類があります。Rh式血液型は、赤血球の表面にあるRh抗原の有無によってRh陽性(Rh+)とRh陰性(Rh-)の2つに分けられます。日本人の約99.7%がRh陽性であり、Rh陰性の人は非常に少ないのが特徴です。 Rh式血液型もABO式と同様に遺伝によって決まり、Rh+の遺伝子は優性、Rh-の遺伝子は劣性です。
輸血の際には、ABO式血液型とRh式血液型の両方を考慮することが非常に重要です。特にRh陰性の人がRh陽性の血液を輸血されると、重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、細心の注意が払われます。また、妊娠中のRh不適合妊娠においても、Rh式血液型が重要な役割を果たすことがあります。
血液型に関するよくある質問

- O型とO型からA型は生まれる?
- AB型とO型から生まれる血液型は?
- A型とB型から生まれる血液型は?
- 親がAB型だと子供は何型?
- 血液型はいつ決まる?
- 血液型と性格は関係ある?
- 血液型は途中で変わることがある?
- 血液型遺伝子型とは?
O型とO型からA型は生まれる?
O型はOOの遺伝子型しか持たないため、O型同士の親からはO型の子どもしか生まれません。A型の子どもが生まれることはありません。
AB型とO型から生まれる血液型は?
AB型はAとBの遺伝子、O型はOとOの遺伝子を持ちます。そのため、子どもにはAとO、またはBとOの遺伝子が遺伝し、結果としてA型(AO)かB型(BO)のどちらかが生まれます。
A型とB型から生まれる血液型は?
親がそれぞれA型(AAまたはAO)とB型(BBまたはBO)の場合、子どもの血液型はA型、B型、O型、AB型の全ての可能性があり得ます。特に親がAOとBOの遺伝子型を持っている場合は、全ての型が生まれる可能性があります。
親がAB型だと子供は何型?
親の一方がAB型の場合、もう一方の親の血液型によって子どもの血液型は変わります。例えば、AB型とO型ならA型かB型、AB型とA型ならA型、B型、AB型、AB型とB型ならA型、B型、AB型、AB型とAB型ならA型、B型、AB型が生まれる可能性があります。O型の子どもは生まれません。
血液型はいつ決まる?
血液型は受精の瞬間に、両親から受け継ぐ遺伝子によって決定されます。生まれてから変わることは基本的にありません。
血液型と性格は関係ある?
血液型と性格の関連性については、科学的な根拠は確認されていません。これは文化的な側面や統計的な偏見によるものとされることが多いです。
血液型は途中で変わることがある?
基本的に血液型は生涯変わらないものです。ただし、骨髄移植などの特殊な医療行為を受けた場合や、特定の疾患(白血病など)によって一時的に変化することが稀にあります。
血液型遺伝子型とは?
血液型遺伝子型とは、ABO式血液型を決定する遺伝子の組み合わせのことです。A型にはAAとAO、B型にはBBとBO、O型にはOO、AB型にはABの遺伝子型があります。表現型(実際に検査でわかる血液型)と遺伝子型は異なる場合があるため、遺伝の仕組みを理解する上で重要な概念です。
まとめ
- 血液型は両親から受け継ぐ遺伝子で決まる。
- ABO式血液型はA、B、Oの3種類の遺伝子の組み合わせ。
- A型はAAまたはAO、B型はBBまたはBOの遺伝子型を持つ。
- O型はOO、AB型はABの遺伝子型を持つ。
- O遺伝子はAやB遺伝子に対して劣性遺伝子である。
- A遺伝子とB遺伝子には優劣関係がない。
- 親の血液型から子の血液型は一覧表で確認できる。
- O型同士の親からはO型の子どもしか生まれない。
- A型とB型の親からは全ての血液型の子どもが生まれる可能性がある。
- AB型とO型の親からはA型かB型の子どもが生まれる。
- 血液型と性格・相性には科学的根拠がない。
- Rh式血液型も遺伝によって決まり、輸血で重要。
- 血液型は受精の瞬間に決定され、基本的に変わらない。
- 子どもの血液型検査は1歳以降が正確な判定の目安。
- 血液型遺伝子型を理解すると遺伝の仕組みがより明確になる。
