リクルートカードプラスをお持ちのあなたは、最近のサービス変更について「このまま持ち続けても良いのだろうか?」と悩んでいませんか?
2016年に新規募集を終了した伝説の高還元率カードであるリクルートカードプラスですが、2025年6月には年会費が、そして2026年3月にはポイント還元率が変更されることが発表されました。これらの変更は、カードの利用価値に大きな影響を与えるため、解約を検討する方も少なくないでしょう。本記事では、リクルートカードプラスの最新情報に基づき、解約すべきかどうかの判断基準から、解約手続きの具体的な進め方、さらには解約後の代替カードまで、あなたの疑問を全て解決するための情報をお届けします。
リクルートカードプラスは解約すべき?判断のポイントを解説

リクルートカードプラスの解約を考える際、最も重要なのは、カードのメリットとデメリットがあなたの利用状況に合っているかどうかを見極めることです。特に、今後のサービス変更を考慮すると、その判断はより複雑になります。
リクルートカードプラスの基本情報と現在の状況
リクルートカードプラスは、かつてポイント還元率2.0%という驚異的な高さを誇り、多くのユーザーに愛されてきたクレジットカードです。しかし、2016年3月15日をもって新規発行を終了しており、現在は既存のカード保有者のみが利用を継続しています。 このカードの大きな魅力は、年会費2,200円(税込)でありながら、国内・海外旅行傷害保険が自動付帯し、最高3,000万円まで補償される点でした。
貯まったリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに交換できるほか、Amazon.co.jpでの買い物にも利用できるため、使い勝手の良さも評価されていました。 しかし、この伝説のカードにも大きな変更が迫っています。
解約を検討する主な理由
リクルートカードプラスの解約を検討する主な理由は、以下のサービス変更が挙げられます。まず、2026年3月16日以降の利用分から、ポイント還元率が2.0%から1.5%に引き下げられます。 これは、カードの最大の魅力であった高還元率が低下することを意味し、他の高還元率カードと比較した場合の優位性が薄れる可能性があります。
次に、2025年6月10日以降に発生する年会費から、本カードの年会費が2,200円(税込)から1,650円(税込)に、家族カードの年会費が1,100円(税込)から550円(税込)に変更されます。 年会費は引き下げられるものの、還元率の低下と合わせて考えると、カードの総合的なコストパフォーマンスについて再評価が必要となるでしょう。
また、電子マネーチャージに対するポイント付与が2016年9月16日以降に終了している点も、チャージでポイントを貯めていた方にとっては解約理由の一つとなり得ます。
解約しない方が良いケースとは?
一方で、リクルートカードプラスを解約しない方が良いケースも存在します。最も大きな理由は、やはり年会費が引き下げられる点です。2025年6月10日以降は本カードが1,650円、家族カードが550円となり、以前よりも維持コストが下がります。 また、2026年3月16日以降の還元率1.5%も、年会費無料のカードと比較すれば依然として高い水準です。
特に、リクルートのサービス(じゃらんnet、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティーなど)を頻繁に利用する方にとっては、引き続きポイントを効率的に貯められるメリットがあります。 さらに、最高3,000万円の国内・海外旅行傷害保険が自動付帯している点は、旅行好きの方や出張が多い方にとって大きな安心材料となるでしょう。
これらの付帯サービスを年会費1,650円で利用できると考えれば、解約せずに持ち続ける価値は十分にあると言えます。
解約する前に確認すべきこと

リクルートカードプラスの解約を決める前に、いくつかの重要な確認事項があります。これらを怠ると、思わぬ不利益を被る可能性があるため、慎重に進めることが大切です。
ポイントの使い道と有効期限
リクルートカードプラスを解約しても、貯まっているリクルートポイントやPontaポイントはすぐに失効するわけではありません。しかし、リクルートIDを退会するとポイントは全て無効になってしまうため、カード解約前にポイントを使い切るか、Pontaポイントなど他のポイントに交換しておくことが重要です。
リクルートポイントは、じゃらんnetやホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティーなどのリクルート関連サービスで1ポイント=1円として利用できます。 また、Pontaポイントやdポイントに交換すれば、さらに幅広い店舗やサービスで利用可能です。 Amazon.co.jpでもリクルートIDとAmazonアカウントを連携することでポイントを利用できるため、有効期限が切れる前に計画的に使い道を検討しましょう。
ETCカードや家族カードの扱い
リクルートカードプラスに付帯しているETCカードや家族カードの扱いは、解約時に特に注意が必要です。ETCカードは、本カードを解約すると同時に利用できなくなります。もしETCカードを継続して利用したい場合は、本カードの解約前に別のクレジットカードでETCカードを申し込む必要があります。
家族カードも同様に、本カードの解約に伴い利用停止となります。 家族が引き続きクレジットカードを利用したい場合は、個別に新規カードを申し込むか、別の家族カードを発行するなどの対応が必要です。これらの付帯カードの利用状況を事前に確認し、必要な手続きを済ませておくことで、解約後の不便を避けることができます。
公共料金やサブスクリプションの支払い変更
リクルートカードプラスを公共料金や携帯電話料金、インターネットプロバイダ料金、各種サブスクリプションサービスなどの継続的な支払いに設定している場合は、解約前に必ず支払い方法を変更しておく必要があります。 変更を忘れると、料金の未払いやサービスの停止といったトラブルに繋がりかねません。
各サービスのウェブサイトやカスタマーサポートに連絡し、新しいクレジットカード情報や口座振替への変更手続きを完了させましょう。特に、複数のサービスで利用している場合は、一つずつリストアップして確認し、変更漏れがないように注意深く進めることが大切です。支払い方法の変更には時間がかかる場合もあるため、余裕を持って手続きを開始することをおすすめします。
リクルートカードプラスの解約方法

リクルートカードプラスの解約は、カード発行会社であるJCBに連絡して手続きを進めます。再入会はできないため、解約の意思が固まってから手続きを開始しましょう。
解約手続きの具体的な進め方
リクルートカードプラスの解約手続きは、JCBのインフォメーションセンターに電話で連絡することで進められます。 まず、お手元にリクルートカードプラス本体と、本人確認のための情報(氏名、生年月日、住所など)を用意してください。次に、JCBのウェブサイトで最新のインフォメーションセンターの電話番号を確認し、営業時間内に電話をかけます。
自動音声ガイダンスに従って、カードの解約に関する項目を選択し、オペレーターに繋いでもらいましょう。オペレーターに解約の意思を伝え、必要な情報を提示することで手続きが完了します。解約手続きが完了したら、カードはハサミなどでICチップ部分を裁断し、不正利用されないように処分することが大切です。 また、Apple PayやGoogle Payなどに登録している場合は、ウォレットからもカード情報を削除するのを忘れないようにしましょう。
解約時の注意点
リクルートカードプラスを解約する際には、いくつかの重要な注意点があります。まず、一度解約すると、リクルートカードプラスに再入会することはできません。 これは、新規募集が終了しているため、二度と手に入らないカードとなることを意味します。そのため、解約は慎重な決定が必要です。
次に、解約手続き後も、未払いの利用残高がある場合は引き続き支払い義務が生じます。リボ払いや分割払いを利用している場合は、残高が全て精算されるまで支払いを続ける必要があります。 また、キャンペーンなどで獲得したポイントがまだ加算されていない場合、カードを退会するとポイント加算の対象外となる可能性もあります。
これらの点を十分に理解し、後悔のないように解約手続きを進めることが大切です。
リクルートカードプラス解約後の代替カード候補

リクルートカードプラスを解約した後、その高い還元率や付帯サービスに代わるカードを探すのは自然なことです。ここでは、あなたのニーズに合わせた代替カードの候補を紹介します。
高還元率カードを探している方へ
リクルートカードプラスの最大の魅力であった高還元率を重視する方には、年会費無料のリクルートカード(一般)が有力な候補となります。リクルートカード(一般)は年会費永年無料で、ポイント還元率が1.2%と高水準です。 公共料金の支払いでも還元率が下がらず、電子マネーチャージでもポイントが貯まるため、日常使いで効率的にポイントを貯めたい方におすすめです。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選べ、特にVisa/Mastercardブランドでは楽天EdyやモバイルSuicaへのチャージで1.2%還元されます。 また、JCBカード Wも年会費無料でポイント還元率が1.0%と高く、Amazonやセブン-イレブンなどでの利用でポイントアップの特典があるため、検討する価値があります。
これらのカードは、リクルートカードプラスの還元率には及ばないものの、年会費無料という大きなメリットがあります。
特定のサービスでポイントを貯めたい方へ
特定のサービスで効率的にポイントを貯めたい方には、そのサービスに特化したクレジットカードがおすすめです。例えば、楽天グループのサービスを頻繁に利用する方には「楽天カード」が良いでしょう。楽天市場での買い物でポイント還元率がアップし、楽天ポイントを効率的に貯めることができます。Amazonでの利用が多い方には、Amazon Mastercardも選択肢の一つです。
また、Pontaポイントをメインで貯めている方には、ローソンPontaプラスなどのPonta提携カードも検討に値します。これらのカードは、特定のサービスでの利用に特化することで、リクルートカードプラスとは異なる形で高いポイント還元を実現できる場合があります。ご自身のライフスタイルやよく利用するサービスに合わせて、最適なカードを選びましょう。
よくある質問

リクルートカードプラスの解約に関して、多くの方が抱える疑問にお答えします。
リクルートカードプラスは新規発行できますか?
いいえ、リクルートカードプラスは2016年3月15日をもって新規発行を終了しています。現在、新たに申し込むことはできません。
年会費はかかりますか?
はい、リクルートカードプラスは年会費がかかります。2025年6月10日以降に発生する年会費から、本カードは1,650円(税込)、家族カードは550円(税込)に変更されます。
解約後、Pontaポイントはどうなりますか?
リクルートカードプラスを解約しても、貯まっているリクルートポイントやPontaポイントはすぐに失効しません。ただし、リクルートIDを退会するとポイントは全て無効になるため、カード解約前にポイントを使い切るか、Pontaポイントなど他のポイントに交換しておくことをおすすめします。
リクルートカード(一般)との違いは何ですか?
リクルートカードプラスは年会費がかかり、かつてはポイント還元率2.0%でしたが、2026年3月16日以降は1.5%に変更されます。一方、リクルートカード(一般)は年会費永年無料で、ポイント還元率は1.2%です。また、付帯保険の内容や電子マネーチャージのポイント付与条件も異なります。
解約すると信用情報に影響はありますか?
クレジットカードの解約自体が信用情報に直接的な悪影響を与えることは基本的にはありません。しかし、保有しているクレジットカードの枚数が極端に少なくなったり、利用履歴が短期間でなくなったりすると、今後のクレジットカードやローンの審査に影響が出る可能性もゼロではありません。計画的に解約を進めることが大切です。
まとめ
- リクルートカードプラスは2016年に新規発行を終了した。
- 2025年6月10日から年会費が1,650円に引き下げられる。
- 2026年3月16日からポイント還元率が1.5%に変更される。
- 年会費引き下げ後も高還元率を維持する。
- 国内・海外旅行傷害保険が自動付帯する。
- 解約時はポイントの使い道を確認する。
- ETCカードや家族カードの継続利用を検討する。
- 公共料金などの支払い方法を事前に変更する。
- 解約手続きはJCBインフォメーションセンターへ連絡する。
- 一度解約すると再入会はできない。
- 未払い残高がないか確認してから解約する。
- 代替カードとしてリクルートカード(一般)が候補になる。
- 特定のサービスに特化したカードも検討する。
- 解約が信用情報に直接悪影響を与えることは少ない。
- 今後の利用状況に合わせて慎重に判断することが大切。
