固定電話をかけようとしたら、「プープープー」という音が鳴り続けて繋がらない。そんな経験はありませんか?この聞き慣れない音は、一体何を意味しているのか、どうすれば解決できるのか、不安に感じる方も多いでしょう。ビジネスシーンではもちろん、ご家庭での連絡手段としても、固定電話が使えないのは大変困ります。
本記事では、固定電話が繋がらない際に聞こえる「プープープー」という音の正体から、その原因、そして自分でできる確認・対処法までを詳しく解説します。さらに、自力での解決が難しい場合の問い合わせ先や、よくある疑問にもお答えしますので、ぜひ最後まで読んで、固定電話のトラブルを解決するための参考にしてください。
固定電話が繋がらない「プープープー」音は何を意味するのか?

固定電話をかけたときに聞こえる「プープープー」という音は、一般的に「ビジートーン」または「話中音」と呼ばれます。この音は、相手が電話に出られない状況であることを知らせるサインです。しかし、その具体的な意味は状況によって異なります。
「プープープー」音の主な原因
「プープープー」という音が鳴る原因はいくつか考えられます。主なものを理解することで、トラブル解決への第一歩となります。
- 相手が通話中である
最も一般的な原因は、相手が他の誰かと電話をしている「話し中」の状態であることです。この場合、回線が塞がっているため、電話をかけることができません。 - 相手の電話機の受話器が外れている
相手の電話機の受話器が正しく置かれていない場合も、通話中と同じ扱いになり、「プープープー」という音が鳴ることがあります。 - 回線混雑や障害
一時的な回線の混雑や、電話会社側の通信障害が発生している場合にも、この音が聞こえることがあります。特に光電話やIP電話の場合、インターネット回線の不調が原因となることもあります。 - 電話機や回線の故障
ご自身の電話機本体や、電話回線自体に不具合や故障が発生している可能性も考えられます。ケーブルの断線や機器の故障などが原因で、正常に発信できない状態になっていることもあります。 - 着信拒否設定
稀なケースですが、相手があなたの電話番号を着信拒否設定している場合にも、「プープープー」と鳴って電話が切れることがあります。
音の種類で原因を特定するコツ
「プープープー」という音にも、実はいくつかのパターンがあり、その違いから原因を推測できることがあります。例えば、短い間隔で「プープープー」と鳴る場合は相手が話し中である可能性が高いです。一方、長く途切れずに「プープープー」と鳴り続ける場合は、回線や機器の不具合が疑われます。
また、呼び出し音が全く鳴らずにいきなり「プープープー」と鳴って切れる場合は、着信拒否の可能性も考えられます。 音の長さや鳴り方にも注意を払うことで、より正確な原因特定につながるでしょう。
まず試すべき!固定電話が繋がらない時の簡単な確認・対処法

固定電話が繋がらず「プープープー」という音が聞こえる場合、慌てずにまずはご自身でできる簡単な確認と対処法を試してみましょう。多くの場合、これらの方法で解決することが期待できます。
電話機本体の確認
電話機本体に問題がないかを確認することは、トラブルシューティングの基本です。以下の点を一つずつ確認してみてください。
- 電源が入っているか、受話器が正しく置かれているか
コードレス電話機の場合、親機の電源が入っているか、子機の充電が十分かを確認しましょう。また、受話器が正しく本体に置かれているか、完全にフックから外れていないかを確認してください。受話器が少しでも浮いていると、話し中と認識されることがあります。 - コード類がしっかり接続されているか
電話機と壁のモジュラージャック、またはルーターやONU(光回線終端装置)を繋ぐモジュラーケーブルが、しっかりと奥まで差し込まれているかを確認しましょう。電源ケーブルも同様に、コンセントと電話機・通信機器に確実に接続されているか確認してください。ケーブルが緩んでいたり、抜けていたりすると、電話が繋がらなくなります。 - 別の電話機で試す
もし予備の電話機があれば、それを接続して発信できるか試してみましょう。別の電話機で問題なく通話できる場合は、現在使用している電話機本体の故障が原因である可能性が高いです。 電話機本体の故障であれば、修理や買い替えを検討する必要があります。
回線・ルーターの確認
光電話やIP電話を利用している場合、インターネット回線や関連機器の不具合が原因となることがあります。以下の点を確認してみましょう。
- ルーターやONUの再起動
光電話やIP電話は、インターネット回線を利用しています。そのため、ルーターやONU(光回線終端装置)といった通信機器の一時的な不具合が原因で電話が繋がらなくなることがあります。これらの機器の電源を一度抜き、数分待ってから再度差し込んで再起動を試してみてください。 - 他の電話機やFAXが使えるか確認
オフィスなどで複数の電話機やFAXを使用している場合、他の機器が正常に使えるか確認してみましょう。もし他の機器も使えない場合は、電話回線全体や通信機器に問題がある可能性が高いです。
契約している電話会社(プロバイダ)の障害情報を確認する
ご自身でできる対処法を試しても解決しない場合や、複数の電話機で同じ症状が出る場合は、通信障害が発生している可能性も考えられます。契約している電話会社やプロバイダのウェブサイトで、障害情報やメンテナンス情報を確認してみましょう。
NTT、KDDI、SoftBankなどの大手通信事業者では、大規模な障害が発生した場合、公式サイトで情報を公開しています。障害情報が確認できれば、復旧を待つだけで解決することがほとんどです。
自分で解決できない場合の連絡先と相談方法

上記で紹介した対処法を試しても固定電話が繋がらない場合や、「プープープー」という音が鳴り続ける場合は、専門のサポートセンターに問い合わせる必要があります。適切な窓口に連絡することで、スムーズな解決につながります。
契約している電話会社への問い合わせ
固定電話の契約先によって問い合わせ窓口が異なります。ご自身の契約している電話会社のサポートセンターに連絡しましょう。
- NTT東西
NTT東日本・西日本の固定電話(加入電話、ひかり電話など)をご利用の場合、故障に関する問い合わせは「113」番で24時間受け付けています。携帯電話からもかけることが可能です。 - KDDI(auひかり電話など)
auひかり電話など、KDDIのサービスをご利用の場合は、KDDIのサポート窓口に問い合わせてください。具体的な電話番号は、契約書類やKDDIの公式サイトで確認できます。 - SoftBank(おうちのでんわなど)
SoftBankのおうちのでんわなどをご利用の場合は、SoftBankの専用窓口に問い合わせましょう。こちらも契約書類や公式サイトで連絡先を確認できます。
問い合わせ時に伝えるべき情報
サポートセンターに問い合わせる際は、以下の情報を事前にまとめておくと、スムーズに状況を伝えられ、迅速な対応を期待できます。
- いつから症状が出ているか
「いつから電話が繋がらなくなったのか」「特定の時間帯だけ繋がらないのか」など、具体的な発生時期を伝えましょう。 - どのような音(プープープー)がするか
「プープープー」という音がどのような頻度や長さで鳴るのか、他に異音はないかなど、聞こえる音の状況を詳しく伝えてください。 - 試した対処法
ご自身で試した「電話機の再起動」「ケーブルの差し直し」「ルーターの再起動」などの対処法を具体的に伝えると、重複した確認作業を避けられます。 - 他の電話機やインターネットの状況
「他の電話機は使えるか」「インターネットは正常に利用できるか」など、関連する情報も伝えると、原因の特定に役立ちます。
これらの情報を正確に伝えることで、オペレーターも状況を把握しやすくなり、適切なアドバイスや修理手配につながります。
固定電話の「プープープー」音に関するよくある質問

固定電話のトラブルで「プープープー」という音が聞こえる際、他にも様々な疑問が浮かぶことがあります。ここでは、よくある質問とその回答をまとめました。
- プープープー音と「ツー」という音の違いは何ですか?
- 固定電話の回線が故障しているか確認する方法はありますか?
- 電話機が古いと繋がりにくくなることはありますか?
- 光電話でもプープープー音は発生しますか?
- 停電時に固定電話が使えなくなるのはなぜですか?
プープープー音と「ツー」という音の違いは何ですか?
「プープープー」という音は、主に相手が話し中であることや、回線・機器の不具合など、電話が繋がらない状況を示す「ビジートーン(話中音)」です。 一方、「ツー」という音は、電話をかける準備ができたことを知らせる正常な「発信音(ダイヤルトーン)」です。受話器を上げたときに「ツー」と聞こえれば、少なくとも電話機から回線までは正常に接続されている状態と言えます。
固定電話の回線が故障しているか確認する方法はありますか?
回線が故障しているかを確認するには、いくつか方法があります。まず、電話機本体の確認で紹介したように、別の電話機を接続して試すのが有効です。別の電話機でも繋がらない場合は、回線側の問題である可能性が高まります。 また、光電話の場合は、ONU(光回線終端装置)やルーターのランプの状態を確認することも重要です。
ランプが消灯していたり、異常な点滅をしていたりする場合は、機器や回線に不具合がある可能性があります。 最終的には、契約している電話会社に問い合わせて回線診断を依頼するのが確実な方法です。
電話機が古いと繋がりにくくなることはありますか?
電話機が古いこと自体が直接的に「繋がりにくくなる」というよりは、経年劣化による故障のリスクが高まるという側面があります。 電話機内部の部品の劣化や、コードの断線などが原因で、正常に動作しなくなることがあります。特にビジネスフォンの法定耐用年数は6年とされており、これを超えると不具合が生じやすくなる傾向があります。
もし長年同じ電話機を使用しているのであれば、新しい電話機への交換も検討する価値があるでしょう。
光電話でもプープープー音は発生しますか?
はい、光電話でも「プープープー」音は発生します。光電話はインターネット回線を利用しているため、相手が話し中の場合や、インターネット回線自体に障害が発生している場合、またはルーターやONUの不具合などが原因でこの音が鳴ることがあります。 光電話特有の原因として、ルーターのバージョンアップが必要なケースも報告されています。
停電時に固定電話が使えなくなるのはなぜですか?
停電時に固定電話が使えるかどうかは、回線の種類と電話機のタイプによって異なります。アナログ電話回線(メタル回線)の場合、電話局から電力が供給されるため、電源不要の電話機(黒電話のようなタイプ)であれば停電時でも通話できることがあります。 しかし、光電話やIP電話は、光回線終端装置(ONU)やルーターなどの通信機器が家庭の電源を必要とするため、停電すると利用できなくなります。
コードレス電話やFAX付き電話機など、電源が必要な電話機も停電時には使えなくなることが多いです。
まとめ
- 固定電話で「プープープー」と鳴る音は「ビジートーン」または「話中音」と呼ばれます。
- 主な原因は、相手の話し中、回線混雑、電話機や回線の故障、着信拒否などが考えられます。
- 短い「プープープー」は話し中、長い「プープープー」は回線不具合の可能性が高いです。
- まず、電話機の電源や受話器、ケーブルの接続状況を確認しましょう。
- 予備の電話機があれば、交換して試すことで電話機本体の故障か回線かを切り分けられます。
- 光電話の場合は、ルーターやONUの再起動を試すことが有効です。
- 契約している電話会社(NTT、KDDI、SoftBankなど)の障害情報を確認しましょう。
- 自分で解決できない場合は、契約している電話会社のサポートセンターに問い合わせてください。
- 問い合わせ時には、症状の発生時期、音の状況、試した対処法を具体的に伝えるとスムーズです。
- 「ツー」という音は正常な発信音であり、「プープープー」とは意味が異なります。
- 電話機が古いと経年劣化による故障のリスクが高まります。
- 光電話でもインターネット回線の不調などで「プープープー」音は発生します。
- 停電時は、アナログ回線で電源不要の電話機以外は使えないことが多いです。
- 公衆電話や携帯電話など、代替の連絡手段を確保しておくことが大切です。
- 定期的な機器の確認や、最新の情報を把握する習慣がトラブル回避につながります。
- トラブル発生時は、焦らず冷静に一つずつ原因を特定し、対処することが解決への近道です。
