英語のフレーズ「make sense」は、日常会話やビジネスシーンで頻繁に耳にする表現です。特に「make sense?」と相手から聞かれた際に、どのように返答すれば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。このフレーズの正しい意味やニュアンスを理解し、状況に応じた適切な返し方を身につけることは、スムーズなコミュニケーションのためにとても大切です。
本記事では、「make sense」の基本的な意味から、「make sense?」と聞かれた際の具体的な返答例、さらにはビジネスでの使い方や「understand」との違いまで、詳しく解説します。この記事を読めば、もう「make sense?」と聞かれても困ることはありません。自信を持って英語での会話を楽しめるようになります。
「make sense」の基本的な意味とニュアンス

「make sense」という英語表現は、単に「分かる」という意味合いだけでなく、より深いニュアンスを含んでいます。このフレーズを使いこなすためには、その本質的な意味をしっかりと捉えることが大切です。
「make sense」は「筋が通る」「納得できる」
「make sense」の最も基本的な意味は、「筋が通る」「道理にかなう」「納得できる」といったものです。何かが論理的で、矛盾がなく、理解できる状態を表します。例えば、誰かの説明や提案を聞いて、それが理にかなっていると感じた時に使う表現です。
単に情報を理解しただけでなく、その内容が腑に落ちた、納得がいったという感覚を伝える際に非常に役立ちます。例えば、複雑な状況を説明された後、「That makes sense.」と言えば、「なるほど、そういうことか」「納得がいった」という気持ちを伝えられます。
「なるほど」の相槌としても使える
「make sense」は、相手の話を聞いて「なるほど」「分かった」と相槌を打つ際にもよく使われます。特に「That makes sense.」という形で使われることが多く、相手の意見や説明を理解し、受け入れていることを示す表現です。
この相槌は、相手に「あなたの言っていることは理解できる内容ですよ」という肯定的なメッセージを伝えるため、会話を円滑に進める上で非常に効果的です。相手の話に共感や理解を示したい時に、ぜひ活用してみてください。
「understand」との違いを理解する
「make sense」と「understand」はどちらも「理解する」という意味で使われますが、そのニュアンスには明確な違いがあります。「understand」は、単に情報や内容を頭で把握した、という意味合いが強いです。例えば、指示された内容を覚えた、というような場合に使います。
一方、「make sense」は、その情報や内容が論理的に正しいか、筋が通っているか、納得できるかという点に焦点を当てています。 したがって、「Does that make sense?」と聞かれた場合、相手は単に情報を覚えたかだけでなく、その内容があなたにとって論理的に理解できるものだったかを確認しているのです。
この違いを意識することで、より適切な表現を選べるようになります。
「make sense?」と聞かれたら?状況別の正しい返し方

相手から「make sense?」と聞かれた場合、どのように答えるかは、あなたがどの程度内容を理解しているかによって変わります。ここでは、状況に応じた適切な返答の仕方を具体的に見ていきましょう。
完全に理解できた場合の返答例
相手の説明が完全に理解でき、納得できた場合は、肯定的な返答をしましょう。シンプルに「Yes」と答えるだけでなく、いくつかの表現を使い分けることで、より自然なコミュニケーションが可能です。
- Yes, it makes sense.(はい、理解できました。筋が通っています。)
- Yes, it does.(はい、そうです。)
- That makes sense.(なるほど、納得です。)
- It makes perfect sense.(完璧に理解できました。)
- Everything makes sense now.(全て理解できました。)
- I got it.(分かりました。)
これらの表現を使うことで、あなたが説明内容をしっかり理解し、疑問がないことを相手に明確に伝えられます。特に「It makes perfect sense.」は、完全に納得している様子を強調したい時に効果的です。
部分的に理解できた場合の返答例
説明の一部は理解できたものの、まだ不明な点がある場合は、正直にその旨を伝えましょう。曖昧なままにしておくと、後で誤解が生じる原因となる可能性があります。部分的な理解を伝える表現はいくつかあります。
- Kind of.(なんとなく。)
- Pretty much.(だいたい。)
- I think so.(そうだと思います。)
- Mostly.(ほとんどは。)
- I follow most of it.(ほとんどは理解できています。)
これらの返答の後に、具体的にどの部分がまだ不明なのかを付け加えると、相手もどこを補足説明すれば良いか分かりやすくなります。例えば、「Kind of. Could you explain the last part again?(なんとなくです。最後の部分をもう一度説明していただけますか?)」のように続けると良いでしょう。
理解できなかった場合の丁寧な伝え方
残念ながら説明が全く理解できなかった場合でも、失礼なくその旨を伝える方法があります。相手に不快感を与えず、再説明を促すための丁寧な表現を使いましょう。
- No, it doesn’t.(いいえ、納得できません。)
- I’m not sure I understand completely. Could you explain that part again?(完全には理解していないかもしれません。もう一度その部分を説明していただけますか?)
- I don’t get it.(分かりません。)
- I’m not following.(話についていけません。)
- Could you elaborate on that point?(その点について詳しく説明していただけますか?)
- I’m a little confused.(少し混乱しています。)
特に「I’m not sure I understand completely.」や「I’m a little confused.」は、自分の理解不足を伝える際に、相手のせいではないというニュアンスを含ませられるため、非常に丁寧な表現です。具体的な質問をすることで、より的確な再説明を引き出せるでしょう。
ビジネスシーンで「make sense」を使う際の注意点
ビジネスの場面では、言葉の選び方がより重要になります。「make sense」はビジネスシーンでも使われる表現ですが、その使い方にはいくつかの注意点があります。特に、相手の理解度を確認する際に、どのような表現を選ぶべきかを知っておくことは、円滑な業務遂行につながります。
相手の理解度を確認する丁寧な表現
ビジネスシーンで相手の理解度を確認する際、「Does that make sense?」は非常に便利な表現です。これは、自分の説明が論理的で分かりやすかったか、相手が納得できたかを確認する意図で使われます。
この表現は、相手の理解力を試すような上から目線の印象を与えにくく、むしろ自分の説明が適切だったかを確認する姿勢を示すため、丁寧な印象を与えます。会議やプレゼンテーションの後など、内容が正しく伝わったかを確認したい時に積極的に活用しましょう。
「Do you understand?」を避ける理由
「understand」も「理解する」という意味ですが、ビジネスシーンで「Do you understand?」と尋ねることは、避けるべき場合があります。この表現は、相手に対して「あなたは理解できていますか?」と直接的に問いかけるため、場合によっては相手の理解力を疑っているような、威圧的な印象を与えてしまう可能性があるからです。
特に目上の人や初対面の人に対して使うと、失礼だと受け取られることもあります。自分の説明の分かりやすさを問う「Does that make sense?」の方が、相手への配慮が感じられるため、ビジネスの場ではより推奨される表現と言えるでしょう。
ビジネスで使える「make sense」の言い換え表現
「make sense」以外にも、ビジネスシーンで相手の理解度を確認したり、自分の説明が明確であることを伝えたりする際に使える表現はいくつかあります。状況に応じて使い分けることで、より洗練されたコミュニケーションが可能です。
- Is that clear?(明確ですか?)
- Do you follow?(ついてきていますか?/理解できていますか?)
- Does that explanation work for you?(その説明でよろしいでしょうか?)
- Am I clear?(私の説明は明確でしたか?)
- Is everything clear so far?(ここまでは全て明確でしょうか?)
これらの表現は、相手に質問の機会を与え、不明点を解消するためのオープンな雰囲気を作るのに役立ちます。特に「Do you follow?」は、話の途中で相手がついてきているかを確認するのに便利です。
「make sense」を使ったその他の表現と例文
「make sense」は、疑問文だけでなく、肯定文や否定文でも様々な状況で使われます。これらの使い方をマスターすることで、英語表現の幅が大きく広がります。具体的な例文を通して、それぞれの使い方を見ていきましょう。
肯定文での使い方
肯定文で「make sense」を使う場合、何かが論理的である、納得できる、理解できる、理にかなっている、という意味を伝えます。これは、自分の意見や他者の意見に対して、肯定的な評価を示す際に非常に役立ちます。
- That makes sense.(それは筋が通っていますね。/なるほど。)
- Her explanation made sense to everyone in the meeting.(彼女の説明は会議の全員にとって理解できるものでした。)
- It makes sense to implement the new policy gradually.(新しい方針を段階的に導入するのは理にかなっています。)
- His argument really makes sense if you think about it.(よく考えてみると、彼の主張は本当に理にかなっています。)
これらの例文からわかるように、「make sense」は、物事の妥当性や理解度を肯定的に評価する際に幅広く使えます。特に「That makes sense.」は、日常会話で「なるほど」という相槌として頻繁に登場します。
否定文での使い方
否定文で「make sense」を使うと、何かが論理的ではない、納得できない、意味不明である、理にかなわない、といった意味になります。不合理な状況や理解できない事柄に対して、自分の意見を表明する際に使います。
- It doesn’t make sense to wait any longer.(これ以上待つのは理にかなわない。)
- What he said doesn’t make any sense.(彼が言ったことは全く意味が分かりません。)
- This passage doesn’t make sense.(この一節は意味をなさない。)
- It doesn’t make sense to spend that much money on something so small.(そんなに小さなものに、そんな大金を使うのは理にかなわない。)
否定文の「doesn’t make sense」は、不合理な状況や理解しがたい事柄に対して、自分の疑問や不満を表現する際に非常に便利な表現です。ただし、相手の意見に対して使う場合は、言い方に注意し、丁寧な言葉を選ぶことが大切です。
疑問文での使い方
疑問文で「make sense」を使う場合、主に相手に理解度を確認したり、自分の提案が妥当であるか尋ねたりする際に用います。これは、コミュニケーションにおいて相手との認識のずれをなくすために重要な役割を果たします。
- Does it make sense?(理解できますか?/筋が通っていますか?)
- Does that make sense?(それで意味が分かりますか?/納得できますか?)
- Do I make sense?(私の言っていることは理解できますか?)
これらの疑問文は、自分の説明が相手に正しく伝わっているか、あるいは自分の提案が相手にとって理にかなっているかを確認する際に使われます。特に「Does that make sense?」は、自分の説明の分かりやすさを問う丁寧な質問として、ビジネスシーンでも日常会話でも広く使われています。
よくある質問
- 「make sense」は失礼な表現ですか?
- 「make sense」の類語には何がありますか?
- 「make sense」の反対語は何ですか?
- 「make sense of ~」とはどういう意味ですか?
- カジュアルな場面での「make sense」の使い方は?
「make sense」は失礼な表現ですか?
いいえ、「Does it make sense?」は一般的に失礼な表現ではありません。むしろ、「Do you understand?」よりも丁寧で、自分の説明が分かりやすかったかを確認する意図で使われます。 相手の理解力を試すのではなく、説明の明確さを問うニュアンスがあるため、ビジネスシーンでも安心して使えます。
「make sense」の類語には何がありますか?
「make sense」の類語としては、「understand(理解する)」、「add up(つじつまが合う)」、「see(分かる)」などがあります。 また、「comprehend(完全に理解する)」や「grasp(把握する)」も意味が近い表現です。 状況やニュアンスに応じて使い分けることで、より豊かな表現が可能です。
「make sense」の反対語は何ですか?
「make sense」の反対語は、主に「It doesn’t make sense.」という否定形です。これは「意味をなさない」「理にかなわない」「納得できない」といった意味になります。 他には、「It’s illogical.(非論理的だ)」や「It’s confusing.(混乱する)」といった表現も、反対の意味合いで使えます。
「make sense of ~」とはどういう意味ですか?
「make sense of ~」は、「~を理解する」「~の意味を把握する」という意味で使われます。特に、複雑な情報や状況を整理して、その意味や理由を理解しようとする際に用いられる表現です。 例えば、「I’m trying to make sense of this report.(この報告書を理解しようとしています。
)」のように使います。
カジュアルな場面での「make sense」の使い方は?
カジュアルな場面では、「make sense」は非常に頻繁に使われます。例えば、友達との会話で「That makes sense!(なるほどね!)」と相槌を打ったり、何か説明した後で「Make sense?(分かった?)」と短く尋ねたりすることがあります。 親しい間柄であれば、より簡略化された形で使っても問題ありません。
まとめ
- 「make sense」は「筋が通る」「納得できる」「理解できる」という意味を持つ。
- 「なるほど」という相槌としても頻繁に使われる。
- 「understand」は「頭で把握する」のに対し、「make sense」は「論理的に納得する」という違いがある。
- 「make sense?」と聞かれたら、理解度に応じて適切な返答を選ぶ。
- 完全に理解した場合は「Yes, it makes sense.」「I got it.」などと答える。
- 部分的に理解した場合は「Kind of.」「Pretty much.」などと伝える。
- 理解できなかった場合は「I’m not sure I understand completely.」など丁寧な表現を使う。
- ビジネスシーンでは「Does that make sense?」は丁寧な表現として推奨される。
- 「Do you understand?」は相手に威圧的な印象を与える可能性があるため避けるのが賢明。
- ビジネスでの言い換え表現として「Is that clear?」「Do you follow?」などがある。
- 肯定文では「That makes sense.」、否定文では「It doesn’t make sense.」と使う。
- 「make sense」の類語には「understand」「add up」などがある。
- 「make sense」の反対語は「It doesn’t make sense.」である。
- 「make sense of ~」は「~を理解する」「~の意味を把握する」という意味。
- カジュアルな場面でも「Make sense?」や「That makes sense!」はよく使われる。
